海外支援活動の意義
ボランティアをしても意味がないんじゃないか?
私はそう思って、地元地域のボランティア活動以外は一切参加したことがありませんでした。
そんな中、
「意味がないかって?あるかないかでいったら、ほぼ無意味、ほぼ無力だよ」
と話すボランティア団体の理事の方に出会うことができました。
それがNPO法人JIYUです。
「では、なんで長年ボランティア活動をしているんですか?」
と聞くと、
「世のため、人のために生きたいと思えるかどうかの方が重要でしょ?」
という言葉が帰ってきました。
私は地方出身の上京組ですが、
起業にチャレンジした身としては、
結局、東京の人で何かを作り上げていく人はお金だな・・・
と、どこかで感じていました。
ところが、現在進行系で自分の利益のためではない、本業とは全く違う内容で、ボランティアを長きにわたり継続されている代表理事の言葉に動かされました。
さらに、
「代表には資産があるからそんなことが言えるのではないか」
と思ってしまった自分がいます。
しかし、代表に言われたのは、
「お金がないからこそのボランティア活動だよ」
と。
「???」
と思いましたが、その後、
「成功している人がボランティアをやっているわけではない。世のため人のために生きてきた人が成功を手にしているだけだよ。」
とおっしゃいました。
資本主義の世界で全く意識したことのなかったことでした。
代表は十数年も前から非営利の活動に従事しています。
その頃は資産がほとんどない頃だったそうです。
感謝についてはいろいろ学んでいたつもりの私でしたが、施す側に関しては深く考えたことがありませんでした。
そこからは、やはり行動が重要と思い、
資産がない、今だからこそのボランティア、海外支援だと思い、当時から非営利のボランティア活動として海外支援を行っています。
NPO法人 JIYU
海外の子どもたちを支援する活動をしています。
何の目的でやっているのかというと、
恵まれない子どもたちに教育の機会を少しでも与えるためです。
そもそも、日本に生まれた子どもは世界的に見てもかなり豊かです。
年収300万円の親をもつ子供は多くありません。
そう考えると、お金がないと思っていた当時の私は、お金がないが機会には恵まれていました。
ただし、この活動でそれで本当に格差が縮まるわけではありません。
それは、資本主義だからです。
このテーマについてはまた今度記していきます。