炭坑のお仕事その②現場までの行き方
クリスマスが終わってもう年末ですね
旅行とか諦めた方も結構いるのかな?
お家ことバタバタやってて忙しいのかな?
サービス業や販売のお仕事の方はみなさんの笑顔の為に頑張ってくれてるのかな?
のほほんとそんなことを考えてすごしてるひまぞーです
(*^^*)こんにちは
さて前回のノートから突然始まった炭坑のお仕事シリーズ
2回目です
炭坑ならではなこと今日もさっそく書いていきます
今回は作業場までの行き方
まず釧路太平洋炭坑は山を掘る炭坑ではありません
地上から海の下を掘ってる炭坑です
炭坑の入口を入ると
まず長ーーーーーい直線の下り坂になっています
もちろん直線の先なんて真っ暗で見えません
地獄の入口にいるような感覚です
そこに列車が停止しています
何両あったのかな?10両編成くらいだったと思います
列車と言ってもみなさんが普段見る電車とはまるで違います
優雅に足を伸ばす広さなんか無く
中腰で天井に頭があたる高さ
隣の人と腕がピッタリくっつくスペースです
乗り込むとアルミのシャッターをガラガラ降ろして準備完了
出発
この列車は防音機能は全くついていません
ガガガ!ゴゴゴゴゴ!ガガガ!ゴゴゴゴゴ!
車輪がレールを走る衝撃
振動が直で列車に伝わりとてつもない轟音です
ピッタリくっついてる隣の人と会話も不可能です
そんな列車ですが
なんと先頭に運転席はありません
というか運転手は乗っていません
今では運転が無人の電車ってありますが
あんなハイテクなものではありません
この列車…どうやって動いているかというと
太いワイヤーが最後尾に付いていて
ワイヤーを緩めれば下り坂だから降りていく
ワイヤーを巻けば登っていく
実に単純!シンプルイズベスト!
この列車が出勤と退勤の時間に動きます
乗り遅れたら帰れません(そんなことはなかったですが)
なので炭坑は残業はありませんでした
この列車は途中何度か停車します
駅のようなものですね
炭坑の穴は蟻の巣のようにいろんな方向に穴が広がっています
直線の列車を降りた後はそれぞれ自分の作業場に向かうわけですが
現場によってはそこからまた乗り物に乗る場合もあります
良く覚えている物は人用のベルトコンベア
安全装置なんてあって無いようなもので
荷物(特に紐状の物)や衣類がローラーに巻き込まれないか細心の注意が必要です
あともう一つ
場所によっては人の足ではやや登るのが困難な坂道があったりします
こういう所にはワイヤーが自転車のチェーンのようにグルグル回っている装置があります
そのワイヤーに金属のスティックを引っ掛け
ワイヤーに引っ張ってもらいながら歩きます
(説明が難しいな…想像できないですよね…)
そんないろんな乗り物に乗って現場に向かいます
過酷と思うか冒険気分に感じるかは
人のそれぞれです😄