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発達の「課題」同じようだけどどこが違うのだろう(ハヴィガーストの発達課題)
「発達理論」の学習を進めていると、いくつかの「発達段階」があることに気づきます。
その中で「発達段階」ごとに「発達課題」を示しているのが、ハヴィガーストの発達理論です。
今回は、ハヴィガーストの発達理論についてお話します。
発達課題とは
人には、健全な発達をしていくために、各段階で達成しておくべき社会的・心理的課題があるといいます。
この課題を「発達課題」といい、提唱したのがハヴィガーストです。
ハヴィガーストは、人生を6つに分けて考えました。
それが以下の表です。
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エリクソンとのちがい
エリクソンの提唱する発達段階にも、それぞれ「心理社会的危機とよばれる課題」があるとしていますね。
教員採用試験対策としては、2つの課題のちがいに注意が必要です。
エリクソン:発達段階における課題は「心理社会的危機」を乗り越えて成長する
ハヴィガースト:達成しておくことが望ましい「発達課題」がある
水色枠内は、あくまでも教員採用試験対策としての注意点です。
この違いを理解していれば、正答を選ぶことができると思われるところを示しました。
ハヴィガーストの発達課題をもっと簡単に
ハヴィガーストの発達課題について、ごく簡単言うとしたら、「例えば、乳幼児期には歩いたり、自分で排泄したり、話したりすることができるようになるといいよ。乳幼児期に自分で排泄ができないと、児童期に困るよね」ということです。
幼稚園(保育園)期に、自分でトイレに行くことができないと、小学校に行くようになって困る(不適応)だよ。
というイメージですね。
この記事のまとめ
似たような用語、提唱者によって違う発達段階。
混乱しそうなものほど、理解したときは、目の前がパッと明るくなる感じがしますよね。
できるだけ具体的なもので理解し、イメージ化して、あわせて用語も覚えてみるといいかなと思っています。
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