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教員仲間には言えないけれどこんなことを想っているという話です(教育法規関連)



学校現場でありそうな話

算数の問題を解いている児童に、アドバイスをしようと、肩をそっとトントンと叩いて知らせた。

その日の夕方、保護者から、
「子どもが、先生に肩を触られて気持ちが悪いと言って、明日は学校を休みたいと言っています」
という電話がかかってくる。

このようなことが実際にあります。

保護者からのこういった訴えに、学校はていねいに対応をしなければなりません。

このときの初期対応は非常に大切です。
しなければならないこともいろいろあります。

現在は、対応がより慎重になり、学校側がしなければならないことが増えるため、仕事量が多くなるということにつながります。

教員の仕事は大変

教員にとっては、些細なことと感じることでも、保護者や児童生徒が些細なことと感じるかどうかはわからないので、どのようなことでも、気になることがあったら対応をすることが必要となります。

教員の仕事は大変
そういわれる理由のひとつだと思います。

教員だけなのか

ですが、それは教員だからでしょうか。

他の仕事には、そのようなことはないのでしょうか。

私は、教員だけではないのかなと感じています。

普段、スーパーで買い物をしていると、食品売り場だけでも、仕様がよく変わっています。

山積みになっていたブロッコリーが、ひとつひとつビニールの袋に入っているようになった

バナナの品薄の理由が、ていねいに書かれて掲示されている

値引き商品には「食品ロスにご協力ありがとうございます」と書かれている

これらをするために、きっと従業員の方々の仕事が増えたのではないかと思います。

コンビニエンスストアでは、振り込みができるようになったことも、ホットスナックのメニューが増えたりするのも、従業員の方々の仕事が増えていくことになると思います。

大変と感じる理由

このように考えていくと、どのような仕事でも共通の大変さがあるような気がするのです。

その共通な大変さを感じるもとにあるのが、社会の変化ではないかと私は思うのです。


社会が変わっていくことにより、それぞれの仕事の内容が変わってきている。
学校でいえば、社会の変化により以下のような法規も施行されるようになりました。

・いじめ防止対策推進法(平成25年)
・いじめの重大事態の調査に関するガイドライン(平成29年※令和6年8月改訂)
・教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律(令和3年)
・こども基本法(令和5年)


この記事のまとめ


教員仲間は、もう40年近く教員という仕事を続けています。
雑談の中で、
「社会が変わってきたから、先生のしなければならないことも変わってきているよね」
と言ったときに返ってくるのは、

「そうはいっても、大変なんだよ」

そうだよね。
そう思います。


他の仕事をしている人も、同じようなところが大変って思っているんじゃないかな・・・。

それは、声にすることはしない私の心のつぶやきです。

関連法規について


「学校現場でありそうな話」は、以下の法規に触れる可能性があります。

令和三年教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律

第二条
3 この法律において「児童生徒性暴力等」とは、次に掲げる行為をいう。

四 児童生徒等に次に掲げる行為(児童生徒等の心身に有害な影響を与えるものに限る。)であって児童生徒等を著しく羞恥させ、若しくは児童生徒等に不安を覚えさせるようなものをすること又は児童生徒等をしてそのような行為をさせること(前三号に掲げるものを除く。)。

衣服その他の身に着ける物の上から又は直接に人の性的な部位(児童ポルノ法第二条第三項第三号に規定する性的な部位をいう。)その他の身体の一部に触れること。


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