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アメリカ大学留学③ 〜留学準備期間(後半)〜

ここからは自分の正直な感想や考えを基に人生を振り返っております。不快な表現や足らない言葉遣いをお許しください。

写真はOhehunga Sportsのアンダーチームの全国トーナメントで優勝した時の全体写真です。



2016年4月

高校を卒業し同級生が大学に入学していく中、自分は留学に向けて英語の勉強を続けていました。

アメリカ人の英会話の先生と会話したり、
オンライン教材で文法の基礎を勉強したり、
TOEFLの教材を買ったり、

色々試しました。

それでもTOEFL60点という基準はとても高く、伸び悩んでいました。

改めて新しい語学を習得する事はとても大変だなと感じました。

アメリカ大学の候補はいくつかありましたが、どの大学に入学するにしても英語力が足りませんでした。



そんな中、柏レイソル時代のコーチから

「ニュージーランド🇳🇿のチームでサッカーをしてみないか」

というお誘いを頂きました。
自分の進路が心配で連絡をしてくれたそうです。

NZは英語圏なので、
「実際に英語を学ぶ事のできる環境」

柏レイソル時代の先輩(現J1プレイヤー)も以前所属していたチームなので、
「サッカーも高いレベルで維持できる」

と判断し、アメリカ大学入学前の準備期をNZで過ごすことを決めました。

結局5月から11月までの約半年間滞在しました。



NZでの最初の生活は、チームの監督の家にホームステイする事になりました。すでに1人別の選手も同居していて、3人での生活でした。

NZではホームステイやシェアハウスが一般的で、
他人と同居して生活する環境が普通の認識だそうです。

自分はあまり生活水準に拘らないタイプなので特に問題はありませんでしたが、一般の日本人の感覚ですとこの環境への適応は大変なのかなと思います。



こうして拠点が定まり、

平日の日中は語学学校へと通い、

午後はチームで練習

土日は試合

という生活でした。



語学学校は英語力ごとにクラスが分けられていて、1クラスに15人程度の留学生がいました。

英語の基礎的な文法の勉強や、実際に英語を通じて交流を深める事のできる様な場でした。

ただ、「どうしようもない人間が多い」という印象を持ちました。

何か信念を持って英語を学びに来ている、
英語を用いて将来明確なビジョンがある
という人間は、実際2人程度しかいませんでした。

100人くらいと交流を持って2人でした。

とりあえず英語喋れたら良いと考えている
日本の大学入試や就活から逃げてきている
自由に遊びに来ている

など、友達になりたい人がおらず居場所を見出せませんでした。

しかし、そういう人達と交流をして、

「自分は何の為にNZに来たのか」

「自分がこれから進むアメリカ大学への目的はなんだろう」

「なぜアメリカなんだろう」

など自分の現在と将来のビジョンを再確認する良い機会になりました。

それから時間が経つにつれて、
チームメイトや外国人クラスメイトとの交流が増え、遊びに行く機会が多くなりました。

そういう機会の方が語学学校よりも英語力を伸ばす可能性があると思い、

学校よりも交流の機会を優先する様になりました。

その頃の生活は

平日の日中、IELTS(イギリス英語圏の英語力テスト)というTOEFLと同様価値のテストの勉強をし、

誘われたら遊びに行く(ほぼ毎日でしたが)

という生活をしていました。

最終的にNZ滞在期間(約半年)で

IELTS 5.5 点(9.0 満点)を取るまでに成長しました。
TOEFLに換算すると55点。

目標であった60点には少し及びませんでしたが、可能性が広がったとてもポジティブな留学期間でした。



サッカーの方では、
トップチームで練習をし、週末には試合。
アンダーチームの方でも試合をするなど、
毎日サッカーができる環境でした。

全てが新しかった事を覚えています。

幼少期に通っていたチームを除くと、
日本ではずっと同じチーム(柏レイソル)でサッカーをしてきました。

そして、自分にとってNZが初めての違う環境のサッカーでした。初めてが海外でした。

チームのコンセプトは当たり前ですが、
練習メニューや取り組み方
コミュニケーションの取り方

全てが日本の常識とは異なっていていました。

練習開始時間に選手が集まり出すのが当たり前でした。
普通日本では開始の30分前から来て何かしらするじゃないですか?笑

ただチームのレベルはとても高かったので、とてもいい経験になりました。

チームから3選手NZのフル代表に選ばれていたり、
後にオランダ2部でプロになる選手がいたりと、
良い環境だったと思います。

英語を話す環境

海外でのサッカー

海外での生活

など、NZでの留学経験を通して、アメリカ大学留学前に疑似体験の様な貴重な経験が出来たと感じております。



そして2016年11月、留学エージェントの方から、

University of Central Arkansas(アーカンソー中央大学)

から正式にオファーを貰っているという情報を頂き、本格的に入学の準備をする為、

日本へと帰国しました。


NZで出会った親友との1枚。右が僕です。



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