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【KC】ついに開幕!アクティブロスター全員紹介&戦力分析2024

こんにちは、Kyooです。(X:@kyoo_kc15)
いよいよ、2024年シーズンが開幕しますね!ということで今回は、アクティブロスター全員紹介と戦力分析です。今年からロイヤルズを応援するぞ!という方もたくさんいることと思いますので(願望)、今年こそワールドチャンピオンに導いてくれるであろうロイヤルズ戦士を1人ずつ紹介していきます。
開幕戦直前のロスター入れ替えは反映されていない可能性がありますのでご注意ください。

先発投手

55 コール・レーガンス(Cole Ragans)

左投げ左打ち/26歳
3年目で初めて開幕投手を務める左腕。昨年夏にトレードで加入すると、移籍後12先発で防御率2.64と覚醒。月間MVPも受賞した。特筆すべきはその奪三振能力で、昨年移籍後のK/9は11.18。今季はサイ・ヤング賞の大穴とも囁かれている。

52 マイケル・ワカ(Michael Wacha)

右投げ右打ち/32歳
ローテ2枚目は、FAで今季から加入した右腕のワカ。昨年はパドレスで24試合に先発し、14勝4敗、防御率3.22の好成績を残した。怪我の少ない選手で、1年を通してローテーションを守ることが期待される。オフにプレイヤーオプションあり。

67 セス・ルーゴ(Seth Lugo)

右投げ右打ち/34歳
ワカと同じくパドレスから加入したルーゴ。自身の希望で先発転向した昨季は、26先発で防御率3.57と中継ぎ時代に違わぬ安定した成績を残した。絶対的とはいえないが、先発の柱にはなるだろう。この年齢からの3年契約には多少の不安も。

51 ブレイディ・シンガー(Brady Singer)

右投げ右打ち/27歳
22年の好成績&WBCアメリカ代表選出から一転、23年は不調のシーズンに。もう若手とはいえない年齢で挑む今シーズン、昨年誕生した我が子のためにも、真価を発揮して元ドラ1の名に恥じない成績を残すことはできるか。

48 アレック・マーシュ(Alec Marsh)

右投げ右打ち/25歳
昨年デビューしたばかりの若手右腕。昨季は防御率5.69とメジャーの壁にぶつかるも、スプリングトレーニングでは好投。ローテーション5番手の最有力候補に躍り出た。元の背番号67はルーゴに譲り、新背番号48で挑む。

61 アンヘル・ゼルパ(Angel Zerpa)

左投げ左打ち/24歳
あまり目立ってはいないが(失礼)、着実に成長しつつある若手投手。実は3年前、22歳と3日という比較的若い年齢でデビューを果たしている。昨年はロングリリーフの適正を見せたが、今季は左腕という希少性を生かし登板機会を増やしたい。


救援投手

66 ジェームズ・マッカーサー(James McArthur)

右投げ右打ち/27歳
昨年トレードで加入し、メジャーデビュー戦は1回7失点の大炎上もその後は安定。9月以降は回跨ぎもこなしながら12試合で無失点と好投を続け、最終的にクローザーも任された。今季もクローザー、もしくはセットアッパーとしての起用が見込まれている。

31 ウィル・スミス(Will Smith)

左投げ右打ち/34歳
個人でワールドシリーズ3連覇を達成した幸運のベテラン左腕が、デビュー当時所属していたロイヤルズにカムバック。直近3年連続60試合以上登板とタフさは衰えておらず、勝ちパターンとして起用される見込み。奇跡のワールドシリーズ4連覇なるか?

35 クリス・ストラットン(Chris Stratton)

右投げ右打ち/33歳
スミス同様レンジャースから移籍してきたリリーバー。タフさの面でも、スミスと同じく直近3年連続60試合登板を記録している。スプリングトレーニングでは不調も、調子を取り戻して勝ちパターンに入りたい。

63 ニック・アンダーソン(Nick Anderson)

右投げ右打ち/33歳
金銭トレードでブレーブスから加入。今オフの大補強の第一弾であった。球速は速くないものの、コントロールに優れており、ストレートとカーブの2球種のみを丁度50%ずつ投げ分ける。ドラフト全体995位指名から7年かけてデビューした苦労人。

24 ジョーダン・ライルズ(Jordan Lyles)

右投げ右打ち/33歳
昨年は防御率6.28と悲惨なシーズンを送り、今年はブルペンへ配置転換。一発病を改善し、汚名返上のシーズンにしたい。13年のキャリアで一度もプレーオフに登板したことがないが、今年こそそのチャンスは訪れるか。

65 マット・サウアー(Matt Sauer)

