足にTRYする私のログ
私が起業をしようと会社を辞めてから、
もう10年が経つ。
それは2011年3月11日の大震災の起こる年末に退職して、
新しいことをスタートさせようと活動を始めていた時なので
しみじみと、時間の経過と自ら歩んできた道、その時間の長さを感じていました。
私がこうやって足つぼ屋として、
そして商品を販売するだけではなく、企画に携わったりできているのにも
10年という歳月があり、一足飛びにここまで到達したわけではありません。
今回、展示会(第91回東京ギフトショー/第2回京都ギフトショー)に
出展者として参加し、私がなぜこういうことをしているのかを改めてまとめていこうと感じましたのでここに書いていこうと思います。
単なる足つぼ好きのサロン巡り期(1999年-2004年)
元々、単なる足つぼ好きというか、
一番最初は「足つぼ」が好きなのか、「ボディーマッサージ」が好きなのか?「アロマ」が好きなのか?「ヘッドマッサージ」が好きなのかわかりませんでしたが、とにかく「マッサージ」「癒し」「リラクゼーション」に興味がありました。
当時は大学生。
家の近所にできた「オリジナルで調合してくれたアロマオイル」でマッサージをしてくれるお店に興味があったり、
ここに、これをやりに行きたいな!!と思ったのが
「タラソテラピー」
いつか、イスラエルに行って死海に浮きたい!
それが私の原点でした。
社会人になって、少しお金が自由に使えるようになり、
一番にやり始めたのが
「リラクゼーション/エステ巡り」
22歳から、27歳くらいまで
週一回は少なくともいろいろなリラクゼーションサロンをめぐり、
ありとあらゆる手技、
当時仕事をしていたのが東京・外苑前だったので、
外苑前から渋谷までの約2.2キロにあるサロンをしらみつぶしに入って施術を受けるのが趣味。(笑)
これが現在の私の仕事に直結する行動だとは当時、全く想像もしませんでした。
足つぼ【が】いいと気づいた期(2002年-)
たくさんの施術を受けていると、
徐々に自分が何が好きなのか?を勝手に選ぶようになり始めます。
それが、私にとっては
「足つぼ」
とにかく足がダルイので、気づけば足つぼやリフレに通っている自分に気が付き始めます。
そして、ここが大切!
足つぼやリフレをすると、ほかの部位を触られていないのに
「全身がすっきりして、元気がでる!」
と、気が付きました。(当社比)
足つぼをむさぼる期(2002年-2008年)
大まかに分けて、
足の施術技術は「2つ」
いわゆる「台湾式(中国含む)」と「英国式」
(※これは日本においてなので、海外においてはもう少し枝分かれします)
わかりやすい表現で言うと、
「強揉み」か「弱揉み」か。
同じ指を使って、施術をしても触り方、使う部位が変わります。
なんとなく足のイラストが描いてあるお店に入っても、
こんなに私が受ける感覚が違うんだ!とどちらが好きなのか?
というものを整理していきました。
そして、その好きを追求していった結果、
「求める成果」や、
「これを受けることによって何が得られるか?」
というものを明確に、セラピストさんに伝えることができるようになりました。
足つぼ屋の定義を理解した期(2007年-2012年)
この間、自分のカラダの変化が起こります。
20代から30代を迎えて、この期間は比較的自分のカラダの変化が大きく、
疲れやすかったり、仕事での負担ややりがいに生きがいを感じはじめていた時期なので「疲れやすい」を感じ始めていました。
そうなると、運動をきちんとできていた時には感じない足のむくみとか、
カラダのダルさを感じて「足つぼに行きたい!」と思うことが増えます。
そして、こう感じる状態の足の裏を皆さんはご存じないかもしれませんが、
足裏が硬い
足裏がもたついている
足裏が凝る
こんな状況になります。
そして、柔らかい足裏ではなくなっているので
「強揉み」でないと、「気持ちがいい領域」に到達しなくなってしまいます。
私がまさに、
この強揉みじゃないともう満足のできないカラダになっていました。
そういう経緯があって、
当時は少なかった「強揉み」の足つぼを求めて、いろいろなフットマッサージ屋さんを訪れましたが「満足」する施術がなかったのです。
その理由は結果としては、私自身にあったのは後ほど解説しますが、
その時に気づいた顧客の立場から見た「足りない」サービスをしっかりと構築したサロンにしていきたい。それがそもそも足つぼ屋をつくっていこうと思った原点でした。
足つぼニストがむしゃら期(2012年-2017年)
というわけで、
もう世の中に私を満足させてくれる施術がないのであれば、
私が作ってしまおう計画。
お客様によく聞かれる質問の一つ。
「足つぼって何か教えてくれるところがあるんですか?」
