正月だから奈良に遠征【京都移民日記】
2024年の初めはくすぶっていた。
なぜかというと年末からめまいが起きてしまっていたから。医者からメニエール病ではないかとも言われていて、一度めまいが始まると薬を飲んでもなかなか治らない。そんなときはどうするか。
神頼み、仏頼みでしょ!
ちょっと電車に乗っていき、散策するような小旅行がしたいと思った。
とりあえず奈良駅に行けばなんとかなりそうだ、と見当をつけてとりあえず出発。京都駅から近鉄に乗り換えて近鉄奈良駅に向かうことにした。
駅からは「春日大社まで◯分」「東大寺まで◯分」とかなり詳しく案内板が出ている。私のような行き当たりばったり派にもとても優しい街だ。
駅から春日大社方面に15分ほど歩くと本殿なのだが、途中に屋台が並んでいる。後ろを歩く20代くらいの関西弁ガールたちが「あ、はしまき!」「はしまき美味いよな」と話している。
はしまき?と思わず口に出してしまった。ガールズにも聞かれたかもしれない。歳をとるといろいろ漏れてしまうので仕方ない。とりあえず気になるので帰りに寄ってみよう。
春日大社は中学生の頃に修学旅行で来たような気もするが、全く記憶にない。劣悪な記憶力のおかげか新鮮な気持ちで楽しめてお得である。
参拝のためには並ぶ必要があるが、元旦ではなかったからか、すぐに進んで参拝することができた。戦争、震災、飛行機の事故、悲しいことで溢れてる。どうかお守りください、とお願いをした。自分の健康も。
おみくじを引いた。
「願望 首尾よく叶う」2024年はもうおみくじは引かず、大吉をキープすることとしよう。
大吉のおかげで気分良く先ほど来た道を戻る。そうそう、はしまき。
帰りにはしまきを買ってみた。
作っている様子を見てみたところ、鉄板に紅生姜の入った小麦粉?の液体を流してのばす。ここだけ見るとクレープのよう。これをくるくる箸に巻いて、ソース、マヨネーズ、かつお節、青のりをのせて完成。
お好み焼きと似ているが、違うのは「箸に巻いている」ことと、特に具らしい具がなかったこと。キャベツもなし。
立って食べられるし安いしで外で食べるにはナイスなスナックである。また見かけたら食べてみよう。
そのまま東大寺に行く。
遠い! 結構遠い。
というより、春日大社も東大寺もだだっ広い。これまで見てきた寺社仏閣の中でも相当大きいのではないか。
こんなに入れ物が大きいんだから、やっぱり中にいらっしゃる大仏様も……
もちろん大きい。高さが約15メートル、頭の幅が3.2メートルだという。(大仏の全て/公益社団法人 奈良市観光協会)
大仏さまにも、世界の平和や多くの人が安心して暮らせるようにお願いしてきた。
体調が悪く、家にこもっていたくないという消極的な理由で奈良まで来てしまったけど、来て良かった。
広々とした空間に歴史のある大きな寺社仏閣があり、とても良い時間を過ごせた。元気になったらまた来たい。今度はちゃんと1日の計画を立てて奈良を満喫しよう。
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