右投げ右打ち/25歳
ルール5ドラフトでヤンキースから加入。最高でAAまでの経験しかないが、スプリングトレーニングでは8試合の登板で防御率2.53と健闘。ルーキーイヤーから活躍できれば、マイナーで主に務めていた先発への挑戦もありか。

46 ジョン・シュライバー(John Schreiber)

右投げ右打ち/30歳
トレードでレッドソックスから加入したサイドスローの右腕。チームに少ない変則投手とあって、良いスパイスになりそう。また残りの保有年数が3年あるのも魅力。ただ対価はチーム内19位のプロスペクトだったので、活躍してくれないと困る。


捕手

13 サルバドール・ペレス(Salvador Perez)

右投げ右打ち/33歳
言わずと知れた強肩強打の名捕手。身体の負担への配慮から一塁やDHでの起用も増えているが、パワーは健在。キャプテンマークを背負って2年目の今季、ワールドチャンピオンメンバーの唯一の生き残りはチームを9年ぶりのプレーオフへ導けるか。

34 フレディ・フェルミン(Freddy Fermin)

右投げ右打ち/28歳
控え捕手としては非常にレベルが高く、正捕手のペレスにこそ劣るものの強肩強打を誇る。今季はペレスの捕手起用が少なくることによる出番の増加が予想される。28歳だが今季が3年目。フェルミンと表記すべきかファーミンと表記すべきかいつも迷う。


内野手

9 ビニー・パスクァンティーノ(Vinnie Pasquantino)

左投げ左打ち/26歳/一塁手
昨季は怪我でシーズン後半を全休したが、怪我から回復した今季は打線の中軸を担う。三振が少ない上四球が多く、パンチ力も兼ね備えていることから完成系はフアン・ソト(Juan Soto)との声も。パスカッチの愛称で親しまれている。

26 アダム・フレイジャー(Adam Frazier)

右投げ左打ち/32歳/二塁手
加入時はユーティリティの構想も、正二塁手マイケル・マッシー(Michael Massey)の故障によりレギュラー候補に。意外にも(?)パンチ力があり、昨季は13HR。名前のzierの綴りでHunter Dozierを思い出してしまうのは私だけだろうか。

12 ニック・ロフティン(Nick Loftin)

右投げ右打ち/25歳/二塁手
昨年デビューした球団内2位のプロスペクト。そこそこのパンチ力に加えて高い野球IQを持ち、守備は一塁、二塁、三塁を基本としてマイナーでは遊撃、外野の経験もあるオールラウンダー。今季は二塁でレギュラー争いに挑む。

11 マイケル・ガルシア(Maikel Garcia)

右投げ右打ち/24歳/三塁手
化け物がいるせいで本来の遊撃から三塁へ転向したが、持ち前の守備力はそのまま発揮。主に1番を打った昨季は打球角度が上がらなかったが、今年はウィンターリーグでもスプリングトレーニングでもホームランが増加しており、覚醒が待たれる。

2 ギャレット・ハンプソン(Garrett Hampson)

右投げ右打ち/29歳/遊撃手
内外野を守れるユーティリティが単年契約で加入。バックアップとしては優秀だが、ロイヤルズファンは全員「ハンプソンをわざわざFAで獲るなら、なぜ去年ニッキー・ロペス(Nicky Lopez)をあんなトレードで放出したのか?」と思っていることだろう。

7 ボビー・ウィットJr. (Bobby Witt Jr.)

右投げ右打ち/23歳/遊撃手
昨季は達成すればMLB史上初の30HR、50盗塁、10三塁打に僅か1盗塁足りなかったが、2年目にして球団初の30-30クラブ入りと順調にスター街道を進行中。オフには大型延長契約を結び、自身初のMVP、そしてチームのプレーオフ進出を目指す。


外野手

44 ダイロン・ブランコ(Dairon Blanco)

右投げ右打ち/30歳
遅咲きのスピードスター。昨季は少ない出番でもチーム2位の24盗塁を記録し、スクイズやバントで勝利を引き寄せることも。今年は30歳にして初の開幕メジャーが決定。個人的にもっと打席を与えてほしいし、なんなら1番で使ってほしいとまで思っている。

28 カイル・イスベル(Kyle Isbel)

右投げ左打ち/27歳
高い守備範囲を誇るセンターのレギュラー。中堅守備はピカイチで昨季はOAA+11を記録するも、バッティングのせいか、それともチームの弱さのせいか、ゴールドグラブ賞にはファイナリストにすらも選出されなかった。今季は打撃を改善したい。

