教員採用試験の二次試験(面接・場面指導・模擬授業)対策をシンプルに考えると面接官の期待しているこたえになるかもという話
今回は
ここ3年間の教員採用試験に
じっくり向き合ってきて
二次試験合格のために
どういう考え方で
面接などに取り組むのがベストかと
ねこのーとが考えているかを
お話しさせていただこうと思います
二次試験対策の話の前に
冒頭から
タイトルと関係のない話で
言い訳がましいかも
なので
サラッと目を通していただければと
思って書いています
もちろん
ここはスルーしてくださっても
二次試験とは関係ないです
ただ
何を根拠に
そんなことを言っているのか
と思われた方には
ちょっと読んでいただけると
なるほどと思っていただけるかもです
ねこのーとは
教員採用試験対策という
堅めの内容を記しているのに
イラストがポワーン
話し方も上手ではない
文章もキッパリせず
この情報大丈夫なのかな
と思われがちです
自虐的ではなく
出川哲郎さん位の年齢ですが
これまでずっと
この感じは変わらず
教員であったときも
初めての保護者からは
「はじめは先生は頼りなさそうにみえました」
と言われることが
よくありました
正直、ここは
自分の弱み
だと思っています
ですが
ねこのーと執筆者には
ちょっとした強みもあります
それは
私が教員採用試験対策をするうえで
サポーターとなる方がたくさんいることです
現役教員
現役管理職
元面接官
長年生徒指導を担当する(した)教員
こういった方々が
現在の公教育や学校の様子
教員の方々の困り感や喜び
初任者が困っていること
そういったものを
伝えてくれます
こういった「生の声」が
文部科学省の資料
教員採用試験の過去問
地方公共団体の教育施策を
読みとるヒントとなり
教員採用試験対策に
活かすことができる
それが
ねこノート執筆者の強みかなと
思っています
他力本願のようなので
付け加えさせていただくと
もちろん
自分の教職経験も
参考にしていますし
執筆家としてのキャリアも
活用しています
頼りなさそうなイメージ
ではあるので
今回あえて
こんなアテンションを
させていただきました
また
令和7年度一次試験を受験された方から
Instagramの投稿から
いくつも出題されました~と
メッセージいただいたりしましたのも
付け加えさせてください
頼りなさそうにみえる
は弱みですが
信頼できるサポーターと
つくりあげている
というのが強みです
二次試験対策の軸におきたいこと
さっそくですが
ねこのーとからお伝えしたい
二次試験対策の軸
ポイント3つは次の点となります
この3つです
そんなことはわかっています
そう言われそうですが
これこそが「軸」であり
面接官の期待しているこたえになる
シンプルな「軸」となると考えています
「特に」をあげるなら
個人面接
1、なぜ教員になりたいのか
模擬授業、場面指導
2.どんな教員になりたいのか
3.そのために何をするのか
ですね
そして
この「軸」がしっかりしていれば
さまざまな質問をされても
授業をしても
面接官は
この「軸」を感じ取ることができます
なぜ感じ取ることができるかといえば
面接官は
実際に教育の現場に立っていた方が
みているからです
※教育委員会の指導主事の方も
教員経験がある方が多いです
管理職という立場の方が
授業が上手であるか
管理職として適任か
とか
そういうことは
ここでは触れることではなく
管理職の方は
多くの児童生徒
多くの教職員と
関わってきた方々なので
その経験から「見る眼」が肥えている
つまり
目の前にいる受験生の方の「軸」を見抜く眼を
経験からもっているといえると感じます
そして
その「眼」が主観的にならないように
評価基準という観点があり
それにもとづいて「評価」することになります
それでは
「軸」にしたいものの中から
1.なぜ教員になりたいのか
をとりあげて
お話していきます
1.なぜ教員になりたいのか
を「軸」として確認する理由を
お話していきますね
なぜ教員になりたいのか
教員志望動機
教員を志望した理由
などは
面接シートにすでに記入していると思いますし
自分でも
すでに確認していると思います
記入するので文章を推敲し
提出してあると思います
ところで
記入した際の整った文章にする前の
教員になりたい
根っこの部分はどのようなものでしたか?
たとえば
6年生の担任になり
卒業式の感動を体験してみたいなあ
音楽専科になって
器楽指導に力を入れて
発表会で保護者に感動してもらいたいなあ
自分の理想の学級づくりって
楽しそうだなあ
合唱コンクールで優勝したいなあ
文化祭を学級で盛り上げたいなあ
そういったエピソードが
あったのではないでしょうか
それを「軸」と考えてみてください
読み手にわかりやすいように
読み手によい印象をもってもらうために
どのように書いたらよいか練り上げた文章ではなく
その文章を仕上げる前のエピソード
それを面接の際に思い描いておきましょう
シンプルなことですが
とても大切で
自分が先生になりたいと思ったエピソードこそが
面接官に伝える時の表現や表情として
生き生きとしたこたえになる
ものだからです
もう少し具体的にいうと
面接シートの
「教員を志望した理由」
という欄に
このように記入したとします
この文章のもとになっている気持ちは
だったとしたら
この本音の部分は
しっかり思い出しておこう
ということです
教員になりたいシンプルな理由
実際に
面接練習をさせていただくと
みなさんとても上手に対応されます
たとえば
「教員を志望した理由を聞かせてください」
「はい。
小学校教員は、
小学校1年生から6年生までという、
6年間もの長い期間、
児童の成長に関わることができます。
自分の経験や学び活かして、
児童の学習面や生活面を支援することで、
成長の喜びを分かち合うことができる
職業に魅力を感じ、
小学校教員を志望しました。」
というようにです
ですが
聞きたいのは
面接シートに記された内容ではありません
このこたえですと
面接官は
もう少し具体的なことをききたくなります
たとえば
「児童の学習面や生活面を支援する
ということについてですが
支援について具体的な考えはお持ちですか」
という感じですね
受験者は
突っ込まれた
と思うかもしれませんが
専門的なことを引き出そうと
いじわるで聞いているのではなく
そのこたえだと教員になりたいと思う気持ちが
いまいち伝わってこない
と感じるので
そのような質問をして聞いてみたいのです
ですが、ふいに
そう聞かれても悩んでしまいますよね
このような質問をされないために
面接官になるほどね
と思ってもらえるような話
つまり
「なぜ教員になりたいか」を
シンプルかつ具体的に
話すことができるように
確認しておくことが大切
ということです
「小学校の時、
6年生の担任の先生が、
卒業式で皆さんと関われたことが
とても幸せでしたと言ってくださいました。
私はその時、先生になって
卒業生を出してみたいと思いました。
中学校時代も卒業式の時に、
担任の先生が感動している姿に
感動してしまいました。
先生は素敵な職業だなと思い
教育学部を受験しました。
小学校を選んだのは、
きっかけが
小学校の先生の言葉だったからです。」
このこたえ方の方が
面接官に
小学校教員は、
・児童の成長に関わることができる
・児童の成長の喜びを分かち合うことができる
・小学校教員を選んだきっかけ
が、伝わりますよね
そういうことです
ちなみに
面接シートは
記入しているうちに
なんとなく
本音の部分とずれてきてしまうこともあるので
そこは確認しておきたいところです
この記事のまとめ
1.なぜ教員になりたいのか
2.どんな教員になりたいのか
3.そのために何をするのか
ということ
難しく考えがちですが
シンプルに
自分の気持ち
エピソードをもとに
「軸」として確認しておくと
面接官にも伝わりやすい話ができると思います
今回はそんなお話でした