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【POG2023~2024】おススメ馬10選

こんばんは、ベイスターズファンVtuberの京野聖也です。

以前noteでお伝えした通り、自身のYouTubeチャンネルは野球に特化させることにしたため、競馬について発信していく手段はnoteとTwitterのみとなりました。

にも関わらず最近は仕事が忙しく、noteの更新が滞るところかKIDさんのところでの競馬実況もできない有様。

なんとかYouTubeだけは月1で更新し続ける、あたふたした日々を送っているわけですが、刻一刻とダービーデーが近づいてくるわけです。

ダービーデーが近づいてくるということは、POGドラフトの指名馬選出も近づいてくるというわけです。

この京野聖也という男は野球でも競馬でもドラフトというものが大好きで、ドラフトのために生きているといっても過言。

どんなに忙しくても、POGについての更新まで怠ってしまったら、もう生きている意味がないのです。

そんなわけで昨年のおススメ馬を振り返ったあとで、今年のおススメ馬を紹介していきます。

昨年とは異なり、時間がなかったため穴っぽい馬の選出はほとんどできておりませんがご了承ください。

昨年のおススメ馬

以下が昨年のnoteでおススメした馬になります。

①マルケッサの20(ドゥラエレーデ)
6戦2勝(ホープフルステークス1着、UAEダービー2着)

➁ラキシスの20(マキシ)
4戦1勝(京都新聞杯4着)

③チャーチクワイアの20(チャーチモード)
2戦0勝

④セリエンホルデの20(ナヴォーナ)
3戦1勝(NHKマイルカップ8着)

⑤リリーズキャンドルの20(ダズリングブレイヴ)
4戦1勝

⑥Jet Settingの20(ペースセッティング)
6戦1勝(シンザン記念2着)

⑦パシオンルージュの20(エコロジョイアー)
6戦0勝

⑧ディヴィナプレシオーサの20(ビューティーワン)
4戦1勝

⑨ピンクアリエスの20(ラスハンメル)
6戦1勝(皐月賞16着)

⑩ファンディーナの20(エルチェリーナ)
1戦1勝

おススメした10頭のうち8頭が勝ち上がり、うち3頭がG1へ出走。

「クラシックディスタンスで」とおススメしたドゥラエレーデはホープフルステークスを勝利し、日本ダービーにも出走予定。
「将来の葵賞勝ち馬」とおススメしたペースセッティングは本当に葵賞に出走してきました。
なかなか上々のおススメ結果だったと自負しております。

しかし反省点もあります。
ノッキングポイントとチャーチモードの2頭で迷い後者をおススメしてしまったり、「本当はヤンキーローズの20をおススメしたいけれど、それだとノーザンまみれになるからこっち」とファンディーナを取り上げたり。

説明するまでもないと思うが、ヤンキーローズの20は本日のオークスを6馬身差で勝利し、早くもG1を3勝したリバティアイランドです。

POGとはつまり
「リバティアイランドのような馬を引いた人が勝つゲーム」
なのであります。

この際「牡馬や牝馬のバランス」とか「牧場のバランス」とか、そういうものを一切無視して、本当におススメしたい馬を10頭取り上げようと思います。

今年のおススメ馬

おススメしたい順(自身がある順)に記載したいと思います。
今回は人気の馬のなかでしっかり走ってくれるというコンセプトです。

①サロミナの21(サフィラ)

いきなりシルクのゆかり血統の紹介です。
G1馬サリオスの全妹で牝馬に変わり、池添厩舎に変わりました。

母はノーザンダンサーの結晶のような血統でどんな父をつけてもスピードタイプの馬が生まれます。
この馬もサリオス同様に、早いデビューの時期から、完成度が高く、高速馬場にも強く、速い上りを使えると想像できる、いかにもPOG向けの血統。

6月阪神のデビューを控えていることから、最注目の牝馬でしょう。
東京や阪神のような箱が合いそうで、G1を意識できるPOG馬です。

厩舎は姉サラキアを管理していた池添学厩舎というのも好材料。
ドゥラエレーデをダートで勝ち上がらせ、先行策でホープフルS勝者へと導いたその手腕は、もはやゴッドハンドと呼んで差し支えないでしょう。

速攻系の血統、一流(と呼ぶにはまだ早いかもしれない)厩舎、順調な過程、被りなしPOGであれば指名しない理由はないし、被りありPOGであれば競合覚悟で1位指名の入札をしたい一頭です。

(ところで、私の出資馬アズライトムーンはいつごろ勝ち上がれそうでしょうか池添先生…?)

