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桜前線とともに北上する旅⑥福岡市博物館、キャナルシティ博多

福岡3日目は、初日に見ることができなかった金印を求めて福岡市博物館へ行く。

二階の常設展示室に入ると、真っ先に金印を見ることができた。
出し惜しみしないというか、もったいぶらずに見せてくれるのがいい。
写真撮影もOK。
ケースの上からスポットライトが当たってキラキラと、これぞ金印という感じだった。
目が悪いので細かいところは解説に頼ったのだが、新たに知ることが多くあった。

鴻臚館の展示も面白かったし最後の山笠まで飽きずに見学できた。
昔も今も福岡の豊かさを実感した。
数年のうちに施設も展示もリニューアルされるとのことなので、また行ってみたい。 

博物館内にレストランがなかったので、バス停一つ分歩いたところにあるリンガーハットで減塩メニューの昼食をとる。
ニュースをみると血圧が恐ろしいほど上がるのだ。

キャナルシティ博多という商業施設に行く。
店舗数でいえば、私の地元にも同規模のショッピングモールはあるけれど、こちらの方がキラキラしていた。噴水ショーが美しい。
ここでも福岡の豊かさを感じた。

転入者数は全国トップクラスらしい。
太宰府でも相島でも若者が多い観光地だなと思ったのだが、観光地に限らず福岡市全体で若者が多く活気がある。
東京も街によっては若者だらけだが、乗り物や百貨店ではシニアの姿もよく見かける。
福岡市は大学や若い企業が多いのだろう。
国家戦略特区の効果だろうか。

ブックオフを探して、電車の中で読む本を仕入れる。
福岡で3泊した分の旅行支援クーポンを使いきろうと、博多駅ビルのコロンビアでデイパック を購入する。
もちろん足りなかったが旅先で買うといい思い出になる。

2年近く前のことを書いているので、忘れてしまったことも多い。
ホテルの部屋が全く思い出せない。
ビジネスホテルを渡り歩いていたので仕方ない。
新幹線の乗り換え駅もみな同じで無理。
駅弁を覚えているので、その気になって調べればわかるだろう。

そんなわけで、福岡のグリーンホテルも萃豊閣も部屋は忘れてしまったが、温泉は良かった。
近くの温泉から運んでいたのだろうか。
泉質が私にあっていた。
女湯はいつも貸し切り状態で利用できた。

相島で砂浜を歩いたし猫が膝に乗ったりしたから、桜旅で初めてコインランドリーを利用した。

福岡にはまだまだ行ってみたいところがあるが、ここで留まってしまうと桜前線とともに北上できない。

ちょっと悩んだ。
この時、私が足を踏み入れたことがない県は全国で三ヶ所、その一つが佐賀県だった。

佐賀県は地図でみると日本海と有明海に挟まれていて、その間は30〜40キロしかない。
最高峰も1,075メートルなら分水嶺を超えて縦断出来るのではないか。
良さそうな沢もあるようだ。
地図を眺めて妄想するが、実は内反小趾で山は歩けなくなった。
バランスも悪くなって沢は無理な話だ。

山でなくても佐賀に行ってみたかったが、今回は大分にして別府で2泊予約した。

福岡最終日は殆ど桜を目にしなかった。
博多駅屋上庭園の写真が残っていた。
枝垂れ桜は盛りを過ぎているようだ。


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