教員採用試験対策としての特別支援教育について
今回は、教員採用試験対策のインスタグラムとの連動です。
インスタグラムでは、要点を絞って投稿していますが、ここはもう少し、説明を加えたいなというものもあります。
今朝、そういった投稿に関しては「note」を利用すればいいのでは?と思いつきました。
今回は、その第1回目として、「特別支援教育」についてのお話をしてみようと思います。
インスタグラム投稿をもう少しくわしく
本日「今年受験する方はていねいにチェックしてほしい特別支援教育2」
という内容で、インスタグラムの投稿をしました。
この投稿に、重要文の抜粋を記しました。
教員採用試験対策として、インスタグラムを利用して、サクサクッとチェックしてもらいたいなあと思ってのことです。
ですが、抜粋文(「」内)の意味が、少しわかりにくいかなあと思ったんです。※投稿の4ページ目です。
教育的ニーズとは
この文の中に出てくる「教育的ニーズ」については、文部科学省から説明が記されていて、それがこちらになります。
具体的にどういうこと?
「子供一人一人の自立と社会参加を見据えて,その時点での教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できる,多様で柔軟な仕組みを整備すること」
この中で難しいなと思われるのが、「教育的ニーズに最も的確に応える指導」という部分。
難しいですよね。
なので、このように考えてみてはどうかなと思いました。
教育的ニーズにこたえる指導
そもそも、私たちは、誰一人として「同じ」人はいません。
なので、それぞれにちがった学び方があってよいわけです。
たとえば、このような問題。
この問題を1年生の算数として学習する場合を考えてみます。
「合併」と式が結びつくことがめあて、つまり
「あわせていくつ」を式と結びつけることができるようになるといいなあ・・なのですが、
・具体的な絵だとわかりやすい
・ブロックなどにおきかえるとわかりやすい
・数字がわかりやすい
・自分のすきなものに置き換えて考えるとわかりやすい
など、それぞれの特性によって、理解のしやすさが違ってくることがあります。
①、②はブロックを使っていますが、並べ方が違いますね。
①の方が、数直線につながりやすいブロックの並べ方ですが、この時点で、②の方がわかりやすければ、それでもよいわけです。
また、犬が大好きで、それに置き換えて考えたいという子もいるかもしれません。
なので、教室にはいくつかのブロックを用意しておくとか、おはじきを用意しておくとか、犬の絵の描いたカードを用意しておくとか、児童の特性に合ったものを選択して学習できるようなものを用意しておく、というのが、発達段階に合わせた具体的な支援という感じです。
そのほか、絵や図、文字の大きさなどを変えたり、筆記具にタブレットを利用したりといった合理的な配慮も含まれますね。
この記事のまとめ
特別支援教育は、平成18年の「障害者の権利に関する条約」の採択以降、大きく変化してきました。
私が在住する市でも、さっそく特別支援教育に対応するための加配が実施されたことをよく覚えています。
今回は、教員採用試験対策として、特別支援教育の重要文を読むに当たって、教育的ニーズや合理的配慮のイメージが持てるといいかなと思ってお話してみました。
ちょっとわかったかもと思っていただけたら嬉しいです。