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【京都歳時記】六波羅蜜寺 空也踊躍念仏

空也踊躍念仏(重要無形民俗文化財)

天暦五年(951年)、京に疫病が流行した際、空也上人が救済を願って始めた念仏を起源とし、800年にわたり秘儀とされてきた行事で、「かくれ念仏」ともいわれる。念仏を弾圧されていた時代に、密かに行うために使われた「南無阿弥陀仏」の隠語「モーダーナンマイトー」と唱える様子が特徴的です。
期間中毎日、日暮れ時から念仏踊りが奉納されます。

期間:12月13日~31日(12月31日は非公開)
住所:京都市東山区五条通大和大路上ル東
アクセス:京阪電鉄清水五条下車 徒歩7分
HP:https://rokuhara.or.jp/

六波羅蜜寺

山号:補陀落山
宗派:真言宗智山派
本尊:十一面観音立像(国宝)
創建:応和3年(963年)
開山:空也
開基:村上天皇
札所等:西国三十三所第17番、洛陽三十三所観音霊場第15番、都七福神(弁財天)

歴史(はじまり)

応和3年(963年)に空也が鴨川の東岸に一堂を建て、西光寺としたのに始まる。貞元2年(977年)に中信が入寺して現称となり、天台宗の別院となった。応仁・文明の乱で本堂以外の堂塔が焼失したが、永正年間(1504~1521年)に秘仏開帳などにより勧請をすすめて再建し、文禄4年(1595年)に真言宗となった。

文化財

国宝:十一面観音立像
重要文化財:本堂
      木造空也上人立像(運慶の四男・康勝の作)
      木造僧形坐像(伝・平清盛像)
      運慶・湛慶坐像、他多数

阿古屋塚
木造僧形坐像(伝・平清盛像)
木造空也上人立像

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