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【連載】ゲストハウス立ち上げ記〜はじめに〜

2018年3月16日、会社として初めての新規事業、Tune Hakodate Hostel & MusicBalというホステル&ライブバー&シェアハウスをオープンした。

前職で2棟のゲストハウス立ち上げに携わり(うち1棟を事業継承し現在も運営)、「立ち上げ」という麻薬中毒にかかっている僕はこともあろうか「82床の宿」と「30席超の飲食店」と「10室の共有住居」を一つの施設に詰め込んだアイディアを具現化してしまった。

当初、自分を動かすのは「ワクワク」という前向きな感情だけだったが、いざ取り組んでみるととてつもない恐怖と不安と悲哀と絶望が一気に押し寄せてきた。


そしてそれは今もなお変わらず自分の周りを取り巻く事象として混在し続けている。


社内ではハレとケでいうと「ハレ」の部分を担当しているのは僕なので、どうしても「うまくいっている感」を出さなければならない。

それはリアルだけでなくオンラインでもそう。


とは言えどんなにうまくいってそうな人・組織でさえうまくいかないことだらけで汚いことが様々ある。

この事実に関して、人は自分勝手な解釈をする生き物だから結構忘れがちだったりする。

この連載ではその汚い部分を、決してFacebookのタイムラインには流せないようなリアルな話を、包み隠さず伝えたいと思う。

それは相棒の勇人やうちの社員にも聞かれたくないようなリアルなことであるが故に、第二回以降は有料コンテンツとして公開したい。


何より僕の経験が価値あるものだったと証明するために、社会の片隅にこの文章をそっと残したい。


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篠村 恭太 / Kyota Shinomura
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