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【SV S24 最終5位】構築記事+ポケモンが強くなる方法の紹介
はじめして、キョウトと申します。
この度SVで二度目の最終一桁を獲得しましたので構築記事を執筆させていただきます。
結果
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tn Tiaramisu 最終5位
tn Puddingcess 最終147位
*各位動画投稿者 様
この度は本構築または本構築のポケモンを取り上げた動画を投稿いただき誠にありがとうございます。つきましては該当動画の概要欄に本記事のリンクを添付いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
以下常体
構築コンセプト
高火力アタッカー+物理受け+特殊受けでサイクルを回し、安定択で詰ませて勝つ
相手の選出、試合の中で取る択、テラスを切るポケモンを出来る限りこちらで誘導またはケアをして試合の主導権を握り続ける
構築経緯
上記の構築テーマに沿った時、高速と高火力を両立できるドラパルトから組み始めることにした。
ドラパルトとサイクルを回すクッションを考えたところ、さいせいりょくやまもるを持ち、サイクルを回す中で取れる選択肢が多い点を魅力に感じてママンラッシャを採用。
この三匹だとマスカーニャが重いのでアーマーガアを採用。
また、ママンラッシャへの有効な崩しとして挙げられる電気タイプの技と毒びしの一貫を切れるドオーを採用。
ドラパルトを主軸にした際、どうしても重くなってしまうマスカーニャとキョジオーン軸に対して有利を取れるようアカツキガチグマを採用。
概要の説明は以上。詳細な採用理由については個体紹介にて記載。
個体紹介
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ドラパルト
帝王ドラパルト、現環境において一貫の作りやすいドラゴンとゴーストタイプをタイプ一致で打てる点+蜻蛉返りで相手の出方を伺うことができる点を魅力に感じて採用。
性格は意地。準速でもマスカーニャを抜いているので現環境においては準速で充分であると判断した。
技構成は構築の主題であるアローとテラバースト、とんぼがえりに加えて相手のラス1少しだけ残ったポケモンに対して重宝するふいうちでの構成。
初手対面について、アシレーヌなどに初手でテラスを切って早いうちに数的有利を取る展開、カイリューやガブリアスなどにテラス強要の圧力をかけながら蜻蛉返りでテンポを取りに行く展開、二つの戦略性を1匹で落とし込む点を高く評価してる。
また初手の打ち合いはもちろんのこと、火力と速度を活かしたスイーパーとしても優秀である。受け駒を使ったサイクルで相手の3匹を疲弊させてゴーストテラバースト圏内に押し込む動きも強かった。
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アカツキガチグマ
自身の構築史上最強のポケモン。
ママンラッシャが強く誘う初手のマスカーニャを眼鏡テラスしんくうはで倒すor大きく削るために格闘テラスとこだわり眼鏡での採用。
初手のマスカーニャ側が取る選択肢は基本的にトリックまたはとんぼがえりなのでどちらについてもD4振り程度であれば確定で落として3対2から試合を始めれる。
カバルドン等の起点作成ポケモンと初手対面が出来た際に打ち込むことができるブラッドムーン、このガチグマのコンセプトである格闘テラバーストとしんくうは、最後はハイパーボイスとだいちのちからで選択であったが、途中までだいちのちからで運用していた。
しかし、最終日にテラス後の守るキョジオーン+カイリューに一貫する技がなく1敗してしまったのでハイパーボイスへ変更した。
このガチグマ自体、一発芸的な側面が強いので最終日前日までに合計10戦前後使用しただけであった。(その際も匿名tnとの再戦ケアは追い切れないので匿名tnへの選出は徹底して避けた。)
そのおかげもあり、最終日投げた試合の勝率は9割近くを叩き出した。
なおガチグマを構築に入れることでママンラッシャに対して相手視点エレビブリを選出をすること自体にリスクをつけることができる点も非常に優秀であった。(こちらの選出がガチグマ+ママンボウを同時選出していた場合、ブリジュラス側は安定択でこちらの2匹を崩すことができなくなるため)
トップメタのため選出画面での圧力をかけることが出来るガチグマとしての強さ、ママンラッシャの弱点を逆手に取ることが出来るこのガチグマとしての強さ。
二つの強さを持つこのガチグマはあまりにもこの構築と噛み合いが良すぎた。
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ヘイラッシャ
個人的に好みであるHBベースで使用。汎用打点のウェーブタックルとブリジュラスやドドゲザンへの打点となれるボディプレスを採用。相手のアタッカーを流す目的でのあくび、様子見もできる守るでの構成。
流すことを目的とした物理受けの役割のヘイラッシャの技構成はこれで完結していると考える。(地震はサーフゴーとブリジュラス両方に打てるのでボディプレスと選択)
テラスタイプはでんき。最終日前日までフェアリーでの採用をしていたがテラス後のブリジュラスからのラスターカノンがきついため変更。併せて飛行テラバ1ウェポンのカイリューへの対応、どうしようもない電気テラスブリジュラスへの応急策として電気テラスでの採用をした。
マスカーニャ以外のほとんどの物理ポケモンに対してテラス抜きで受けることが可能、加えて崩すために相手のテラスを強要できるのでその場合帝王ドラパの通りを良くすることができる。
