”風が強いとレースが荒れる”は本当か?|競艇データ分析
こんにちは。kyotei AIというサービスを運営している中の人です。noteでは競艇にまつわるデータ分析の結果を皆さんにご共有しています。記事を気に入っていただけたら是非サービスも使ってみてください。GAFA卒のエンジニアが集まって作っている自信作です。
さて、本日は競艇予想で高い成績を収めるために、非常に重要な”荒れるレース”についてのデータ分析結果をご共有します。
荒れるレースを予想する要素として様々な変数が考えられますが、皆さんはどんなレースを”荒れそうだ”と感じるでしょうか?
感覚的に風や天気など気象条件が関係しているのでは?と思った方は多いと思います。ただ、どの要素がどのくらい重要であるのかについて深掘りしている記事はほとんど見かけません。今回は膨大なデータから気象条件と荒れるレースの関係性を解明したいと思います。
結論から言うと、データ分析の結果から”風速”の情報が荒れるレースを予測する上で非常に強力な要素である一方で”天候”はあまり関係がないことが明らかになりました。
まず風速や天候のデータはこちらのようなボートレース公式サイトの直前情報ページから得ることができます。下記画像の赤枠で囲った部分で確認できます。
さて、風速と荒れ具合の関係性を解明するにあたり、下のようなグラフを用意しました。横軸に風速(windspeed)を取り、縦軸に三連単の平均リターンを取った箱ヒゲ図です。これを見ると右側に行くにつれ、つまり、風速が大きくなるにつれてリターンの平均値が大きくなっていることがわかります。非常にはっきりと相関関係が見て取れることから、”風が強いとレースが荒れる”と言うことは確率的に見てかなり正しいと言えます。
一方で晴れ、雨、曇りなどとリターンの関係性については明確なものが得られず、関係性は薄いと言うことがわかりました。
したがって、そのレースが荒れるかどうかを予測するためには”風速”の情報をよく見ること、特に8-10mを超えるような風速の場合は、荒れるレースになる確率が特に高まるので、この値はレース予測の際には注視するようにしてください。
さて、本日も競艇に関するデータ分析の結果をご共有してきました。実際のレースでは、こういった要素が複雑に絡み合い、長い長い方程式のようになって、レース結果という答えにつながっています。Kyotei AIでは統計学と機械学習でそれを解明し、高精度の予測をするというチャレンジに取り組んでいます。ぜひ覗いてみてください。
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