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教員採用試験の場面指導ってなぜあるのかな?何をみられるのかな?という話

公立学校教員の採用試験
そろそろ
どの自治体も
一次試験が終わりますね

近年
大学でも面接練習を実施してくれる
ところも多いようで
手厚い支援があるのは
学生の方々にとってありがたいことだと思います

とはいえ
面接の中には
「○○のようなときにどのように対応するか」
といった
いわゆる
場面指導に対しての質問が入ることもある
と考えると
いろいろな場面の対応事例を知っておきたい
ところかなと思い
これまでにも
(noteでは今年がはじめて)
対応事例をあげてきました

今回は
noteでははじめてということもあり
場面指導というのは
何をみているのかということについて
本当はここが
すごく大事なのでは?と
思っていることについて
お話したいと思います


場面指導は難しいよね

見出しに
「場面指導は難しい」
と書いてしまいましたが
「場面指導」は
児童生徒指導のことと
捉えられますので
児童生徒指導は難しいと思うということですね

教員採用試験の「場面指導」というよりも
児童生徒指導は難しいです

なぜなら
児童生徒は
ひとりひとりのもつ背景、環境が違うから

対応のしかたは
ひとりひとり違っているからです

同じ状況で
同じことについて指導する場合でも
厳密にいえば
同じ事象に対して
3人に指導をするにしても
ひとりひとり違った対応が考えられます

えーーーー

それなら
どうして場面指導が試験になるの?
ですよね

どうして試験になるのかといえば
この理由だけとは思えませんが
教員は
学習指導が大切であるように
児童生徒指導もまた大切だから
ではないでしょうか

大切な生徒指導に向き合うにあたって

児童生徒を理解しようという気持ちがあり
適切に対応しようとしているか

ということを確認したい
そう思うのは
採用側からみると
とても大事なこと
であると思います

「生徒指導提要」にも
「生徒指導の基本と言えるのは、教職員の児童生徒理解」
「生徒指導とは、児童生徒が、社会の中で自分らしく生きることができる存在へと、自発的・主体的に成長や発達する過程を支える教育活動のことである」
(「生徒指導提要」令和4年12月文部科学省から引用して一部を抜粋)
とされていますよね

児童生徒を指導する場面(場面指導)では
児童生徒を理解しようとしながら
適切な対応をしていく
ということが大切ということですね

とはいえ
適切な対応というのは
先生自身の価値観で判断して指導したり
学校ごとに基準が違っていたりしたら
児童生徒が混乱してしまいますよね
そうならないように
ガイドラインとなっているのが
「生徒指導提要」というわけです
特にこの目的の部分がもっとも根本的な部分です

「生徒指導とは、児童生徒が、社会の中で自分らしく生きることができる存在へと、自発的・主体的に成長や発達する過程を支える教育活動のことである」

適切な対応をしようとしているということ


今、先生になっても、適切な対応ができる
そんな即戦力となる力をすでにもっていたとしたら
それはそれですごくいいですよね

そして
もしかすると
学生の方は面接のときまでに
そういった力をつけておこう
としているかもしれません

ですが
それはなかなか難しいですよね
面接官はそれを十分に理解した上で
面接をしています

だったら何が大事なのかというと

適切な対応をしようとしているか

ということ
そう思いませんか?

必ずしも適切な対応でなければいけない
とは限らないと思うのです

対応として適切でも
そこに「心」というか
児童生徒へ向き合う気持ちがなければ
本当の意味で
適切な対応とはいえないし

という感じでしょうか

適切な対応をしようとしているかというのは
質問に対するこたえから
感じ取ることはできるますよね

最初に質問で感じ取ることができなければ
感じ取ることができる質問を
さらに投げかけてくるはずです

たとえば

あなたは4年1組の担任です

学級の児童のひとりが

休み時間に自分席に座ったまま

急に泣き始めました

あなたはどうしますか

(「教採対策ねこのーと」Instagram・YouTubeより引用)

小学生は
急に泣いたりすることがわりとよくあります
低学年の方が多いですが
中学年でも、高学年でもみられる場面です
この場面指導の質問に
私なら
このようにこたえるかなと思います

こたえ方の例
まずは席の周りを含め
児童の様子を確認します
そして近くに行き
どこか痛いところがある?
などと声をかけてみたいと思います。

(「教採対策ねこのーと」Instagram・YouTubeより引用)

このこたえは
児童の様子を確認する
近くに行く
どこか痛いのかを聞く

こ3点が
適切な対応をしようとしている
と感じとれるポイントとなっています

ですが
「どこか痛いところがある?」
という声かけは
私だったらというものなので
もしかすると
ここを深掘りされる可能性はあるかな
と思います
また
人柄もここでチェックできますね
面接官から
「なぜ児童にそう声かけをしたのですか?」

「どこか痛いところはある?と聞いたのはなぜですか」
みたいな感じで聞いてくるかもしれません

私は声かけとして
「どこか痛いところはある?」
とした理由は
①簡単ではあるけれど児童の安全(健康状態)が確認できる
②児童が返事をしやすい
 うなずくだけでも返事ができる
からです
適切な対応をしようとしていると
感じ取ることができそうですよね

場面指導で大事なこと

上記の例のような質問を
私は経験があるのですぐにこたえることができます
ですから経験がなければ
児童生徒指導で大切な基本的なことを知っておく
できるだけ多くの事例を見聞きする

ということで
適切に対応することに近づけるのではと
私は思うのですがいかがでしょうか

この記事のまとめ

場面指導は
実際の児童生徒指導を想定して
どのように対応するかを問われることが多いですね
基本は
先生になろうとしている
なりたいと思っている
その想いが
児童生徒理解につながるひとつではないかと
私は思います

適切な対応は
いろいろな事例を
見聞きしておくと安心かなと思います

もしも
そのような機会がなかったら
「自分の大切な人だったらどのように対応する?」
と自分に問いかけてみてもよいかもしれません

いろいろな場面を
noteでも記していきたいと思いますので
参考にしていただけたらと思います

ちなみに
まだまだ初心者のYouTubeではありますが
もしよかったら
こちらでも
説明していますので観ていただけたらと思います
(画面をクリックでYouTubeにとびます)

(教員採用試験対策【動画】☆ねこのーとhttps://www.youtube.com/@neco3channel




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