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【ウズベキスタンまとめ】訪れた場所・費用・おすすめ宿など

ウズベキスタンに15日間滞在した経験・感想をまとめました
情報量が多めなので、飽きずに読んでいただけたら嬉しいです!

1.ウズベキスタンについて

基本情報

ウズベキスタンは古来、シルクロードの中継地点として栄えた歴史を持つ国です。青を基調とした美しいイスラム建築、親しみやすい人々、治安の良さが魅力で、観光初心者からベテランまで幅広い層におすすめできます。

ウズベキスタンはどこの地域もホスピタリティー溢れる人ばかりでした

言語

第一言語はウズベク語ですが、ロシア語も通じます。観光地では英語が話せる人もいますが、地方ではGoogle翻訳を活用するのがおすすめ。ただし、ウズベク語の翻訳精度は低いため、ロシア語のダウンロードが便利です。

交通・アクセス

主要都市間は鉄道、バス、シェアタクシーで移動可能。鉄道はネット予約ができ、移動時間も短く快適なので一押し!車内でお茶会に招かれることもあります!

市内間の移動は大都市は日本でも見るような市バスが走っていて、地方ではマルシュートカダマスといった旧ソ連圏特有のバンが主流です

ダマス

滞在登録(レギストラーツィア)

ウズベキスタンを旅していて一番ややこしいのがこの「レギストラーツィア」という制度。
滞在するホテルで毎度滞在登録をしてもらい、証明書を発行してもらい、出国の際に提出しなければなりません。

ロシア語で
「レギストラーツィア、パジャールスタ (滞在証明書をください) 」
と言えばどんな小さなホステルでも発行してくれました

夜行列車に乗った際はチケットやスクショを取っておいてください。

出国時のチェックも審査官によって甘々だったりするのでイマイチ必要性を感じませんが、私はチェックされました。

いかにも旧ソ連っぽいこの制度も近いうちに無くなるかもしれません。

2.ウズベキスタン訪れた場所

フェルガナ地方

アンディジャン

ムガル帝国創始者バーブルが生まれた故郷でもあるアンディジャンは基本的には何もありません!笑
観光地はバーブルの銅像くらいです。

しかし、キルギス南部オシュから訪れるには必ず通るため、興味がある人は一度立ち寄ってみるとザ・普通のウズベキスタンの街を見ることができます。

2005年に「アンディジャン事件」というイスラム過激派による暴動が起きたものの、その後の治安は安定しているとのこと。
私が訪れた時もいたって普通の安定した街でした!(もちろん注意は必要)

フェルガナ

フェルガナの各地方へのバスやマルシュートカが発着しているので、観光の拠点にしやすい街です!

フェルガナからミニバンで15分程度で行ける④マルギランという街はシルク工房の見学がオススメ
詳しくは↓のブログで!

コーカンド

フェルガナ地方で1番オススメなのがこの街!

ロシア侵攻前に栄えたコーカンド・ハン国の中心だった場所で当時の宮殿だったハーン・パレスなどがあります。

街自体も若く、パレス前の公園は地元民の憩いの場となっているので、ピクニックしている家族をよく見かけてほっこりできます

この町では外国人があまり訪れないのか、興味津々の学生さんがたくさん話しかけてくれます!

みんな覚えたての英語でたくさん質問してくれて
最後には「Have a nice trip〜!」って言ってくれるウェルカム精神溢れる人ばかりです!

タシュケント

プロフセンター(油すごい)

中央アジア料理好きの私が”聖地”と崇めるプロフセンターがあるタシュケント
日本から直行便があるので観光の玄関口にもなっています

チョルスー・バザールやバラカン・マドラサが特にオススメです!

チョルスー・バザール

各駅に装飾テーマがあって、独特の世界観を楽しめる地下鉄観光もぜひ!

サマルカンド

レギスタン広場

古来よりシルクロードの要所として栄えた場所で、言わずと知れたウズベキスタンNo.1の観光地

レギスタン広場やシャーフィー・ズィンダ廟がオススメです

私はこの場所を訪れることが中央アジア最大の目的だったので
実際にこの目でレギスタン広場を見れた時には、そのスケールの大きさに心から感動しました。
世界ふしぎ発見のテーマ曲が脳内リピートされます

シャーフィー・ズィンダ廟

世界一硬いと名高いサマルカンド・ナンもぜひ食べてみてください!

サマルカンド・ナン

ブハラ

ブハラ

旧市街全体が世界遺産に登録されているブハラ
モスクやマドラサ(神学校)が保存状態良く残っているのが特徴です

街がある程度発展しているサマルカンドに比べ、昔ながらの雰囲気があるブハラは沈没してみるのもオススメの街

ヒヴァ

街全体が城壁に囲まれていて、博物館都市なんて言われるほどに砂漠の城塞と街が昔ながらに残っているのが特徴!

