骨董市で着物を買う
京都では月二回、大きな骨董市が開かれます。
21日に東寺で開かれる弘法市と、25日に北野天満宮で開かれる天神市です。
京都だけでなく、近隣の県からも多数出店されており、骨董、着物、手作り品、屋台、などなどいろいろなお店がずら~っと境内やその周辺に並び立ちます。
こちらは弘法市の様子。ここ数年で外国人の方もすごく増えました。
境内中に露店が出るので、圧巻です。全部をゆっくり見て回ろうと思ったら、4時間くらいかかるんじゃないでしょうか。
時間帯は朝の7時くらいから、午後3時ころには店じまいをされるので、午前中に行くのがおすすめです。
有料拝観エリアにはもちろんお店は出ていませんので、ゆっくり有名な仏像を拝むこともできます。
私は個人的にはここ東寺の金堂にいらっしゃる日光・月光菩薩様が好きです。
また、2月の北野天満宮は梅も有名で、境内の梅園もみごたえがあります。
骨董市のいいところは、いいものが安くで買えるということ。それにお店の方と会話しながら、ねぎってみたり、コミュニケーションが楽しいです。
今回は天神市で店のレンタル用にできそうな着物をいくつか買いました。
ペパーミントグリーン地の、かわいいお振袖。枝垂れ桜の柄で、金彩がほどこされています。「寛斎」の落款があったので、山本寛斎さんの振袖のようです。
夏の色無地と、袷の付下げ、梅柄の小紋。格安で購入。
なんと、色無地と付下げは仕付け糸がついていました!仕付け糸がついているっとことは、誰もまだ袖を通していないということ。
時折「いいの?この値段で」という破格で出ています。
着物を始めたいな、自分でもいろいろと揃えたい!という方に、骨董市や、古着屋さんは便利ですよね。
あつらえたら何万、何十万とするものが、古着だったら千円くらいからあります。
それに昔の柄や、色合い、生地の風合いが好き!という人にはむしろ新品のものより価値のあるものですよね。
しっかりポイントを押さえれば本当に着物好きにはたまらない古着、活用して賢い着物ライフを送りたいと思います。
その「ポイント」は今度またnoteに書きますね。