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【京都歳時記】美山かやぶきの里 雪灯籠
京都府南丹市美山町は日本の原風景を思わせるかやぶき屋根の民家が40軒近く残る里。京都市内では感じられないあるがままの自然、四季のあり方を体験できます。
中でも「美山かやぶきの里雪灯廊」は、毎年の冬の美山かやぶきの里の風物詩ともいうべき幻想的なイベントです。
美山かやぶきの里 雪灯籠とは
雪深い地域の特性を生かして行われる雪灯籠は、冬の美山観光を代表する行事です。約20軒のかやぶき民家がライトアップされるほか、何百基もの灯籠が並べられ、雪深く染まった里の情景が幻想的に浮かび上がります。今では路地行燈やLED灯籠も加わり、夜のかやぶきの里を幻想的な光で包み込みます。
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参加者はその風景とともに、好きな形に雪を固めてロウソクの火をともす「雪灯籠づくり」などを楽しめます。地元の方が運営する屋台も必見。美山で獲れた鹿や猪を使った肉まんやコロッケは、いつもと違った美味しさで、舌を楽しませてくれます。初日と最終日には日本舞踊の奉納があるなど、この特別な風景を一目見ようと期間中はおよそ3000人もの人が訪れます。
美山かやぶきの里
京都府南丹市美山町の北集落「かやぶきの里」は、京都市と小浜市の中間に位置します。集落を東西に渡り、鯖街道と呼ばれる街道が通ります。
ここには、約220年前(江戸時代)〜 150年前(明治時代)に建てられた茅葺き屋根の家屋が多く残され、今も、50戸ある家屋のうち39棟が茅葺き屋根です。
主屋は南向きに、由良川の流れに平行するように配置され、「北山型民家」と言われる民家の特徴は、間取りが田の字型、壁や戸が木造り、上げ庭と言われる土間であることです。
伝統的技法による建築物群を含めた歴史的景観の保存度が高く評価され、北集落は1993年12月8日に、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
以降、「かやぶきの里保存会」や「有限会社 かやぶきの里」が集落の住民により組織され、歴史的景観の維持管理、住民生活の保全が行われています。
雪灯籠概要
開催日時:2025年1月25日(土)~2月1日(土)
イベント
かやぶきの里ライトアップ:毎日開催
あったか屋台:毎日14時~19時半
雪灯籠つくり体験:毎日15時半~19時半(今年度は中止)
冬の打ち上げ花火:2025年1月29日(水)18時半~
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アクセス
場所:京都府南丹市美山町北
交通:JR山陰本線「日吉駅」から南丹市営バスで約1時間、「北(かやぶきの里)」下車
駐車場:全日程全車両事前予約制
※公共交通機関のみを用いた日帰りでのご来場は最終バスの時間にご注意ください。