そう、足つぼの技術スクールに通うことになります。
2010年に退職して、2012年にスクールに通うまでどのスクールに行くのかを探していました。
ピンからキリまでありました。
元々足つぼサロンには500万ほど払って施術を受けてきたので、
そんなに簡単なものではないということは理解できていましたので、
「1dayセミナーでディプロマ出します」
「すぐにセラピストになれます」
こういうものには興味もなく、
技術に自信をもっている、何かテーマがあってそのテーマに果敢に研究していたりする方を探していました。
そこで出会ったのが、とあるガン罹患経験者で、
自身のガンをセルフケアで克服された方から学ぶことができました。
そこから、基礎技術はその方に学んだこと。
そして私はガン罹患もしていないので、その方と同じことはできないので
「私目線」の「私と同じような悩みを持つ方」に届けたいサービスをつくることにしていきました。
これが、私がスクール内でお伝えしている
「私と同じことはきっとできない」
「何かあなたの強み、自然とできることと足つぼをドッキング」
というのが、ここから来ています。
今でもまだ、足つぼの定義は
「足つぼ60分程度」
「足つぼはボディーのオプション」
と思われている方も多いと思うので、この前提は違うということを
私は私の活動の中で、私の足つぼを受けてもらうとわかると思うのですが、
お客様への愛ですし、私の技術やエネルギーを踏襲しています。
うちはオプションではりません。
こだわればこだわるほど・・・期(2017年-2019年)
この頃になると、
サロンも認知されてきて、探し求めてやってきました!という方も徐々に増えてきました。
一方で悩み事が発生しました。
そう、ガッチガチに硬い足ばかりを見るようになるのです。
とにかく硬い足は想像もつくと思いますが、
こちらも力も必要になりますし、体力的に奪われていきます。
ご本人も
「色んなところにしょっちゅうマッサージに行きます。」
「強揉みじゃないとダメなんですよねー」
と、軽く話をされるんですが、
同じ料金で、これは正直やってられない(怒)と思い始めます。
また、
とある企業さん向け福利厚生で足つぼをさせていただいた際に、
従業員さん全員
とんでもない足裏だった事実。
硬い、臭い、冷えている。
聞けば「昨日徹夜でした・・・」と。
こんなカラダでしんどくないの?
自分のカラダの責任を、たった2時間程度の施術で満足させろと?
と、思うようになり始めたのです。
その怒りはのちに気が付くんですけれど、
過去の私に、私が怒っているんだなと気が付くまで
需要があるので仕方がないと普通におくびにも出さず施術をしていました。
でもね、もうこういう方への施術をやめました。
「痛いから効く」のではなく、
「痛いことで気づく」ことなんです。
だから、痛いなぁ~、足つぼ痛かったなぁ~・・・
と思った後、行動を、生活を、あり方を変えてほしいんです。
ほんの少しのことで変わります。
疲れたと思ったら、早く寝る。
おなかがすいていないのに、食べる癖を止めてみる。
運動不足なら、軽くでいいので一駅前から歩いてみる。
消化を良くするために、よく噛む。
気になるところの掃除をしてみる。
足がダルイなら、セルフケアで足つぼをしてみる。
それをも「できない」と言われる方は、
現在お断りしています。
本当にやりたいことをスタート期(2017年-)
足つぼサロンを始めたから、自分のカラダが整理整頓されていったから見えてきたものがあります。
それは、足つぼで得た知識や、経験、本当に私がやりたいこと、
私がやった方がいいことを知るキッカケでした。
世の中にはたくさんの商品が存在していますが、
特に足関係の商品に関して思うのは、
その商品の売りってそこじゃないんだけどな・・・と思うことが多く、
でもこれって、生産者がこれまでは販売をしてこなかった文化もあり、
営業活動の中でのニーズがくみ取れなかったり、
販売する小売店は販売者の思いを知らなかったりでギャップが生まれているんだろうなと想像することが容易にできるんです。
まぁ基本的に私が使うもの、
うちの場合は目の前のお客様からの切実な悩みがあるわけで、
それを商品化に転用できればという思いから今の自分の活動があります。
日本国内でいろいろな商品を探したものの、あまりなく、
海外に出て、台湾にも見に行ったものの、少なく、
色々な目線から探しました。
ただ売れるものを販売するのではなく、
売れるだろうな、、、というものはわかりますが、
それは私が取り扱う仕事ではなく、
その商品が目の前の顧客様や、おそらくこういうことにお悩みの方いらっしゃるだろうなぁ~という方に提案するために仕入れて販売しています。