またサマルカンドやヒヴァに比べてコンパクトで見どころがギュッと集まっているので観光しやすいです

ヒヴァでは、城壁から眺める夕日と朝の静かで厳かな雰囲気が織りなす、24時間異なる表情を楽しむことができます。

カラカルパクスタン共和国

ヌクス
カラカルパクスタン共和国は、ウズベキスタン内で自治が認められている特別な地域で、その名前は「黒い帽子をかぶった民族」を意味します。カラカルパク人の伝統的な帽子がその由来であり、彼らの文化や歴史が色濃く残る地域です。

顔つきもウズベキスタンの他の地域よりもモンゴロイド色が強く
観光地化はされていませんが、その分独特な文化を味わえることができます!

ヌクス・バザール

私はカスピ海へと抜ける必要があったので訪れましたが、時間があったりマイナーな所に行きたい人にはオススメ

オススメスポットはムイナクにある「船の墓場」とよばれる場所
ヌクスからはローカルバスやタクシーチャーターで日帰りで訪れることができ、砂漠の中に錆びついた船が並び、自然と人間の歴史の複雑な関係を感じることができます。

船の墓場

また、この地で食べてほしいのが「ビシュバルマク」という料理
キルギスやカザフスタンでも有名な料理なのですが、そちらに比べて麺が平たくあっさりしているのが特徴!美味しい!

まとめ

合計で 10都市 訪れたウズベキスタンですが
サマルカンド・ブハラ・ヒヴァの三都市はウズベキスタンに訪れるなかで外せない場所かと思います

それ以外の場所での個人的にオススメはコーカンドです!

3.ウズベキスタン食事情

プロフ

ウズベキスタンの食事は基本油っぽいのが特徴で
油の量でお腹が緩くなってしまいがちなので対策が必要です

また、どの料理にもナン(ノン)と呼ばれるパンがついてきます

代表料理は
米や肉、野菜を油で炊き込んだ『プロフ』
牛や羊などをスパイスを混ぜ串焼きにした『シャシリク』
うどんのような麺料理の『ラグマン』

シャシリクとナン

肉の種類も豊富なのがウズベキスタンの嬉しいところ!

ラグマン(麺料理)

あとはケバブのような『シャワルマ』、世界どこにでも売っているハンバーガーや、ロシアの影響で『ピロシキ』『サモサ』なども主流!

宿代はやや高めですが食事の費用はかなり安いです!
シャシリクは一本100円しない程度で
プロフやラグメンもだいたい300〜400円ほど!

各地域に特色のある”ご当地ナン”があって
なかでも世界一硬いと呼ばれるサマルカンドナンは旅の思い出に食べてほしい!
※歯が折れそうになるので注意してください

4.個人的なオススメ宿

ホスピタリティー溢れるウズベキスタンでは宿も楽しみの一つ
オススメは下記の二箇所です!

・Hostel MEGI(フェルガナ)
心優しいおじちゃんと娘さんの家族経営の宿!
一泊ドミ1300円ほどでフェルガナ地方では最安。ホットシャワーもあり
コーカンドやマルギランなどウズベキスタン南東部の他の地域をめぐる時の拠点としてもオススメです!

・Kamolot Guesthouse(ブハラ)
ホスピタリティー溢れるトーヒル家族が暖かくおもてなししてくれる宿
朝食付きで、日によってはお母さんの出来立てパンを食べることができます!

常に明るいトーヒルと、ブハマジョン君の素敵な笑顔に囲まれて
ブハラの滞在がより良い思い出に変わること間違いなし!

5.かかった費用

ウズベキスタンに丸々滞在した13日間合計 38,366円
一日換算
だと2,558円でした。
宿代や鉄道などの移動費、食事など全て含んだ料金です

節約しすぎずに、ほどほどに遊び、宿も最安値ではなく取捨選択してこのぐらい!

コロナ前に比べるとインフレ&円安の影響で費用は上がっているものの、依然としてリーズナブルに楽しめる国だと思います!

6.まとめ

以上、ウズベキスタンでの滞在をまとめた記事でした

ホスピタリティ溢れる人々、シルクロードならではの文化、美しいイスラム建築が楽しめるウズベキスタンは、次のGWや夏休みにぴったりの旅行先だと思います!
ウズベキスタンの魅力にすっかり虜になった私としては、一人でも多くの方に訪れてほしいです

また、ウズベキスタン在住の日本人にインタビューしたこちら↓の記事もぜひ読んでみてください!

ではでは〜

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