0知識からの三味線作り
こんにちは、うた手話ちゃん改め"尾間潤(おま じゅん)"です。
尾間潤って呼んでください!
今日は「0知識からの三味線作り」というタイトルで、無知な私が三味線を自作する工程を紹介します。
【図面】
見取図【全体】はこちらから↓
図面【胴】はこちらから↓
図面【棹】はこちらから↓
図面【パーツ】はこちらから↓
【材料・準備物】
・木材檜(A) 910×18×30 1本
・木材檜(B) 600×15×15 1本
・木材檜(C) 600×9×15 2本
・丸木棒(D) 30×5 1本
・ベニヤ(E) 600×300×4 1枚
・塩ビ板(F) 300×300×1 1枚
・丸ネジ 2×12 2ヶ
・ナット 2ミリ 2ヶ
・木工用ボンド
・プラスチック用ボンド
・差し金
・ノコギリ
・ハサミ
・彫刻刀(切出刀)
・ドリル
・紙ヤスリ
材料は全てホームセンターで揃えました。
【サイズカット&墨入れ】
各材料をサイズに合わせカットします。
(A)790ミリ
(B)150ミリを3本
(C)156ミリを2枚、202ミリを2枚
(E)202×174ミリを2枚
(カットした後の写真)
カットした部材に墨入れをします。
(サイズは図面を参考にしてください)
(上写真は間違えてB材202ミリ側に書いてしまいました…。本当は156ミリの短い方です)
【棹加工】
墨入れした木材(A)に「糸蔵」となる穴をあける。
(穴は先にドリルでぬいてあけると楽です)
木材(A)に「糸巻」を通す穴をあける。
(割れないように慎重にあける)
木材(A)の下側「胴」に通す部分をカットする。
糸を通す穴と棹が抜けないようにする押さえ用の穴をあける。
上部を月形にするためカットする。
木材(A)に「東サワリ」を通す穴をあける。
【胴&パーツ加工】
木材(C)156ミリに「棹」を通す穴をあける。
余った木材(A)を使用して「甲」と「サワリ」を作る。
余った木材(B)を使用して「駒」を作る。
カットしたベニヤ(E)の1枚に音が抜ける為の穴をあける。
(今回は変なこだわりで太陽の形にしましたが、丸でも四角でも大丈夫です。)
木材(B)で「糸巻」を3本つくる。
余った木材(B)を使用して「上駒」を作る。
余った木材(B)を使用して、棹が抜けないようにする「継ぎ」を作る。
【組み立て】
棹と甲&サワリをボンドで貼り付ける。
(今回はクランプを使用していますが、特になくてもいいと思います)
棹に上駒をボンドで貼り付け、東サワリを入れる。
胴の各パーツをボンドで貼り付け、組み合わせる。
しっかり貼り付いたら、胴の角を丸くする。
角を丸くした胴に棹を通す。
(今回は写真撮影の為、胴の上蓋をしめてませんが、先にしめても問題ないです)
継ぎで胴を押さえ、糸穴に糸を通して後ろで結ぶ。
(糸は左から順に細くなっていきます)
通した糸を上部にもってきて、上駒を通して糸巻に巻き付ける。
角全体を紙ヤスリでこすり、角をおとして面取りをする。
これで本体は完成になります。
【撥の作り方】
余った木材(C)をサイズににカットし、2枚ボンドで貼り付け、墨入れする。
塩ビ板(F)をサイズにカットする。
しっかり貼り付けた木材(C)を墨入れした通りに削っていく。
削った木材(C)にカットした塩ビ板2枚をプラスチック用ボンドと木工用ボンドを駆使して貼り付ける。
ある程度止まったら、ドリルでネジを通す穴をあける。
ネジを通してナットで固定する。
ついでに、余った塩ビ板(F)で駒の板をカットし、駒に貼り付ける。
【作り方詳細】
今回は、流れに沿って作り方を説明してきましたので、細かい説明は省いています。
詳細については、各部の作り方ページを参考にして下さい。
【胴の作り方】はこちらから↓
【棹の作り方】はこちらから↓
【各パーツの作り方】はこちらから↓
【音を出してみた】
最後まで読んで頂きありがとうございます。
少しでも参考になれば幸いです。
ちなみに、私が参考にさせてもらったのは「tomonori」さんのYouTubeになりますので、こちらもリンクを貼っておきます。完全オマージュしてますので是非ご参考に。
尾間 潤でしたー(*’ω’ノノ゙☆パチパチパチー
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