見出し画像

「京都キタ短編文学賞」~執筆のヒント~ #01 北区を知る

 突如始まりました。現在実施中の「第3回 京都キタ短編文学賞」の関連した職員Fによる連載企画!!(何回続くかわかりませんが)
 
 この連載を通じて、応募を検討されている方のヒントになればと思いますし、北区の魅力をより多くの方に知ってもらいたいなぁと。


「第1回 京都キタ短編文学賞」と「第2回 京都キタ短編文学賞」の振り返り

 さて、令和4年度より実施しました「京都キタ短編文学賞」。
 令和4年度は265作品。令和5年度は195作品も全国から北区を舞台にした短編小説を応募いただきました。
 沢山の作品をご応募いただいた中、作品の舞台に選ばれる場所というのもある程度傾向が見えてまいりました。


歴代応募作品に見る、北区の舞台

 総数460作品の中から主要な北区の舞台をご紹介(順不同)。

  • 上賀茂神社

  • 今宮神社

  • 大徳寺

  • 建勲神社

  • 金閣寺

  • 船岡山

  • 船岡温泉

  • あぶり餅

 こんなところでしょうか。当区としては、船岡山周辺の地域活性化を狙った事業として、この「京都キタ短編文学賞」を実施していますので、上述のスポットは凡そ船岡山周辺エリアに位置しており、区役所としては、大変ありがたいのですが・・・。北区全体で見ると偏りがあるとともに、北区内では著名な場所やモノが作品の舞台に選ばれる傾向ですよね(まあ、そら当然なんですが)。

 もちろん、その他の場所も作品の舞台として登場していますよ。そこらへんは歴代受賞作品をご覧いただければと・・・。


「第1回 京都キタ短編文学賞」最終選考ノミネート作品のデジタルブック

「第2回 京都キタ短編文学賞」受賞作品のデジタルブック


 観光情報誌やインターネットで、それほど上位に出てこない北区の場所などの魅力も多くの方に知ってもらいたいですし、応募作品を選考いただく一次選考委員や最終選考委員、そして受賞作品が世に出た時に、「これまた凄い場所を選んだな」と読み手を唸らせる場所を舞台にした作品があっても良いのでは。というのがこの連載の狙いでもあります。

 それでは記念すべき第1回目については、まず「北区」を知ってみましょう。


「北区」って?

 北区役所では、「北区は、京都市の北西に位置し、賀茂川の清流や北山杉の山並みなど美しく豊かな自然に恵まれています・・・」と北区を紹介する時のテンプレのような紹介文を多用しているのですが、

京都市の地図の中で北区はどこでしょうか?
うーん。確かに「北西」といえば「北西」か!?

 京都市全体で、827.83平方キロメートルで、東京ドーム約17,705個分。
 そして、北区はというと、94.88平方キロメートルで、東京ドーム約2,029個分。
 もはや東京ドームの個数で広さを表現するには良くわからん面積なのですが、担当Fの憧れの表現でしたので、ご勘弁を・・・。
 これだけ広大な土地ですが、なんと、その4分の3程度が山林地です。

 1889年(明治22年)に京都市が誕生した時、北区はありませんでした(当時は、「上京区」と「下京区」しかない)。
 その後、市街地の開発が進み、1955年(昭和30年)に「上京区」から分区し、「北区」が生まれ、現在に至ります。
 なお、2025年(令和7年)は北区制誕生70周年です!皆さん応援よろしくお願いしますm(_ _)m

 さて、この広大な区域では、小学校区を単位基準として構築されてきた18学区の地域で構成されており、それぞれに魅力的な場所やモノなどがあります。
 次回からは、それぞれの学区の魅力について、当方の独断と偏見でご紹介していきたいと思います。


 「第3回 京都キタ短編文学賞」は現在、北区を舞台にした短編作品と応募作品を選考いただく一次選考委員を絶賛募集中です。
 作品募集は令和6年10月15日(火)まで
 一次選考委員の募集は令和6年9月15日(日)まで
 
 それぞれの詳細は北区役所のホームページをご覧ください。


いいなと思ったら応援しよう!