アメリカ大学留学⑦〜最高の思い出・秋学期〜
ここからは自分の正直な感想や考えを基に人生を振り返っております。不快な表現や足らない言葉遣いをお許しください。
写真は全米トーナメントへ挑むアーカンソー中央大学のイレブンです。
2017年9月
春学期と夏期間を経たものの、大学の環境や生活にあまり馴染めないまま秋学期がスタートしました。
通常アメリカ大学の1年は秋学期から始まるので、大学内には新入生が入学してくる時期です。
サッカー部としては年間で唯一シーズン(公式戦)がある時期です。
アメリカ大学生活の「本番」となるこの時期に、初年度の頃の自分は胸を高鳴らせていた気がします。
この2017年の秋学期は自分の大学生活の中で最も充実した期間でした。
「サッカー」「授業」「生活」
全てが良い循環でまわり始めたのがこの期間からでした。
まずは授業。
アメリカ大学の授業に関してはまた別の機会に細かく説明しますので、今回は割愛します。
春学期の地獄時間割から
一般の大学生と同じ様なクラスのコマ割に変わりました。
ようやく本当の意味でアメリカの大学生になれた気がしました。
秋学期には授業を5クラス取りました。
自分はまだこの段階で専攻学部を決めていなかったので、全て一般教養の授業を取りました。
毎日授業が合計で2時間半ありましたが、前学期の地獄スケジュールを乗り越た猛者にとっては何の苦もありませんでした。
そして、ようやく授業についていける様になったのもこの頃からです。
「みんなの言っている事がわかる!」という感覚に感動を覚えました。
まだスムーズに話す事は出来ませんでしたが。
英語は「Listening」から上達するのかなと思います。
生活面では、相変わらず栄養摂取の状況は変わりませんでしたが、それ以外は随分過ごしやすくなりました。
大学生活の流れに慣れてきて、
効率と心地の良い生活サイクルを見出す事が出来る様になった事が大きな要因でした。
そして1番大きかった要因は彼女が出来た事でした。
インターナショナルの生徒が集まるパーティで、純粋な私は多国籍が一同に会する場に馴染めずいました。
そのパーティで仲良くなったのが彼女でした。彼女は中東系で出身はサウジアラビア🇸🇦
お互い英語はあまり話せず、文化も全く違う2人でしたが、
自分としては初の国際的な交際に充実した日々を感じていました。
思い返せば、この時期が1番英語力が伸びた気がします。
なので「英語力を伸ばしたいのであれば、親友か彼女を作ろう。」
と公言していこうと思います。
そして肝心のサッカーの方も、徐々に充実していきました。
シーズン前までは監督から
「技術は高いけれど、フィジカルが弱く、戦えない選手」
という評価をされていました。
シーズン最初の2試合はベンチスタートで、出場時間も少ない状況でした。
ただその少ないプレー時間の中で上手くアピールする事ができ、
「戦える選手」
と評価を改めて頂きました。
変わったきっかけとなったプレーはスライディングでした。
アメリカ人は単純なんです。
とりあえず滑っとけば盛り上がります。
そして、その次の試合からスタメンで使ってくれる様になり、
怪我による途中数試合の欠場もありましたが、
チームのレギュラーとしての立場を確立していきました。
高校時代に干された経験のある自分にとって、勝敗をかけた真剣勝負の場に参加している状況が幸せでした。
チームとしては、リーグ戦こそ波のあるシーズンでまずまずの結果でしたが、
地区トーナメントで優勝し、
アーカンソー中央大学「史上初となる全米トーナメント出場」を果たしました。
歴史的な偉業(少し大袈裟ですが)を達成したチームの一員になれた事で、自分は「アメリカに来て良かった」と心から思いました。
この後の全米トーナメントの一回戦であっさり敗退し、力の差に絶望する事はまだ知る由もありませんでした。
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