はじめてのリアル囲碁会
2021年12月22日大安。
今までは、オンラインで1対1の囲碁。
年末に、目標としていたリアル囲碁会へはじめて参加した。
リアル囲碁会を一言でいうと、とてもよかった!行って本当によかった!
なぜなら、みんなの囲碁を見れて、いろんな考え方やとらえかたを知ることで、自分の考えかたの幅も広がったから。
あっ、この人はそういう風に考えるんだ、そういう考え方もあるんだって。
囲碁会へ着くやいなや、私は、リアルに見る碁盤と碁石にまず感動。生の石を見ただけで「うわぁ~~~!本物だ!」って感激!
碁石に触れることも私にとっては初体験で、一投目の石を持つのに、えっいいの?ってかんじで、もぉ、どっきどき!とにかくリアルは全てが嬉しかった。
あとは、じんさんがもうすごくて!!!どうすごいかっていうのは詳しくはかかないけど、一言でいうなら、千手観音様のようだった。
囲碁会では、ある局面で「この場合、あなただったらどこに置く?」と参加者それぞれに石を一つずつ渡される。
石一つ置くのに、一人一人置く場所が全く違うし、置く理由も人それぞれ。自分とは全く違っていて、「へぇ~面白いなぁ、この人はこう考えるのかぁ。」とか、「この人の置いた理由は私も近いのかな?」とか。
ただそれだけで、みんな、へぇ~!って、盛り上がってすごく楽しい時間だった。
午前中は、カフェで囲碁。
初めて行った私からしたら、カフェで囲碁なんてすごく意外な雰囲気だった。なんせそのカフェがまた、ハワイ調だったから。笑
でもハワイだろうが、中華だろうが、おフランスだろうがなんのその。
人が集まって何かしているというのは、周りからしたら気になるようで。
外の様子を見ていたメンバーによると、カフェの窓側にいた人が、何やってんだ?って向こうからこちらに近寄って見ていたんだとか。
30代の女性たちが集まって、ハワイアンカフェで囲碁をする光景って、そうそうあるもんじゃないのでは?
私が住む街でも、こういう場ができるといいなぁ。囲碁をやって、みんなでああだこぉだ言い合える仲間ができるといいぁ。そんな風に思った。
私の囲碁の先生の人生さん(じんさん)は、いつも「別に囲碁じゃなくてもいい」って言う。
真ん中にあるものが何であれ、人が集まる「場」ができるということ。それが大事なんだって。
人との繋がりが薄くなっている今、それってとても大事なことなんじゃないだろうかって、リアルに体感してみてそう思った。
リアルが難しければ、オンラインでもなんでもいい。
人が集まって一緒に何かをすることが、誰かの居場所作りにもなるのかなぁって。そこから人と人との繋がりができる。
例えば「囲碁」や「ワイン」や「コミュニティ」など、気になることならなんでも。
何かを通して、垣根や自分の枠を超えた人との出逢いがきっとある。
こんな人がいるんだ、こんなこともあるのかって、知れば知るほど自分の幅もどんどん広がる。
分からないことは聞けばいいし、困ったときには声をあげればいい。1人じゃなくて、周りのみんなと支えあっていけばいい。
もしかしてそれこそが、日本人の大切にしてきた、おたがいさま、お陰様、思いやりの「大和の心」にも通ずるものなのかなぁって。
段取りやリーダ―シップをもって、率先して何かをやることはすごく苦手だ。
だけど、いつも参加する側だけじゃなくて、場をつくる側になることが誰かのお役に立てるかもしれない。
なんか囲碁を始めてからか、今まで思いもしなかったことが、頭にチラつきはじめて、思考がちょっとずつ変わりだしている。