Singapore City Guide
2019年の初夏にシンガポールへ行ってきました。マーライオンやマリーナベイサンズなどのベイエリア観光が定番ですが、多民族国家であるシンガポールには、チャイナタウン、リトル・インディア、アラブ・ストリートなど、ローカルタウンが多数点在しています。アジアン・リッチ・カントリーなシティライフと雑多なローカルライフの両面を体験できる、稀有な国に感じました。
旅雑誌やネットでおすすめされたド定番のスポットも行きましたが、それらも含めて個人的な体験としておもしろかったものをまとめてみました。
to see 🏃
Bay Area by Scooter
ベイエリアを徒歩で移動するのは結構大変です。暑さと湿度で、日中は5〜10分歩いただけで汗がだらだら。
おすすめは、電動キックスクーターでの移動です。昼間は風を切って移動できて暑さ対策になり、夜は夜で人が少なめのシンガポールの夜景を楽しめます。
気軽に使いたいならシェアリングスクーターの「Neuron」を。もっとしっかりめのスクーターをレンタルしたいなら「City Scoot」が使いやすかったです。お店のお兄さんも丁寧でフレンドリー。
Hindu Temples
ベイエリア周辺には様々なローカルタウンが点在しており、仏教やヒンズー教の寺院、モスクがたくさんあります。観光資源としての活用も視野に入れ、数十年前に政府主導できれいに建て替えたらしいです。
チャイナタウンにある「新加坡佛牙寺龍牙院」や、アラブ・ストリートの「サルタン・モスク」などが人気ですが、ヒンズー教の寺院もそこかしこに。現代的な街中に突如として現れる感じや、日本にはない色彩と少しグロテスクな造形はかなり印象的。
Haji Lane
アラブストリートの横にある、東京で言うところの原宿みたいなエリアです。若者向けの店が集まる通りの壁には、多くのストリートアートが点在しています。アートを見に散策するだけでも楽しめますし、暑さに疲れたら古着屋や雑貨のお店へ入って掘り出し物を探すのも⭕
Henderson Waves
郊外の幹線道路上に突如として現れる、シンガポールでいちばん高い位置にある歩道橋です。歩道橋と呼ぶにはあまりに高過ぎます。登ってみると、人が歩いたり座ったりする部分はすべて木でできていることが分かります。夕日が沈む時間帯がとても美しい。
to rest ☕
都市部の面積に対してコーヒーショップの数が多く、しかも東京より質が高い印象。海外から東京へやってきた人のなかには「東京のコーヒーショップは数が少ない上に美味しい店が少ない」という人もいるので、海外都市と比べて東京が遅れている説はあるのかもですが…。
Homeground coffee roasters
Katong(カトン地区)にある小ぢんまりとしたコーヒーショップ。ベーシックなロースターを中心に、コーヒーグッズも取り扱っていたり、小さなギャラリースペースも併設されていたりの、おしゃれショップです。人の出入りが多いものの店内のスペースはあまり広くないので、タイミングによってはテイクアウトせざるを得ないことも多そうです。
Mellower Coffee Singapore
中国発コーヒーショップのシンガポール店。中国では80店舗以上あり(2019年9月時点)、シンガポールやベトナムなど東南アジア諸国へも進出しているそうです。
ピスタチオ入りのデザートコーヒーが最高でした。シンガポールは暑くて湿度も高いので、甘くて冷たいものを高頻度で身体が欲します。
LITTLEPO
コーヒーショップも多いのですが、タピオカミルクティーのお店も結構多いです。4,5店舗行った中でいちばん好きだったのは、ストリートアートで紹介した Haji Lane にあるこのお店。甘過ぎずさっぱりしていてごくごく飲めるのと、お店のおじちゃんがやさしい。水色のマーライオンロゴもかわいいです。
i.jooz
シンガポールの物価は全体的に高めですが、この自動販売機で買えるオレンジジュースは150円ちょっとでリーズナブル。機械にコインを入れるとその場でオレンジを絞ってくれるのでフレッシュでした。ショッピングモールや地下鉄を出たところなどで時々見かけます。
to learn 👶
Singapore City Gallery
シンガポールの都市や開発の歴史について理解を深めたい方は、「Singapore City Gallery」へ行くのがおすすめです。どのようにして急速に発展してきたのかや、各所に点在する寺院が改修されたのは結構最近なんだな、など知ることができます。無料なのもうれしい。
Everyday Secrets of SG Public Housing
もっとリアルなシンガポールの暮らしについて興味がある人は、Airbnbで開催されているツアー「Everyday Secrets of SG Public Housing」へぜひ参加してみてください。市民の80%以上が住んでいるという Public Housing(日本で言う公営団地のような感じ)へ実際にお邪魔して、特別に裕福ではない一般的なシンガポール人の暮らしを知ることができます。
良心的な価格の Public Housing に住むことができるのはシンガポール人のみ。ガイドさんいわく、シンガポール人になるためのいちばんの近道は、シンガポール人の親に生まれることだそうです😓
残念ながらガイドは英語で進む上、参加者間でのライトな会話もあったりします。3,4人の少人数参加が基本なのと、ガイドの中国系シンガポール人の方はとても親切なので、片言の英語は聞ける・話せる、という人であれば大丈夫だと思います。
Extra
そして次からは、実際に行ってみて行かなくてもよかったな、と感じた場所を3つ挙げています(あくまで個人の感想です😷)
これらに行かなければ1日分くらいは他のことに時間をつかえた気がするので、参考にしてみたいかたはお進みください。
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