[必読]🇺🇸アメリカ大学サッカー事情⚽️

この[必読]ではアメリカ大学やアメリカサッカーを理解する上で重要な情報を説明し発信していきます。
知っている人にとっては当たり前の情報が多いので、題名に興味がある場合に読んでみてください。

今回はアメリカの「大学サッカー」について説明します。

最初に確認しておきますが、
イメージとしてアメリカは「横社会」のイメージです。

時期

アメリカ大学（２学期制）の学習期間は

秋学期（9月〜12月）

春学期（1月〜5月）

となっております。

アメリカ大学サッカー協会のシステムとして、

公式戦のシーズンは秋学期のみとなります。

春学期の期間は練習や練習試合のみの、「チームを構成する準備期間」。

夏の期間は自由な「自身の準備期間」となります。

アメリカ大学サッカー協会

アメリカには大学サッカー協会がいくつか存在します。

日本では「全日本大学サッカー連盟」という1つの協会です。

関東１部リーグ
関東２部リーグ
県・都リーグ

というような「縦社会」が基本のシステムです。

アメリカの大学ではいくつかの協会があります。

NCAA (National Collegiate Athletic Association)

NAIA (National Association of Intercollegiate Athletic)

NJCAA (National Junior College Athletic Association)

NWAC

の４団体があり、
男子で1000チーム以上、女子で1500チーム以上あるなど、
アメリカ大学のサッカーは規模がとても大きく「横社会」のイメージなんです。

NCAA

NCAAの大学は4年制となっております。

アメリカ大学で最大規模のスポーツ機関と認識されています。

NCAAでは

NCAA Division 1
NCAA Division 2
NCAA Division 3

とリーグが分けられています。

リーグは、大学の「資金力」と「規模」で分類されます。
サッカーの実績ではなく大学自体の規模の大きさです。

昇格や降格の制度は無いので、リーグ間での公式的な交流はありません。

NCAA Division I

NCAA D1 はアメリカ大学サッカーのトップリーグと認識されています。

特徴として、「規模」が大きく「資金力」がある大学が参加するリーグです。

NCAA Division1 には

約200チーム(現208チーム)が登録されており、
26カンファレンス(リーグ)に分類されております。

NCAA Division II

NCAA D2は D1と比べ、大学の規模やレベルは落ちます。

NCAA Division2 には

約200チーム(現203チーム)が登録されており、
23カンファレンスに分類されております。

シーズンの流れ

秋学期の公式戦では、
「レギュラーシーズン」と「トーナメント」にわかれます。

レギュラーシーズンでは約20試合ほど試合をします。

カンファレンス内のリーグ戦と

別のカンファレンスのチームとの試合(リーグ戦に関係のない試合)

があります。

RPIという全米大学ランキングがあり、
レギュラーシーズンの結果はこのランキングに影響します。

リーグ戦の順位はトーナメントの試合数や組み合わせに影響します。

トーナメントでは「カンファレンストーナメント」と「全米トーナメント」があります。

「カンファレンストーナメント」は
レギュラーシーズン後に、カンファレンスのリーグ戦での順位に応じて組まれる地区トーナメントです。

「全米トーナメント」は48チームが参加する、アメリカ大学サッカー最大のトーナメントです。
全てのチームや選手がここを目指します。

全米トーナメントの「参加資格」は2つあります。

カンファレンストーナメントの覇者

RPI 上位チーム

まず、カンファレンス内のトーナメントで優勝すると全米への切符を手にする事が出来ます。

26カンファレンスあるので、26チームがこのシステムで全米へ進みます。

もう1つが、RPI(全米ランキング)で上位に入る事です。

レギュラーシーズンでの勝率がRPIに影響し、上位大学が残りの枠に選ばれる可能性があります。

NAIA

NCAA同様4年制の大学のリーグです。

NCAAの大学と比べると、規模の小さい大学が多く参加するリーグですが、レベルの高いチームや選手も存在します。

大学の規模が小さい独立リーグなので、学費が安い所が多く、インターナショナル生を集めやすい特徴があります。

NAIAには

約200チーム(現223チーム)が登録されており、
18カンファレンスに分類されています。

NJCAA

NJCAAは2年制の短期大学です。

卒業後、2年間の単位を引き継いで、4年制の大学(NCAA or NAIA)へ編入することも可能です。

主に英語力の足りないインターナショナル生が集まり、
「英語力」「アメリカサッカー」「海外生活」など
多くの要素に慣れた後ステップアップ(4年制への編入)を目指す選手が多い所が特徴です。

NJCAAでは

3つのDivisionがあり、

合計で231チーム登録されています。

最後に

今回は「アメリカの大学サッカー事情」について説明しました。

横社会のアメリカ大学は規模がとても大きく、説明が長くなってしまい申し訳ございません。

もしご質問や不明な点がございましたら、コメントやご連絡いただければと思います。

Mail: kyosuke@zero-00-zero.com