素人が絵本を描く日記 〆切7日前 ジョギング中の応援歌
◆最近の出来事
週2回程、運動不足解消のため約5kmのジョギングをしている。
土日の大体朝6時くらい。妻と息子が寝ている間にムクッと起きてこっそり出て行く。悪くない習慣の様に思えるが洗濯物が増えるからと妻は良い顔をしない。
走る時はいつもIphoneで音楽を聴いている。普段好きな音楽を聴く時間も中々取れないので音楽を聴きながら走るというのも結構続いている理由の一つだと思う。
今日はいつもより距離を伸ばしてみた。普段は5kmの所を8kmくらいの距離まで。新しいコースだったので走りながら不安があった。この道で大丈夫かな?ちゃんと走り切れるかな?と。
走る速度はゆっくりなのでそんなに激しい運動量ではないがじんわりと汗をかく。澄んだ朝の空気に登りかけの太陽の日差しを受け、あぁ心地良いなと感じることもある。体力だけで無く精神的にもストレス解消になっている部分もあると思う。
しかし今日は距離を伸ばしたため、不安と体力から所々で心が折れそうになっていた。特に登り坂に差し掛かるとやっぱり歩こうかなという気にもなる。
そんな時、流れて来た音楽が力をくれた。
玉置浩二の「田園」
特にファンでもないが学生時代に良く聴いた。
当時の懐かしさが蘇るイントロ。軽快なリズムの中に郷愁を誘うメロディ。青年時代特有の苦悩に葛藤する若者を強く励ますその歌詞は走り疲れて挫けそうになる自分を奮い立たせてくれる。
「ひだまりの中ガムシャラに走る僕」なんて流れてきたらもう立ち止まる訳にはいかない。走る気力がみなぎってくる。
音楽は人を動かす。私は身を持って体感した。
テンションが上がり走るのが楽しくなってくる。もっともっと走りたくなってくる。
精神が肉体を凌駕する。一度使ってみたかったこのフレーズを使うなら今だろう。
「あぁ疲れたなんて感覚は吹き飛んだな。これは最後まで走り切れるな。」
そう思った矢先だった。
目の前に立ちはだかる赤信号。
律儀に交通ルールを守る私。立ち止まっている間に歌い終える玉置浩二。発散し損ねた熱量。
すごくもったいない感じがした。
もう一度リピートして流したいがそれは何か違う気がする。
結果、その余韻で何とか最終的には走りきったが、達成感と同じくらいモヤモヤが残るジョギングだった。
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