2年前、医師会はまともだった新型コロナが流行りだして、はや2年たった。 流行っているというより、から騒いでいるといった感じだけど。 幽霊の正体見たり枯れ尾花。 もうオミクロンは完全に弱毒化し、諸外国は次のステップに向けて早速舵を切り始めている。 英国、デンマーク、アイルランド。規制を続々撤廃。 アメリカも州によってはコロナを忘れだしている。 日本は何やってるのか。 せっかく交差免疫というファクターXのおかげで被害が極端に少なかったというのに。 今回のコロナ騒動で医師会の
「よく考えて ほんとにこれでいいの?」 きみの言葉は ぼくを変える ほんのささいな怠惰と とても小さな悪意が いつのまにか降り積もり きれいな水が濁った とてもここには住めやしない 窒息してもがいている 誰が悪いとかじゃなくて ほんとのことを聞きたい よく考えて きみの言葉は 誰かを傷つけるナイフにもなる いってしまったあの子に 言えずじまいの言葉が そこここにゆらいでいる いつか歌になれるかな 電話やメールやテレビや よけいなおしゃべりの 洪水から抜け出して 探しにい
始まりはステージ衣装今からもう10年以上前のことです。 着物関係の仕事に携わる前、私は音楽活動をしていました。 京都を中心に、関西や九州、関東のライブハウスを回ったりしながら、アングラで活動するバンドです。 童謡系プログレッシブロックとかなんとか言われていましたが、女子三人で重たい荷物を担ぎながらライブハウスで演奏していました。 当時女性三人組のバンドというと、かわいらしいものと思われがちでしたが、時には幼い子供が泣いてしまうようなちょっとおろどおどろしいようなテイス
美しさというのは、時代によってどんどん変化しています。 洋服も新しいものが毎年出て、10年前にかっこよかったものは今ではもう時代遅れ。 着物の柄にも一応流行はあるけれど、まだ移り変わりはゆったりかもしれません。 そしてさらに気にも留められないほどゆっくりゆっくりと変わっている、「着付け」。 「着付け」が昔に比べてかなり変わっているということは、実はあまり知られていないことなのではないでしょうか。 100年前の着付けと今の着付けが違うこと着付け師という仕事柄、そして着物
今日は旧暦8月15日。中秋の名月です。 といっても京都は雨のち曇り・・・。夜までに晴れるのでしょうか。 今日は単衣着物に稲穂柄の半幅帯。 すすきがあればよかったんだけどな~と思いますが、ないので代わりに稲穂です。 着物や帯の柄って、奈良時代からあるような正倉院文様とか、よく見かける格子、千鳥格子、麻の葉などの庶民的な幾何学模様や、すすきや桜や椿といった季節を感じるものなどさまざまです。見出しの写真の着物は折り紙の鶴の柄。かわいいですよね。 シンプルな柄も洋服感覚で楽
こんにちは。 京都で着付師をしている小松英恵です。 前回は骨董市で着物を買う前にチェックしておいたほうがいいことについて記事を書きました。 今回は実際に買いに行くときの話。かわいい着物を安価に手に入れて着物ライフを楽しみたい方、参考にしてみてください。 ねらい目は朝骨董市の朝は早いです。 だいたい業者さんが買い付けに来るのが7時台から8時台くらい。 まだお店を準備中のところもあったりする時間帯です。 つわものになるとこの時間帯に行って、業者さんにまじって着物をさ
こんにちは。 京都で着付師している、小松英恵と申します。 着物に興味をもっているけどはじめの一歩が踏み出せない方、着物を買ってみたいけど、高すぎて手が出ないわ~って思っている方、いらっしゃいませんか。 実際あつらえて作るとウン十万という世界の着物・帯。 着付けもまだまともにできないのに、これから先ずっと着て行くかわからないのに,、そんな高いもの買えないって思いますよね。 そんな時はused着物を賢く買うのがおすすめです。 今回は骨董市で着物を買う初心者の方に向けて、
アンティークきものって、ご存知ですか? 「古い着物のことでしょ?お母さんたちが着ていたみたいな」 惜しい! 古い着物であることは確かなんですが、多分お母さんが着ていた時代ではアンティークになりません。 アンティークきものとは、お母さんたちのさらにおばあさん位、戦中・戦前に作られたものをさします。 なので昨今フリマアプリでもいろんな着物を売っていて、「アンティーク」と銘打って出していらっしゃる方もいるようですが、出品している写真をみただけで、「これはアンティークではな
先月アメリカのキム・カーダシアン氏が発表した補正下着のブランド名が「KIMONO」という名前だったことについて。 京都市が抗議の声明を送ったそうですが、やはりキム氏のブランド名は変更する予定は今のところなさそうですね。 賛否はいろいろのようですが、着物を愛するものとしては、個人的にほんとやめてほしい・・・と思います。 アクセサリーやバッグはともかく、下着というものは身に着けるもの、衣服の一部です。 それが着物と同じ名前ということに激しく違和感を感じます。 着物は日本人
京都の北区にある、葵祭で知られる上賀茂神社。こちらの境内摂社にカキツバタで有名な大田神社があります。 上賀茂神社から歩いて10分位。 カキツバタといえば、五月に美しい紫の花を咲かせる水辺に群生する植物ですが、昔から歌にもよまれたりして、風情のある花ですよね。 大田神社のすぐわきに、カキツバタの群生する大田の沢があるのですが、藤原俊成の「神山やおほたの沢の杜若ふかきたのみは色にみゆらむ」という歌はこの大田神社の沢のカキツバタを詠んでいます。 もう季節的に終わりかな~と思
京都では月二回、大きな骨董市が開かれます。 21日に東寺で開かれる弘法市と、25日に北野天満宮で開かれる天神市です。 京都だけでなく、近隣の県からも多数出店されており、骨董、着物、手作り品、屋台、などなどいろいろなお店がずら~っと境内やその周辺に並び立ちます。 こちらは弘法市の様子。ここ数年で外国人の方もすごく増えました。 境内中に露店が出るので、圧巻です。全部をゆっくり見て回ろうと思ったら、4時間くらいかかるんじゃないでしょうか。 時間帯は朝の7時くらいから、午後
先日の5月15日は五月晴れのいいお天気でした。京都の三大祭りの一つ、葵祭に午後出かけてみました。 この日のコーデは葵祭にちなんで牛車の帯。着物はグリーンに淡いピンクや黄色が入った遠山模様の付下げです。 葵祭は正式名称「賀茂祭」といい、紫式部の「源氏物語」にもでてくるくらい起源の古いお祭りですが、中でも斎王代が輿に乗って行列する5月15日の「路頭の儀」は見ごたえがあります。 斎王代とは斎王のかわり、つまり昔は皇女が務めていた斎王を、今は一般の良家の子女から選んで代わりに執り
はじめまして。京都で着付師をしている小松英恵(こまつはなえ)です。 「京都」で「着物」の「着付師」。いかにもな職業ですが、私自身は京都出身でもなく、着物とは全く関係のない家に生まれました。 生まれ育った横浜から、二十数年前に京都に移り住み、二十代のころは音楽活動をしていました。 西日本を中心に国内のライブハウスで演奏したり、海外にもライブをしに行く日々。京都っぽさを出したいとステージ衣装で着物を使ったことがきっかけで、着物大好き!になり、仕事にするまでになったのですから、