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ママンボウ
サイクルの相方がHBベースのポケモンなので特殊受けに特化したHDチョッキでの運用。すばやさ順に干渉しないアクアジェット、ママンボウミラーで安定択として優秀なねっとう、特殊打点のポケモンへの切り返しとしてミラーコート、対面操作できるクイックターンでの構成。
テラスタイプについて。交換際にアカツキガチグマのノーマルテラスのシルクブラッドムーンを受ける尚且つママンボウを次ターンに生存させる必要がある場合の応急策としてはがねでの採用。
ドラパルトの行動を制限できるスカーフサーフゴーのような積み技を持たないポケモンに対して滅法強い。また、てんねんのヘイラッシャと組ませることで相手の積み技による崩しも緩和できている。
高い特殊耐久と S管理さえ徹底すれば相手の攻撃を受けて後攻で打てるクイックターンのシナジーがすばらしい。またドラパルトの先攻とんぼがえりとママンボウの後攻クイックターンを合わせればポリゴン2のような火力に欠ける高耐久ポケモンに対してじこさいせいを強要し続けれる。
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アーマーガア
妖精テラスを切った後のカイリューに対して強く出れるアイアンヘッド、ステロや積み技の阻害ができるちょうはつ、受け駒として必須のはねやすめ、とんぼがえりでの構成。
マスカーニャ受けとして採用したが、瞑想を絡めて崩しにくるアカツキガチグマを緩和するために最低限Dに割いた。
また後者の理由も含めて、特性はブラッドムーンやカイリューの飛行テラバのppを早く削ることのできるプレッシャーでの採用。
はねやすめに合わせてアカツキガチグマのだいちのちからを打たれると大きく削れてしまうため、はねやすめをしてもひこうタイプの消えないステラでの採用。
このポケモンは耐久の高さではなく、優秀なタイプを活かして相手の攻撃を受けるという印象を持つ。またママンボウ同様に後攻で対面操作技であるとんぼがえりを打つことが出来るので安定択を増やせるのも優秀である。
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ドオー
タイプ一致の地震、飛行テラスをした後のサーフゴーやブリジュラスに打つことができるどくづき、特殊ポケモンへ後投げした後居座りと交代どちらにもケアを効かせやすいあくび、受け駒として必須のじこさいせいでの構成。
舞ウルガモス、巧みサーフゴーに対して多少削られても後投げがきちんと成立するようにHDどちらも振り切っててんねんでの採用。副産物としてじきゅうりょくブリジュラスにも強めに出れるようになった。個人的にはドオーというポケモン自体受け駒としては数値が足りないように感じているのでこの選択は正しかったと思う。
前述したようにこのポケモンへの信頼はあまりなくブリジュラスやキラフロルが相手の構築にいる=ドオーを投げるでは無かった。
しかしながらどくびしと電気の一貫どちらも切ることが出来るのは現環境でこのポケモンしかいなかったのでとても重宝した。
選出パターン
基本的にはドラパルト(ガチグマ)+ヘイラッシャorアーマーガア+ママンボウorドオーでの選出。
特筆すべきは相手の選出にグライオンやマスカーニャがいれば優先的にアーマーガアを選出する程度。
ただマスカーニャに対してガチグマを選出する場合については、アーマーガアの選出は必ずしも必要ではない。
もちろんどの選出にも穴はあるので対戦数を要して経験則の蓄積と立ち回りの研鑽を行う必要がある。
選出画面でどうしようもなく悩んだ場合は基本的にドラパママンラッシャ。根拠は選出択を外した場合でも立ち回りで一番カバーが効く選出であるため。
以下敬体
感想
1回目の一桁と同様、自分が求めている理想像や体現したい構築のイメージを大切にして、それでいて勝てたのでとても嬉しいです。
「今期もしチャンスが回ってきたら、最終一桁が確定してようがしてまいが朝8時に一桁から潜る」を最終日前に目標にしていました。
決めていた通り朝8時過ぎに8位から潜って一勝することが出来たので「挑戦した」という意味合いでもその点は非常に良かったです。
これからはもっと強くなって今回自分よりもレートを大きく離して上にいた4人のような時代の傑物達と一位の取り合いをしていきます。
このゲームは択の取り方が上手い、環境への理解が深い、など色んな種類の強さがあって「こういう構築の組み方をすれば勝てる!」といったものは存在しないと思っています。
しかしながら、「強くなるために必要な考え方」に法則性は存在していると考えています。
強い人からのアドバイスや強い人の配信を参考にして考えることで一般論として「強くなるために必要な考え方」を抽出することができました。
今回勝てたことに加えて、今年通して安定した成績を取れたこと(プロフィールを見ていただけると幸いです)を踏まえて大きく逸れた考え方はしていないです。
レート1900〜2100を目指す人や最終三桁や二桁、一桁を目指す人たち全員に向けてお伝えしたい内容を下記にてまとめさせていただきました。
加えてポケモンが強くなるために個々に合わせたアドバイスができるよう、自身の連絡先を載せております。(自分自身Twitterは全くやっていないです)
読んで下さる方それぞれに向けたアドバイスが出来るよう悩みや疑問があれば連絡いただけますと幸いです。
ぜひ閲覧いただけますと幸いです。
ポケモンが強くなる方法・徹底解説
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