美大生×官僚 共創デザインラボ 2024年度中間発表
こんにちは!美大生×官僚 共創デザインラボです。
今回は、2024年6月15日に行われた第9回共創ワークショップのテーマ案プレゼンテーションの模様をお届けします。
プレゼンテーションには、発表する美大生メンバーと官僚メンバーに加え、本授業ご担当の多摩美術大学統合デザイン学科 永井一史 教授にもご参加いただき、共創デザインプロセスの中間発表を様々な視点・レベル感で検証する機会となりました。
プレゼンテーションについて
ここまでの活動では、大きな3つのテーマからそれぞれのチームに分かれてリサーチ、ディスカッションを重ねてきました。以下が、3つのチームとそのテーマです。
チーム①「デザインによってどういう効果があるのか?見えづらい問題」
チーム②「アーティストのキャリアパス問題」
チーム③「 情報格差問題」
2024年8月4日に経済産業省内の未来対話ルームで開催される、第8回 共創ワークショップで扱う「テーマ」を、各チーム2案ずつ提案するプレゼンテーションで、最後は投票によって、合計6つの案から2つに「テーマ」を絞りました。
各チームのプレゼンテーション内容詳細noteも準備中です!
チーム①「デザインによってどういう効果があるのか?見えづらい問題」
チーム②「アーティストのキャリアパス問題」
チーム③「情報格差問題」
テーマ案プレゼンテーションを通して、永井一史教授、官僚メンバーの皆さんから頂いたコメント
永井一史 教授
美大生x官僚でしかできないことをやるべき。もっとテーマを深めても良いのではないかと考えた。テーマ設定自体ももう少しシャープに。
官僚メンバー 水上直哉さん
日常生活にデザインを落とし込むということがよく考えられていて良いと思った。作り手とユーザーの距離感をデザインで繋ぐということ。
官僚メンバー 占部昭裕さん
斬新なものが多い。新鮮だった。社会課題をどう解決していくかという切り口をこれから深めていければ良い。官僚と美大生がどう共創していくかに繋げていきたい。
官僚メンバー 外山雅暁さん
官僚と美大生の共通点は、どちらも成果が出るまでに長い時間がかかる事だと思った。プロジェクトもアートも根付かせるのは時間がかかり、また時間をかけなければいけないものである。この活動は1年で終わってしまうけど、一年で終わらせないような視点があると良いと思った。
官僚メンバー 橋本直樹さん
自分たちが社会の中で普通じゃないという印象が多かった。美大生の半分が行方不明になる?!いろんなことをやる人が増えており、そこに価値があるのではないか。今までのレールの上を歩くだけではダメ。自分たちだけ良くなるという視点だけでなく、他の人々にも生きてくるようなアイデアもあるのかなと思った。そういう視点を持って今後議論していきたい。
官僚メンバー 曾和小百合さん
プロセスがわかる内容で充実していた。課題の切り口自体は今までも語られていることが多かったのではないかという印象。官僚自身が現場で常に働いているわけではなく課題の理解も集合知になりやすいところがあったので、官僚以外の方々のインプットや現地の課題をより多く取り入れられれば良いのではないかと思う。
最終的に出揃った6つのテーマ案
チーム①「デザインによってどういう効果があるのか?見えづらい問題」
デザインを証明する
デザインはものづくりだけじゃないんだということ
チーム②「アーティストのキャリアパス問題」
アーティストのためのコミュニティとは
アートの価値と面白さをデザインでどう伝えるか?
チーム③「情報格差問題」
知らないことを知るための会話
知らないことを知るための教育・街づくり
この中から選ばれたテーマは…ジャカジャカジャカジャカ、ジャン!!!
前期のテーマは「アーティストのためのコミュニティとは」
後期のテーマは「知らないことを知るための会話」
に、決定しました!
これからは、決定した2つのテーマを更に探求しながら、ワークショップ準備に取り掛かります。8月4日に経産省 未来対話ルームにて開催する第9回 共創ワークショップでは、最も票が入った「アーティストキャリアのためのコミュニティとは(仮称)」をテーマにする予定です。
それでは、次回以降のレポートもお楽しみに!
突然ですが、ここで
共創デザインラボのメンバー紹介コーナー!!
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