1 MJ メレンデス(MJ Melendez)

右投げ左打ち/25歳
本職の捕手をクビになり昨季途中から外野に専念するも、MLB最低レベルの守備力を露呈。長所のバッティングも波が大きすぎて結局微妙な成績に落ち着いた。今季はグリップの位置を微調整し、安定したバッティングを目指す。

16 ハンター・レンフロー(Hunter Renfroe)

右投げ右打ち/32歳
長距離砲がFAで加入し、一気に打線に厚みが増した。昨季は不調と言われながらなんだかんだで20HRをクリアし、今季は復活の30HRを目指す。強肩も兼ね備えており、ライトからのレーザービームも楽しみにしたい。

17 ネルソン・ベラスケス(Nelson Velazquez)

右投げ右打ち/25歳
夏場のTDLで加入すると、秘めたパワーを発揮して40試合で14HRと大暴れ。アプローチに課題はあるが、まだまだ伸びしろのある25歳。これから大砲へ育つ姿を見届けたい。と思っていたが、スプリングトレーニングでは打率.179でHRは0。大丈夫かな?


戦力分析


先発投手:B   (評価は最低C〜最高S)
レーガンス、ワカ、ルーゴの3人は怪我の可能性を考慮してもある程度計算できる。残りの2枠にシンガー、マーシュ、ライルズ、リンチ4世、ゼルパあたりが入ってくるわけだが、そこの出来次第でかなり変わってきそう。圧倒的ではないが、全員80点のローテを目指すことは可能なので、まじで頑張ってほしい。全員3点台とかなら全然勝てる。まじで。6回2失点で十分なので本当にお願いします。

救援投手:B+
スミス、ストラットン、アンダーソン、シュライバーと大型補強に加え、マッカーサーがフルで投げられると考えるとなかなか良さげ。ここにサウアー、ヘルナンデス、マクミロン、クレインが控えていると考えると、全く悪くない。昨年のブルペンは散々だったので、今年は取れる試合をしっかり取ってほしい。圧倒的なクローザーがいればAないしS評価だったが、そこだけいなかったのでB+で。頼むでほんま。

打線:B
ウィットJr.、パスクァンティーノ、ペレス、レンフローあたりの中軸は悪くないが、余裕で40本打てるような圧倒的なパワーヒッターがいないのは減点ポイント。メレンデス、ベラスケスあたりが好調をキープできれば強いが、結局波がきてしまいそうなことを考えると、普通な打線に落ち着きそう。本拠地が広いこともあり、点を取るならホームランよりも打率を伸ばして足で掻き回す2015みたいな野球が理想だが、現状のラインナップには出塁率が低い選手が多いのであまり期待できない。

走塁:A−
レギュラー陣で走れるのはウィットJr.とガルシアのみだが、ウィットJr.が50盗塁、ガルシアが30盗塁、控えのブランコもフルシーズンなら30盗塁はクリアしそうなことを考えるとチーム全体の盗塁は去年(MLB全体3位)に引き続き多くなりそう。ただ走れる選手と走れない選手の差が大きく、パスクァンティーノ、ペレス、レンフロー、ベラスケスらお世辞にも足が速いとは言えない選手達がクリーンナップから下位打線にかけて並んでいるのはマイナスポイント。8番〜2番までで走りまくるしかない。

守備:A
ウィットJr.、ガルシア、イスベルの3人の合計OAAはなんと40。(セカンドのフレイジャーは去年だけなぜかひどい数字になっているが、例年は良い数字を出しているので)守備で重要なセンターラインとホットコーナーの守備が非常に堅い点は高評価。ライトのレンフローも球界随一の強肩である。本拠地カウフマンスタジアムの外野の広さゆえ、両翼の守備範囲の狭さは気になるところではあるが、内野陣の硬さとセンターイスベルがカバーしてくれるであろうことも考慮するとA評価を与えられる。防御率の高いピッチャー陣をカバーしてほしい。

編集後記
ロイヤルズの開幕戦が始まる6時間前ですが、何とか書き終わりました。2015年を最後にプレーオフから遠ざかり、過去6年で最下位3度、残りの3年も4位と暗黒期を直走っているロイヤルズですが、らしくない大型補強をした今季、勝つことはできるのでしょうか。筆者は2020年から本格的にロイヤルズを応援しているので、まだ強いロイヤルズを見たことがありません。そろそろプレーオフで真っ青に染まる満員のカウフマンスタジアムが見てみたいものですね。GMの交代、監督の交代、FA選手への大量投資、スーパースターの出現、そのスーパースターとの延長契約。ロイヤルズは間違いなく変わろうとしているはずです。

強いロイヤルズを、見せてくれ。


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