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【京都検定学習帖】#24 公式テキスト 寺院(4)*

では、15時になりましたので、昨日の問題の解答です。

テキスト・発展問題

1.(智積院):真言宗智山派総本山、大日如来
★慶長5年(1600)、徳川家康が紀州根来寺の(玄宥僧正)に根来寺再興の許可を与え、坊舎行動を建立したことに始まる
★再興の地は、豊臣秀吉の長男棄丸(鶴松)を供養するために建てた(祥雲禅寺)である。
★国宝「桜楓図」は、楓図が長谷川等伯作とされるが、桜図を描いたとされる人物は 【長谷川久蔵】
☆境内の明王殿(不動堂)はどこの建物を移築したものか 【大雲院本堂】
2.(六波羅蜜寺):十一面観音、空也、令和館
★上記寺院は、空也が鴨川東岸に一堂を建て(西光寺)としたのに始まる
★本尊の十一面観音立像は誰の作と伝えられているか 【空也】
★京都に疫病が流行した折、空也上人が薬茶をふるまったことに始まり、村上天皇も服したことからそう呼ばれる正月3日間限定の行事は 【皇服茶】
★寺宝 空也上人立像の作者である仏師運慶の四男は 【康勝】
★都七福神まいりでの札所本尊は 【弁財天】
3.(因幡堂):高倉天皇、日本三如来、がん封じ
☆上記寺院の正門がこの通りに面していたが、常に閉ざされていたことから付いた通り名は 【不明門通】
4.(勧修寺):真言宗山階派大本山、醍醐天皇
★上記寺院は、醍醐天皇が、生母・藤原胤子追善のために、外祖父・(宮道弥益)邸宅を寺に改めたのが始まり
★現在は睡蓮の名所として知られ、平安時代の作庭と伝えられる、庭園の中心をなす池の名は 【氷室の池】
☆書院次の間に描かれている「近江八景図」の作者は 【土佐光起】
☆書院上段の間に描かれている「竜田川紅葉図」の作者は 【土佐光成】
5.(随心院):牛皮山、小野門跡
★上記寺院の本尊は 【如意輪観音】
★上記寺院は、(仁海)が当地に牛皮曼荼羅を祀って曼荼羅寺を創始したのに始まる
★寺宝である重要文化財 金剛薩埵坐像の作者は 【快慶】
★小野小町と深草少将の百夜通いの悲恋伝説をテーマにした今様を踊る、薄紅色を指す日本の古語を呼び名とした行事は 【はねず踊り】
6.(東寺):八幡山、空海、五重塔
★上記寺院の正式名称は 【教王護国寺】
★空海が庶民教育や各種学芸の綜合的教育を目的に、藤原三守から譲り受けた京都の左京九条の邸宅に設置した学校の名は 【綜芸種智院】
★空海没後、一時荒廃した上記寺院を後白河法皇の意を得て再興の着手した人物は 【文覚】
★創建時の規模を踏襲した大型仏堂である近藤を造営した人物は 【豊臣秀頼】
★もとは弘法大師の住房とされ、寝殿造りの面影を伝える数少ない遺構である国宝建築物は 【御影堂(大師堂)】
★もとは平安京の羅城門楼上に安置されたと伝える像の名は 【兜跋毘沙門天像】
★都七福神まいりでの札所本尊は 【毘沙門天】
7.(観智院):東寺子院、五大虚空蔵菩薩
★客殿床の間の『鷲の図』や襖絵の『竹林図』の作者は 【宮本武蔵】
☆上記寺院に面する平安時代以来そのままの幅で残っている京都市内ただひとつの小路の名は 【櫛笥小路】
8.(祇王寺):大日如来、念仏房良鎮、平家物語
9.(高山寺):世界遺産、栂尾山、鳥獣人物戯画
★建永元年(1206)、後鳥羽上皇から上記寺院を賜って再興した人物は 【明恵上人】
★寛永十一年(1634)に(仁和寺)の御堂を移して金堂を再建した
★後鳥羽上皇の学問所を下賜されたものと伝え、明恵の住房跡とも伝える国宝建築物は 【石水院】
10.(広隆寺):聖徳太子、秦河勝、蜂岡寺
★火災により伽藍が焼失した上記寺院を、承和三年(836)に中興の祖とする(道昌)が再興に着手した
★聖徳太子が建てた楓野別宮が起こったとされるところに建ち、法隆寺夢殿と同じ八角円堂の国宝建築物は 【桂宮院本堂】
★飛鳥時代を代表する仏像で日本国宝第一号に指定された仏像は 【弥勒菩薩半跏思惟像】
★上記仏像を「人間実存の最高の姿」と激賞したドイツ人哲学者は 【カール・ヤスパース】
11.(西明寺):槇尾山、智泉、桂昌院
12.(神護寺):和気清麻呂、空海、伝源頼朝像
★上記寺院の再興に着手した人物は 【文覚】
★細川忠興の寄進により再建された大師堂は別名何と呼ばれているか 【弘法大師の納涼房】
★上記寺院が所蔵する現存最古の両界曼荼羅図とは 【高雄曼荼羅】
★空海が上記寺院の前身である高雄山寺で灌頂の儀式を行った際の受者の空海自筆の名簿とは 【灌頂暦名】
☆上記寺院の金堂、多宝塔、龍王堂を寄進した人物は 【山口玄洞】
13.(大覚寺):嵯峨天皇、大沢池
★上記寺院の山号、開山は 【嵯峨山】 【恒寂法親王】
★正寝殿の狭屋の間の障壁画「野兎図」の作者は 【渡辺始興】
★名古曽の滝を「滝の音はたえて久しくなりぬれど名こそ流れて尚聞こえけれ」と詠った人物は 【藤原公任】
14.(仁和寺):世界遺産、宇多天皇、五重塔
★国宝の金堂は慶長十八年(1613)造営の(内裏紫宸殿)を寛永年間の再興時に移築したもの
★尾形光琳の屋敷から移築した茶室は 【遼廓亭】
★光格天皇遺愛とされる茶室は 【飛濤亭】
★貞享元年(1684)の『雍州府志』には「今御室清水為一双」、享保3年(1718)の貝原益軒の『京城勝覧』には「春は此御境内の奥に八重ざくら多し。洛中洛外にて第一とす」と絶賛された、境内に咲く八重咲の桜の名は 【御室桜】
★四国八十八ヵ所霊場を縮小した巡拝コースがある山は 【成就山】


