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プラントハンターハンター

タイトルは誤植ではありません。人気漫画でもありません。プラントハンターを追っかけ(ハンティング)するからハンターハンターですね。


・プラントハンター西畠清純

 このネット社会、情報化社会でいまさら私がつたない文章でご紹介する必要はまったくありませんね。割と有名な人ですし、どうぞ、ググってみてください。日本中から桜の木を集めて咲かせたり、世界一でっかいクリスマスツリーを作ったり、植物でいろんなことをやってる人です。

 最初に西畠さんの話を聞いたのは5年くらい前だったと思います。それからネットや動画などで調べて、本を買い、「こいつはおもしれぇ!」となって、近くで開催されれば講演会に行ったり、昨年は世界らん展にも行きました。テレビでムツさんとも共演していましたから、気になる方は動画を探してみてください。もともと植物も好きだったんですけど、さらにその魅力を教えてくれた人ですね。

・植物と動物

 植物って「静」ですよね。一方、動物は「動」。仔犬、仔猫はかわいいんですよ、見ているだけでも。動き回る姿も可愛いし、寝姿も可愛い。見ていて飽きない!ってなりますね。植物ってぱっと見、そんな変化ないじゃないですか。

どーんとあって、その瞬間はすげー!ってなりますけど、「で?」ってなりません?

 植物の魅力を伝えるのってすごく難しいと思うんです。それでここまで多くの人に魅力を伝えられる彼は本当にすごいと思います。ヒトの心の中に植物を植えていってるんですね。

 彼自身も植物の魅力に憑りつかれているんだと思います。だから伝わるんですね。そういうところを見習っていきたいと思っています。犬猫においても。

・最も印象に残っている言葉

 実は一番感銘を受けたのは西畠氏の言葉じゃなくて(笑)そこで働く人のお話でした。なんどか書いたので知ってる人もいると思います。

その方も元々お花屋さんで働く方で縁あって西畠さんのところで働くようになったそうなんです。前の職場ではやっぱり不景気になるとほかの競合他社同様、売れなくなるんですね。植物が。植物は生活必需品じゃないから、景気が悪くなると一番先に削られてしまうものですよね。そりゃそうなんです。でも、西畠さんが取ってきた植物は、買う人にとっては「必需品」になるんです。そう、言っていたんです。

・ここでもやっぱり「物語」が大事!

 つまり、「普通の植物」と「西畠氏が取ってきた植物」は種類・形が一緒でも価値がちがう、というところなんですよ!ここ需要!テストに出ます!モノの価値はモノではなく、そこにある「物語」に価値があるんです!

これをなんとか犬猫でも応用できないかと思って、当時、ブリーダーさんに手紙を書いてもらおう!っていうのをやりましたね。

ささやかながら、新しく迎える方に物語を!って思ったんです。いいアイデアじゃないかなーと思っていたのですが、結局定着・浸透しなかったんですよね。。。悲しい。


プラントハンター 命を懸けて花を追う」徳間文庫

2011年発行ですから、有名になり始めたばかりこの頃に書かれたものですね。情熱大陸に出たのもこの頃でした。巻末に「ソングオブジャマイカ」の写真や西畠氏のお父様の写真などが載っていて、なかなか貴重な感じがします。

ファンクラブ特典として昨年送られてきたソングオブサイアム。

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