障がいを抱えた子たちの進路先は?
どうも公立学校教員から転職、教転員職です。今回は障がいを抱えた子どもたちの進路先について簡単にご紹介します。
○特別支援学級に在籍している子の進路先を知ってますか?
通常校に勤務している教員の方、特別支援学級に在籍している子どもの保護者の方から『障がいを抱えた我が子の進路先について教えてほしい。』と言われたときに答えることができますか?
私は通常校に勤務しているときにこの質問をされても答えられなかったと思います。
特別支援学校に勤務することになってから知り、答えられるようになっていきました。
恥ずかしながら特別支援教育についての知見はあっても、障害福祉の知見は持ち合わせていませんでした。
では実際に彼らは義務教育を終えたのちはどのような進路があるのでしょうか?
①高等学校もしくは特別支援学校高等部へ進学
受験を受けたのち高等学校へ進学するか、特別支援学校高等部へ進学するかという選択です。あってはならないですが障がいを理由に高等学校が試験を通っても不合格にするいう事例もあります。
また特別支援学校高等部では卒業したとしても高卒認定はされません。
②大学へ進学
高卒認定され、受験を受け合格すれば大学へ進学します。
③生活介護施設に通う
日中は生活介護施設へ通い、余暇活動や身体訓練、グループワークなどに取り組みます。通所しないといけないものや、送迎可能な所など様々です。
④グループホームへ住む
複数の障がいを抱えた人同士で共同生活を行うグループホームへ住みます。世話人のような方を中心に自立に向けて生活能力を向上していきます。
⑤就労継続支援事業所へ通う
就労継続支援事業所とは障がいを抱えた方が雇用の機会を得、仕事に従事する場所です。内容は様々ですが販売、製作、農業などがあります。
またA型とB型の2種類があります。
A型は最低賃金が保証されていますが、一般就労と同じように勤務時間、態度、能力に厳しい制限があります。
B型は最低賃金が保証されていませんが、勤務時間、能力に大きな制限がなく利用者に合わせて作業を行えるようにしています。
⑥一般就労
就職活動を行い、一般企業へ就職します。
⑦就労移行支援事業所へ通う
何らかの理由で一般就労が継続できなくなった方や、一般就労等へ向けて支援を行う事業所です。コミュニケーションスキルの向上、ビジネススキルの向上、ソーシャルスキルトレーニングなどを行います。
以上のような選択肢があります。私が無知なだけで他にも選択肢はあるかもしれません。
興味があれば是非とも一度お調べになってみてください。子どもたちが進路先へ向けてどんな力が必要なのかを考え、実践することにつながるかもしれません。
今回はここまで。ありがとうございました。
よければこちらもご覧下さい。