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【京都検定】第59回京の冬の旅③ 練習問題付き


洛西エリア

鹿苑寺(金閣寺)方丈

★相国寺山外塔頭、夢窓疎石を勧請開山とする
★舎利殿(金閣)、鏡湖池、九山八海石、金森宗和好みの茶室夕佳亭
★方丈本尊 聖観世音菩薩像、脇侍 梵天増、帝釈天増
★狩野外記(寿石敦信)作の「香山九老図」「仙人高士図」
★日本画家 石踊達哉氏、森田りえ子氏作の杉戸絵
★相阿弥作と伝わる枯山水庭園、陸舟の松、後水尾天皇お手植えの侘助椿


龍安寺仏殿・西の庭

★細川勝元が妙心寺の義天玄承を招いて創建
★石庭の別名「虎の子渡しの庭」
★仏殿は昭和56年再建、武藤彰氏による「下り龍」
★西の庭には細川勝元を祀る細川廟が立つ
★茶室「蔵六庵」、徳川光圀寄進の「知足の蹲踞」
★狩野洞雲(益信)筆「龍頭龍尾図」、細川護熙氏奉納「雲龍図」


仁和寺経蔵・五重塔

★真言宗御室派総本山、宇多天皇創建、御室御所、門跡寺院
★五重塔は各層の屋根の大きさがほぼ同じ
★経蔵は、江戸時代の「天海版一切経」を収めた八角輪蔵


天龍寺祥雲閣・甘雨亭

★天龍寺は、嵯峨天皇皇后・橘嘉智子(檀林皇后)開創の檀林寺があり、のちに後嵯峨上皇、亀山上皇が離宮・亀山殿を営んだ場所
★足利尊氏が夢窓疎石を開山に迎え創建。曹源池庭園は夢窓疎石の作庭
★祥雲閣は表千家の名席「残月亭」の写しの広間の茶室
★甘雨亭は裏千家十四代家元淡々斎の命名による五畳半台目の茶室


練習問題 第59回京の冬の旅③

  1. 鹿苑寺は夢窓疎石を勧請開山とする(   )の山外塔頭

  2. 金閣の初層は(   )、二層目は(   )、三層目は(   )

  3. 境内にある茶室夕佳亭は誰好みの茶室か

  4. 龍安寺方丈庭園「石庭」の別名は

  5. 茶室「蔵六庵」の前にある徳川光圀が寄進した手水鉢の名は

  6. 仁和寺を創建した人物は

  7. 春、仁和寺境内に咲く遅咲きの桜の名は

  8. 仁和寺金堂は寛永年間の再興時にどこから建物を移築したものか

  9. 天龍寺は足利尊氏が誰の冥福を祈るため夢窓疎石を招いて創建したか

  10. 曹源池庭園は遠景の(    )と近景の(   )を借景としている


解答 第59回京の冬の旅②

  1. 六角堂(頂法寺)の寺号は【紫雲山

  2. 平安京造営の際、お堂の位置が道筋あたるので勅氏が祈ると、六角堂自らが北へ退いたという伝説が残る、京都の中心に位置するといわれる石の名は【へそ石

  3. 鎌倉時代初期、六角堂へ100日算参籠し夢のお告げによりある宗派の開宗の契機を得られたとされる人物は【親鸞

  4. その人物が開宗したのは何宗【浄土真宗

  5. 平等寺の薬師如来、信州善光寺の阿弥陀如来とともに日本三如来のひとつと釈迦如来を安置する京都の寺院は 【清凉寺

  6. 「平等寺」の名は( 高倉 )天皇から下賜された

  7. 本堂裏側の「仁王図」の作者で京都府画学校の教員も務めていた人物は 【鈴木松年

  8. 地蔵院門前の通りは【一条通

  9. 地蔵院境内に墓がある与謝蕪村の師である俳人は【早野巴人

  10. 五色八重散椿の花弁がひとひらずつ散る様が美しく「椿寺の椿の花は散りてこそ」と詠んだ俳人は 【正岡子規

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