CO²排出削減のための自動運転バス運行
ゼロカーボンシティ推進対策特別委員会
今日はゼロカーボンシティ推進対策特別委員会に出席しました。
委員会では、新型コロナウイルスの感染拡大でバスや鉄道などの公共交通を利用する人が減り、運行事業者の収益が悪化していること、バスなどのこれ以上の減便を避けるために利用者を増やす取り組みを進めていることが説明されました。
資料によると、人間一人を1km運ぶのに排出されるCO²は自家用車と比べるとバスは5分の1、電車は8分の1だそうです。
大津市では公共交通を維持するために新たな輸送サービスの導入を考えており、社会実験として「のりあいタクシー光ルくん号」を市内6地域で実証運行しています。
実証運行の利用実績は乗り合い人数が1回あたり1.0~2.1で採算がとれるところまでは利用が進んでいないようです。
市職員の働き方を改善するほうが先
エコを意識した移動手段の選択について、大津市の職員を対象に実施した意識調査の結果が紹介されました。
アンケート結果によると、通勤に自家用車を使うのは全体の41.4%、電車・バスを使う割合は39.6%でした。
車通勤を選ぶ理由については「所要時間が短い」「自宅周辺の公共交通が不便」などが上げられていました。
公共交通の利用率が低いことについて、
・市の職員が積極的に公共交通を利用するよう啓発すべき
・公共交通での通勤にインセンティブを与えてはどうか
等の意見が出されました。
私は、公共交通の利用を職員に勧めるという話だが、そもそも朝早くから夜遅くまで働いている市職員の勤務状況を改善するほうが先ではないか、深夜ではバスが走っていないので乗ろうとしても乗りようがないだろう、とまずは職員の働き方改革が先ではないかと意見を述べました。
JR比良駅のバリアフリー化工事は令和5年3月に完成予定
公共交通をより利用しやすくするための取り組みとしてバリアフリー化の促進が進められています。
今、工事中のJR比良駅は令和5年3月にバリアフリー化が完了します。これで乗降客数3000人以上の駅のバリアフリー化がすべて完了します。
自動運転バスの実証実験
琵琶湖の湖岸を走る自動運転バスの実証実験が2つ紹介されました。
ディーゼル車を走らせる有料のものとE V車を走らせる無料のものです。
①ディーゼル車の自動運転バス 令和4年12月10日~令和5年2月4日 有料
②電気自動運転バス 令和5年2月8日~令和5年2月28日 無料
電気自動車を走らせる無料の実証実験は、国の補助金を活用するもので、自動運転に従来の磁気マーカに加えてターゲットラインペイントも併用し、より安全性を高めているとのことでした。
ゼロカーボンシティ推進対策特別委員会として視察させていただきたいと委員間で意見がまとまり、日程等を調整していくことになりました。
自動運転EV車の乗り心地を解説付きで体験できると良いなと思います。