見出し画像

🎍嶋原太夫 餅つき会🎍

嶋原の年末行事「餅つき会」。
約300年間、京都の花街・嶋原で行われていた年末行事です。
現在の嶋原は置き屋と揚げ屋が1軒ずつで、もう歌舞練場ありません。

その行事を末廣屋さんが2001年に復活。

今回はその行事の様子をご紹介いたします。

最初はホテルの前で太夫道中が行われます。

3階のローズの間に移動!

舞「いにしえ」

最初は顔見せの儀式「かしの式」。
そして太夫だけが舞う舞「いにしえ」。

美味しいお酒が振る舞われ、乾杯!
もっと飲みたかったですが、私、この1杯ですぐ酔って真っ赤になりました。

乾杯

禿による舞「絵日傘」。
唯ちゃん、月乃ちゃん、柚羽ちゃんの3名です。

禿による舞「絵日傘」

続きまして禿を卒業して、少女(しょうめ)になったお姉さんたちの舞が披露されます。
曲は「祇園小唄」。
(舞妓さんの花街では総踊りでよく見る曲です。いつか「嶋原小唄」が出来ますように…祈)

舞台の後で太夫がとっても褒めてました。そのくらい良い舞です✨
(ちなみに新年会でも禿ちゃんや少女が出てくる舞台があります。ご興味がある方は末廣屋さんにご連絡ください。)

舞は琴乃さん、美羽さん、里音さん。

少女(しょうめ)による舞「祇園小唄」

本来はここで、お餅つきや餅丸めを太夫さんたちが行います。
2022年はエアー餅つき&写真撮影に変更。

左上はカメラマン佐々木。やっと参加出来て満面の笑み。

次は伝統芸能の舞台!
千本閻魔堂大念仏狂言「舌切り雀」。
この時は少女と禿も雀に変身。
雀たちは舞台中を飛び回り、洗濯糊を全部たいらげてしまいます。
お婆さんは糊を食べないようにと雀の舌を切ってしまいます。
セリフも一部、嶋原Verになっており、普段と違う楽しさがありました。

千本閻魔堂大念仏狂言「舌切り雀」

ホテルの美味しい料理に舌鼓を打っていると、抽選会が始まりました。
新鮮なお野菜、お米、お酒、ホテルの宿泊などのプレゼントがどんどん出てきます。

私は「万天」さんのお食事券をGET!
カメラマン仲間で当たったので、また写真談義に花が咲きそうです。

毎年12月クリスマスごろ
日航プリンセス京都 13:00〜
ホテル前太夫道中(無料) 13:30〜  

◆島原太夫とは◆
宮中で舞や琴、茶道などを披露する芸に秀でた傾城(けいせい)に与えられた称号「太夫」。
新選組もお座敷に通っていた京都の島原には現在、太夫さんはたった4名。
太夫さんが行っている年間行事も舞妓さんに切り替わっているところもあります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?