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第2回 京都キタ短編文学賞 受賞者の声(Vol.3 ひぐち紀さん)
こんにちは。北区役所です。
現在、絶賛実施中の「第3回 京都キタ短編文学賞」!
こちらでは、昨年度に実施しました「第2回 京都キタ短編文学賞」の受賞者の方から、現在、応募に向け、ご執筆又は応募を迷われている皆さまに応援メッセージをいただきましたので、ご紹介していきます。
是非、ご執筆の参考にしていただければと存じます。
3回目ですが、「五十一枚の写真展」で一般部門船岡山賞を受賞されました「ひぐち紀」さんのコメントをご紹介していきます。
作品はこちらから→ 「五十一枚の写真展(ひぐち紀著)」
作品を執筆する中で、苦慮された点について
「短編小説」という分野で執筆するのは、初めての体験でした。それゆえ、京都北区の美しい自然を縦糸に家族愛を横糸にという織物的イメージは決まったのですが、ストーリーラインの歪みや不自然さの修正などに苦慮しました。提出まで何度も見直したのですが、作品集にしてくださる事前段階でも不要な用語の繰り返しや漢字の誤変換などに気づき、もっと提出前の吟味が必要だったと反省しました。
作品の舞台又は題材を決められた経過や理由
京都北区を訪れたのは、約50年前に一度きり。そのため、舞台となる北区の地図や情報誌をもとに行ったことのある名所を辿るところから始めました。京町家を訪れてみたいなと旅の想像をしつつ、インターネットを検索しているときに見た、町家カフェや町家ギャラリーの白い壁をヒントに、「五十一枚の写真展」という題を先に決めました。
「第3回 京都キタ短編文学賞」応募者の方々へ
日々楽しく書いた作品が認められ、活字になって誰かのもとに届くというのは、とても大きな喜びです。また、たとえ入選しなくても、自分がストーリーの中で取り上げた京都北区の場所を訪れることは、新たな旅の楽しみになります。自分を励ましながら、ぜひ、最後まで書き上げてください。
ひぐち紀さん、この度はコメントをいただきありがとうございました。
今後も他の受賞者の皆さんからのコメントを紹介していきますので、お楽しみに!