競艇必勝論(ボー10の法則)vol1

はじめに自己紹介

はじめまして、ゼロスタです。
競艇歴は25年になります。いよいよおっさんですが機力や選手を見る目はかなり養われているかと思います。
小さい頃は父親に連れられ競艇場、友達と遊びに競艇場、ずっと競艇がそばにある人生でした。
宵越しの銭も持たず、全てを失った時もありました。
だけど今、競艇で月間の勝ち越しを毎月出せています。
年明けにマイナス月がありましたが2月からはプラス、今月もプラスで終われそうです。(8月時点)
少しでも多くの方に競艇の面白さ、奥深さを知って欲しいです。

大前提!競艇は1コース有利!


まず初めに、競艇とはどこまでいっても1コースが有利な競技ということを頭に入れてもらいたい。
例えば陸上競技のように、内レーンと外レーンでスタート距離を変えることによって、走る距離を同じにできるものであれば優劣に影響はない

だが、水上を舞台にした競艇はスタートラインが全員一緒なのである。


つまり、内側のコースほど走る距離が少ないのだ。
全員が同じモーターで同じタイミングのスタートを切ったのであれば、1号艇がミスをしない限り1コースの勝率は90%を超える競技である。

この情報を大前提として考えると1号艇の1着予想、1-23-234この辺りの買い目で勝利するのではないか?と初心者は考えてしまうのではないだろうか。

筆者もはじめたばかりの頃はこの買い方で勝負をしていたが、実際は勝ち越しできるほど甘くなく、大きなお金を失ってしまった事もあった。
つまり、1コースの勝率だけでは計算できない要素があるのである。
この要素を知るために様々なレースを見て、調べて検討を重ねると競艇は単純なコースの優位だけではなくモーターや会場により特徴が出る事に気づいた。

出走表だけで予想してない?

という見出しで始まる今回の章だが、先の章でも触れた会場について軽く説明する。
各会場にはインが逃げやすい、34コースが勝ちやすいなど様々な特徴があるのをご存じだろうか。
例えば、イン逃げ勝率1位の芦屋はなんと脅威の64.2%である。変わってワースト1位の戸田42.8%という結果になった。
他コースにフォーカスしてみると、4コース勝率1位は戸田の14.3%ワースト1位は大村の8.6%だ。
すべての会場をこの記事で説明するのは難しいので場所により違いがあることを認識しておいてもらいたい。
さらに掘り下げると選手も人間、得意な会場もあれば苦手な会場もあるのだ。
各会場については詳しい説明の記事をこれから書いていくのでそちらを参照してほしい。

競艇初心者必須知識 モーター編


この講座では、モーターについて説明していく。
各モーターには様々な特徴がある。
出足、行き足、伸び足、回り足と大きく4種類に分けて見るのだ。
出足=初速 行き足=中間速 伸び足=最高速 回り足=ターンスピード
と認識してもらえばわかりやすいだろうか。

イメージしやすいよう、陸上を例に挙げてみよう。
人類最速の男、陸上選手ウサイン・ボルト氏の100m9秒58は誰もが知る世界最速のタイム。
さぁここで1つ問いたい。10m走ならこの男は世界最速か?50m走なら?
10m走となると初速の瞬発力が大事なのはイメージできるのではないだろうか?競艇でいうところの出足となる。おそらく最高速度(伸び足)に到達する前にレースは終了してしまうだろう。
このように、陸上でいう筋力競艇でいうモーター、それは必ず各々違うのである。モーターにも個体差があるのだ。

競艇は、スタート地点で最高速度に達しているのが理想である。さらにその最高速度が他より速いのが良い。
それにプラスして選手各々の技術の領域でのスタート力が1着の勝敗を大きく左右する。

