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PRP皮膚再生療法とニキビ跡ヒアルロン酸注射の違い

こんにちは。共立美容外科の磯野です^^
今回は、PRP皮膚再生療法とニキビ跡ヒアルロン酸注射の違いについてお話したいと思います!

どちらもニキビ跡に効果が期待できる施術となりますので「どのような違いがあり、どちらのほうがニキビ跡に効くのか」と疑問に思う方もいらっしゃると思います。

現在ニキビ跡に悩んで、どのような施術方法があるのか調べているという方は、ぜひこのノートを参考にしてください^^

PRP皮膚再生療法とニキビ跡ヒアルロン酸注入の違い

PRP皮膚再生療法とニキビ跡ヒアルロン酸注入の違いですが、大きく異なる点でいうと、主に以下のようなものがあります。

  • クレーター状のニキビ跡の治し方が異なる

  • 効果が期待できるニキビ跡のレベルや種類が異なる

  • アレルギーの起こしにくさが異なる

  • 効果を実感するタイミングが異なる

では、一つずつ詳しく解説していきます。

クレーター状のニキビ跡の治し方が異なる

PRP皮膚再生療法とニキビ跡ヒアルロン酸注入の違いとしては、クレーター状のニキビの改善方法が異なることが挙げられます。

PRP皮膚再生療法は、根本的治療によってクレーターの改善を目指し、ニキビ跡ヒアルロン酸注入は、対症療法といった感じで凹みの部分にヒアルロン酸を入れてふっくらさせ、凹みの改善を目指す方法となります。

【PRP皮膚再生療法】
PRP皮膚再生療法でニキビ跡を治す場合ですが、血小板に含まれる成長因子で肌の細胞を活性化させ、皮膚凹み(ニキビの炎症がひどく修復しきれなかった凹み傷)の改善を目指します。

患者さまの血小板を注射器で注入し治療するのが基本の施術方法です。他にも、PRPを薬剤にしてダーマペンと併用したり、水光注射と併用したりといった他の施術と組み合わせる方法もあります。

【ニキビ跡ヒアルロン酸注入】
ニキビ跡ヒアルロン酸注入は、注射器でクレーター状になったニキビ跡にヒアルロン酸を注入し、ふっくらさせることで凹みの改善を目指します。

フラクショナルレーザー治療と組み合わせることで、よりさまざまなニキビへの対応が可能になります。

効果が期待できるニキビ跡のレベルが異なる

まずPRP皮膚再生療法の場合ですが、重度のニキビ跡にも効果が期待できます。アイスピック状の深く穴があいたクレーター状や、クレーターが広範囲で広がっていたとしても、PRPを使用したりダーマペンと併用して施術を行なったりすることで治療が可能です。

一方でニキビ跡ヒアルロン酸注入は、浅いクレーターのみに効果が期待でき、深い凹みになると十分な効果が得られない場合があります。また、広い範囲でたくさんのクレーターが集まっているような治療にも向いていません。

アレルギーの起こしにくさが異なる

PRP皮膚再生療法およびPRPを使用した併用施術は、薬剤によるアレルギーを起こす心配はありません。一方ヒアルロン酸は、ごく稀にアレルギーを起こす場合があります。

PRPは自身の血小板を濃縮させたものですので、拒否反応が起こったりアレルギーを起こす可能性はまいに等しいです。
しかし、ヒアルロン酸は、異物だと体が判断して排除しようと働きかける可能性やアレルギー反応を起こす確率がPRPに比べると高いです。

効果を実感するタイミングと持続期間が異なる

PRP皮膚再生療法は、数回の施術で効果を実感できるようになりますが、ヒアルロン酸注入は施術したその日から効果を実感できます。

しかし、ヒアルロン酸は徐々に肌に吸収されるため、定期的に施術を受ける必要があり、効果の持続期間は1年ほどです。
それに比べ、PRP皮膚再生療法は数回施術を受けてお悩みが改善されると、根本治療であるため効果は半永久的に持続します。

今までは両施術を比較し違いをご紹介しましたが、改めてPRP皮膚再生療法とニキビ跡ヒアルロン酸注入はどのような特徴を持つ施術なのか、解説します。

PRP皮膚再生療法とは

PRP皮膚再生療法は、血小板に含まれる成長因子を利用して肌の細胞を活性化させ、コラーゲンやエラスチンを増加させて肌の凹みや傷などを改善する施術です。

期待できる効果

  • 顔のシワ

  • ニキビの凹み

  • ほうれい線

  • 妊娠線

  • 肉割れ

  • 肌のハリの低下

  • 目の下のくま

副作用・ダウンタイム

  • 2~3日程度腫れる場合があります

  • 稀に しこりができる場合があります

ニキビ跡ヒアルロン酸注入

ニキビ跡ヒアルロン酸注入は、浅くできたクレーター状のニキビ跡にヒアルロン酸を注入し、ボリュームを持たせて凹みを改善する施術です。ダウンタイムが少なく、効果の実感もすぐできるのが魅力の施術となっています。

期待できる効果

  • ニキビ跡

副作用・ダウンタイム

  • 発赤や腫れを起こす場合があります

  • 稀に内出血を起こす場合があります

  • 稀にしこりができる場合があります。

ニキビ跡にはどちらがいいのか

ニキビ跡の治療には、結局どちらがいいのか、と疑問に思った方もいらっしゃるかもしれません。結論をお伝えすると、クレーターのレベルや範囲によって異なります。

RRP皮膚再生療法がおすすめな方は以下の通りです。

  • クレーターの凹みが深い

  • クレーターが広範囲で見られる

ニキビ跡ヒアルロン酸注入がおすすめな方は以下の通りです。

  • 凹みが浅くて大きなクレーター状のニキビ跡

ご自身のニキビ跡はどちらに該当するのかわからないといった場合は、施術方法を決めたり目星をつけたりせず、カウンセリングでじっくりと相談して決めるのも手段の一つです。