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道端で会う子どもと挨拶、「こんにちは」

皆さんこんにちは。
言葉で書くことに、何の躊躇もない。誰でもできるだろう。

だが、道端で会う子どもに笑顔で、「こんにちは」と挨拶できるだろうか。
最近、誰かに「こんにちは」と声をかけただろうか。

先日、図書館に行く途中に、自転車に乗る練習をしている子どもとすれ違った。その子は小さな青色のヘルメットを被り、まだ不安定な足取りでペダルを漕ぎながら近づいてきた。万が一、その子がよろけても、ぶつからないように注意しながらその横を通り過ぎようとすると、その子が「こんにちは」と一瞬こっちを見て挨拶をしてくれた。慌てて私も「こんにちは」と返した。私の方が一瞬よろめいた。挨拶をしようとなど思ってもいなかったから。無邪気な子どもからの挨拶に対して、一瞬ビクッとする。

けど、されたら嬉しくなる。
挨拶は相手を喜ばせることのできる一番簡単な魔法の言葉。

ネガティブな感情は一切存在しない。
そんなシンプルなコミュニケーションが現代には欠けているのかもしれない。隣の住民の顔もわからないことが一般的な都市空間において、その方が気が楽でいいという人もいるかもしれない。しかし、挨拶がめんどくさいとなってしまうと、いずれは無邪気な子どもからの挨拶に対して、ビクッとし、「こんにちは」という言葉すらも発生できなくなってしまうかもしれない。

習慣は大きな変化を生み出す。
挨拶を習慣化している人は、どんな場面でも相手を気持ちを考えた言動を言動をとることができる。それは、相手を喜ばす術がわかっているから。逆に挨拶を一切せず、チラ見してしまう人は、大袈裟に言えば、人生で起こる全ての出来事に待ちの姿勢になる。そんな人生がうまくいくとはいえない。自分の夢は自分で掴み取るものだから。

これは街のど真ん中で、道行く人全てに挨拶をするという話ではなく、身近な人からしていけばいいということだ。そして、その身近だと思える人を増やしていけばいい。人間はみな同じ人間であり、たとえ国を超えても大した違いはない。私はこれまで海外10ヵ国を旅しているが、そのときよく道行く人に現地の言葉で挨拶をする。するとみんな笑顔で挨拶を返してくれる。そんなシンプルなやり取りが旅の一つの楽しみであり、ハッピーにさせられる。(挨拶は海外に行く際に最初に覚える、そして現地で最初に使う言葉でもある)こんな魔法な言葉は他にないといつも思う。

現代、他人は他人という線引きがよりはっきりとしているような気がする。他の人を目を気にしすぎているような気がする。
嫌われたくないという思いが強すぎるような気がする。

外国人が困っていたら、親切に助けてくれる日本人に、挨拶をして嫌がられることはないはずだ。

一度思いきって、近所でよく見かける子どもに「こんにちは」と挨拶してみてはどうだろうか。きっと大きな声で返してくれるだろう。そしてその声にビクッとするでしょう。


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Kyota Nakamura | 中村響太
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