囲碁7回目、一番苦手なやつ
2021年12月17日。
7子局になって最初の囲碁。
今までの囲碁とはまた少し違っていて、今回は終始眉間にしわが寄りっぱなしだった。
なんでって私が一番苦手なやつがでてきたから。
それがこのワード。
・全体を見る
・総合的に判断する
・一石二鳥、一石三鳥
1つのことしか基本集中してやれない私。
2つ同時にやるとか、1つの行動でたくさんの意味があることを考えたり、要領よくやるっていうのが私の大の大の苦手なことだったのだ。
いつも「時間がない時間がない」「忙しい忙しい」。
家庭、家事、育児、仕事、学び…
お母さんって一体、1人何役あるんだろうか。
あれもこれも、それもやらなくてはいけないことが山ほどあるけど、1つだけに手をかけると他がおろそかになる。
自分のことばかりに気にかけて全体を見ていなかったら、突然石が消える。これはリアルにも本当にありそう…。
「勝ちたい!石を取りたい」と思って置く石が、実は的外れだった。勝つにしてもその目的がズレた方向に行っていた。目的が見えなくなっていた。
そんなことが碁盤に現れた対局だった。
今回は7子局。
(7つハンデをもらってからスタート)
初めに置いた7つの石と協力しあうのか、それとも裏切られるのか。それとも無視して一人で突っ走るのか。
結果、私は7つの石と協力しあうことなく、ほんとに自分のことばっかり考えていたことがでていた。
私には何にもないから、私が能力をあげなくちゃって。
私が賢くなれば、うまく伝えられたり、周りもきっと助かるはずだと思い違いをしていたようだ。
人は自分の得意なところだけキャッチする。それが自分の常識になって、それを軸に物事を考えるんだとか。
時代の流れや価値観がどんどん変わってゆく世の中。時代の流れや価値観が変わることに対応していけないと、淘汰される…
スマホが手放せなくなり、自分だけの世界にどっぷり浸れるようになった今。
ある日周りを見渡すと、みんな随分先にいっていた…
なんてこともおこりうるかもしれない。
今回の囲碁がそんな感じに近かったように思う。
周りの石(人)たちと協力しあい、情報交換をしながら、ああでもないこうでもないと共に進む。囲碁をやりながら、人との繋がりやコミュニティの価値の大切さに改めて気が付いた。
じんさんいわく、イメージが変わり考え方が変わると、囲碁を打つにしても、生き方でも何でもガラッと変わるとのこと。
まだまだ自分の価値観や、染みついた思考や考え方が根強いけれど、きっと少しでも変われると信じて、これからも囲碁をうとうと思う。