豆知識

<京都三弘法>
東寺
仁和寺
神光院(テキスト外)

◇神光院について
本尊は弘法大師(空海)像で、「厄除け大師」として信仰されている。地元では「西賀茂の弘法さん」の愛称で親しまれる。毎年7月下旬には、空海がキュウリに疫病を封じて病気平癒を祈願したことにちなみ、厄病除けの祈祷「きゅうり封じ」(きうり加持)が行われる。

<後七日御修法>
毎年正月8日から14日まで東寺で行われる、玉体安穏・鎮護国家・五穀豊穣・万民豊楽を祈る法会。
元来は宮中真言院で行われた宮中行事で、空海の奏上によって承和2年(835年)に始められた。
現在は勅使を迎え東寺の灌頂院で十八本山が一堂に会する真言宗最高の法儀として執り行われている。

さいごに

明日は、北野天満宮では天神市が催されますが、年中行事の「梅花祭」も斎行されます。
◇梅花祭とは
菅公の祥月命日に行われる祭典で、約900年の歴史があります。お米を蒸して大小二つの台に盛った「大飯」「小飯」や白梅・紅梅の小枝を挿した「紙立(こうだて)」という特殊な神饌を供え、菅公の御遺徳をしのびます。授与所では「紙立」に用いた玄米を「厄除玄米」として授与しています。

京都検定の勉強においては机上学習も大切ですが、実地で、生で見るというのも大切です。
お時間がある方は、ぜひ実際に見てみると良いと思います。

本noteは皆さんの京都検定合格を応援します!!
一緒に京都検定合格を目指しましょう。

仁和寺五重塔

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