スタートラインを超えたときに伸び足を活かしてトップスタートを切った選手がそのレースの展開を支配ことができる。
そして出足(初速)、行き足(中間速)がないとスタートを最高速度で迎えられないのだ(一部例外あり)
さらに競艇は1周するのに2回ターンをする。3周するわけだから合計で6回のターンをすることになる。
その際に重要になるのが回り足である。回り足がないとターンをスムーズにできず抜かれたり、あれば抜いたりできでしまうのだ。
陸上で言うとスパイクをはいてコーナーを走るか、ただのスニーカーをはいて走るか。みたいなところだろうか。

さて、上記を理解したら4つの項目(出足、行き足、伸び足、回り足)のイメージができたことだろう。ターンを回ってからの話もしよう

選手はターンをする時にどうしてもスピードを落とす。スピードを落としたらまた最高速までもっていく。
ビューンといってクルッと回ってススッとビューンこれで伝わるだろうか?伝わらないな。

ターンをする時にどうしても選手はスピードを落とさなければならない。その時に回った後に最高速度到達地点が速ければすぐにトップスピードにのれる。これが出足も重要な理由だ。
伸び足についてはスタートした時に他の艇より前に出ていける、つまり自分の道を作りやすいという事に繋がる。ただし伸び足をつけることにより回り足は落ちてしまう。これは選手それぞれがどちらに寄せて仕上げてるかにもよる。
少し深堀りするが、そのモーターの機力を左右するものにプロペラというものもある。
これに関しては各選手様々な調整をして自分のモーターに合わせて自ら勝ちやすい様に調整するのだ。
例えば伸び足をつけたい、回り足を優先したいなど選手によって自分の好きなように調整していくものなのだ。

もちろん全ての足を10段階評価の10にできれば良いではないかと思うが
モーターは選手の持ち物ではなく各会場の持ち物となっている。
選手達は会場に入り4〜6日の間に与えられたモーターとそれに合うプロペラを調整し闘い抜いていかなければならないのだ。

競艇初心者必須知識 舟券編


ここからは買い方の考え方について説明していく。
まず基本的には1号艇が逃げそうなレースを買う!これをするだけで勝率はグッと上がる。だが皆が同じ思考で買うから配当が安い
だからこそモーター、選手、会場の特徴を加味して美味しい配当を頂くのだ。
イン逃げ厳選を徹底するだけでも恐らく競艇を始めたばかりの人は勝てる事が増えるだろう。勝率の高い場所だけで勝負をするのである。

たくさんレースがやっているので多く勝負をしたくなるが、
勝率の低いレースに参加するが故に敗北を積み重ねることになる。
全戦全勝そんな事をできるやつはいない
やたらと勝利を吹聴するやつはいるが、そんな事言ってるやつは聞く耳持たなくていい。
勝てるレースを選び、わからないレースはわからないそれでいいじゃないか?

ではどういったレースが1コースが逃げやすいか簡単に説明していく。
例えば徳山の1R、通称朝トクという企画レース。このレースは1号艇にA級の選手、他の枠をB級の選手、といった1号艇が勝ちやすい番組を組んでいる。
他にも外の選手でスタートが速い選手がいないなど、1コースが先に回れるであろうレース。
あとはモーターや選手の特徴などを加味して考えていくのだがそれはまた各レース予想の時にコメントしていくので参考にしてもらいたい。

個人名を出すと申し訳ないので匿名にするがターンを回る時に大きく回ってしまう選手がいる。A1だろうがスタート苦手な選手は苦手で逃げにくいし、B1でも逃げ信頼できる選手もいる。

競艇は基本的には1から売れるものであるが故に外からの舟券は配当が高くなる
そしてその高い配当も様々な要因が重なり結果としてでているのだ。
その結果を掴むために知識を取り込み舟券予想に活かしていく。
モーターを見る力や展開を予想できるようになると他コースからの高配当の舟券をまるで1から買うように自信を持って購入できるようになるのだ。


それでは次号でお会いしましょう。

書いた人→ゼロスタ(@zerosuta_boat)


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