記野式:サクッと!ゲーム業界講座 11月前半号
こんにちは。Twitterの3,700人の解雇や、15万人雇用すると言っていたAmazonが採用を凍結したり、Metaの11,000人の大量解雇のお話などなど、不況知らずと思われた「テック」ビジネスも不景気の流れには逆らえないようです。
さて、早速行きましょう!イギリス週間ランキング、プラットフォーマーの決算発表から見る動向、その他のニュースと続きます。なお、本記事での為替レートは1ドル=146円で計算しています。
<記野式まえがき:Disneylandの魔法は解けた?>
Disneylandは「地球上でいちばん幸せな場所」と言われています。しかし、このDisneylandの魔法が解けてしまった!というアメリカ国内の記事があったのでまとめてみました。このお話は東京ディズニーランドの話ではありませんのでご注意を。
1.ポストコロナでようやくテーマパークが復活!
記野式でも過去に取り上げていますが、新型コロナ感染拡大期にはDisneylandを始め世界中のテーマパークが開園すらできず経営に困っていた時期がありました。
日本ではまだまだ新型コロナウイルス感染に過敏になっていますが、ご存じの通り欧米ではすっかりポストコロナの様相ですから、テーマパークはしっかり集客しています。
ま、日本でも東京Disneylandも最近では連日の賑わいでチケットも取りにくくなっているようですね。
2.夢の国の夢から覚める?
Walt Disneyは1955年にDisneylandを開園しました。彼が描いたDisneylandは「地球上でいちばん幸せな場所」であり、人々が外の世界やその問題から隔離される場所で、楽しい乗り物が動き、キャストも全員親切。
まるで絵本の中に入り込んだような、ゲスト中心のシームレスな体験を実現する努力の積み重ねが、Disneylandファンの言う「魔法」なのです。そして、すべてのイリュージョンと同様に「魔法」は没入感と一貫性に依存しているのです。
Disneyの魔法が顕著に現れているのはパーク内の清掃です。都市伝説的に言われていることですが、Walt Disneyがパーク内のゲストを追跡したところ、人はゴミを地面に捨てるまでに平均30歩も歩くことを発見したのだそう。そのため、Disneylandのゴミ箱の間隔は30フィート(約1.5メートル)になっているのだそうです。
ところが、ネット上の掲示板にはゴミ箱の中身が路上にあふれ出ている、乗り物が壊れている、メンテナンスされていないなど、Walt Disney ポリシーにまったく反する問題がいくつも報告されているのです。
なぜこのような事態になったのでしょうか?
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