②ハルーワスウィートの21(エヴァンスウィート)

ハルーワスウィートのラストクロップ、エヴァンスウィート(牝)も注目の一頭です。

血統的には兄のグランヴィノス(父キタサンブラック)や、もしかしたらシュヴァルグラン(父ハーツクライ)より良いと思っています。

母のHaloを中心とした米系スピードに父母父のUnbridled's Songでさらにスピードが加わる形。
更には欧州系のスタミナも存分に補われており、血統としてはハルーワスウィートの仔のなかで最も綺麗だと感じています。

1600~2400mまでの幅広い距離に対応できそうで、スピードが活かせる競馬場が合いそう。

この血統を最もよく知る友道厩舎というのも当然プラス材料。

なにより強調したいのが、晩成傾向なこの血統において6月デビュー予定という信じられないほどの順調さ。

POG的に最も敬遠したくなる背景がこうして解消された以上、POGリストの最上位に近いところに入れておきたい存在です。

母のラストクロップから一番の大物が出たという展開になっても驚けませんし、そうなって然るべき血統構成と経過の順調さです。

③ソウルスターリングの21(スターリングアップ)

牝馬3連発になりますが、良いものは良い。

母はPOG期間内に大活躍したソウルスターリングの初仔に、父は社台激推しのブリックスアンドモルタルとあれば当然注目が集まるし、しっかりとおススメできる背景があります。

母ソウルスターリングは日本では成功しないような非常に重い血統かと思われましたが、Danehillが強く出たのかスピードを持つ馬でした。
そこに加わる父ブリックスアンドモルタルはStorm Birdの4×4を持つ米スピード血統。母系の重たさを上手くカバーし、スピードをさらに引き出した良い配合と思えます。

まだ未入厩ではありますが、「スピードがある」というコメントからは上記配合の良さを感じ、いざデビューすればポンポンと連勝しそうな勢いがありそう。
母のように夏デビューしてくれれば楽しみは倍増します。

スターズオンアースが2冠達成と、今最も勢いがある血統といっても良い。

④サンブルエミューズの21(アルセナール)

牝馬4連発だが、良いものは良いので紹介していきます。

母はナミュールとラヴェルで2連続で重賞勝ち馬を輩出していますが、その背景には母母キョウエイマーチから来るスピード能力の高さと、父ダイワメジャーから来る早熟さがあります。

父がエピファネイアに変わったことでナミュールやラヴェルとは違うタイプが生まれたと考えており、ややズブそうではありますが早熟さは際立ち、潜在能力は前述の姉にも勝りそう。

3月30日の遅生まれで秋デビューが目標ではありますが、初戦から高いパフォーマンスが出せる血統なので大きな問題はないと思います。

ただし木村厩舎の牝馬は伸び悩むことが多いのが懸念。
馬の脚は速いが、テキの手も早い。
この馬よりは①~③のほうが個人的おススメ度は高いです。

⑤セルキスの21(ホウオウプロザンゲ)

セレクトセールの超高額馬はPOG的には地雷馬も多いですが、この馬は順当に活躍してくれそうなタイプ。

母セルキスはドイツとイギリスの血を集めかなり重く、スタミナは豊富だがスピードやパワーは不足している血統。そこで、父がキズナに変わったことで米系由来のスピードを補ってきました。

POG向けの血統になっては来ましたが、大きな箱よりは兄ヴェロックスのようにローカル系の競馬場のほうが本質的には合っていそう。

大舞台を意識できるかと言われたら「ちょっとそこまでは…」という温度感ではありますが、デビューも遅くはならないと情報があり、POG期間内2勝は計算できそう。

矢作厩舎というのも好材料で、夏のうちにがっつり稼いでG1戦線に送り出せれば、兄ヴェロックスのようにGI戦線でも活躍してくれるかもしれません。

⑥ヤンキーローズの21(ダノンモンブラン)

リバティアイランドの半弟とあり、間違いなく走りそうなプロフィール。
そして、この馬も堅実に走ってくれると予想しています。

母は仕上がりの早さがうかがえるゴリゴリの米血統でPOG期間向きの仔を輩出します。
そこに加わるのが父ロードカナロアで母父レディブラッサムの単距離適正が大きく子供に反映されそう。
つまるところ、スピードタイプではありますが、クラシックを意識できるかと、適正距離の観点からそれは難しいのではないかという見解。

距離適性的には~1600mかなと考えており、POG期間内の一番の目標はNHKマイルになりそう。
被りありPOGでは1巡目競合確定の本馬ではありますが、それならオークスやダービーを意識できる馬に1巡目は割いたほうがよさそう。
被りなしPOGであれば、10頭のなかに入れておきたい1頭として推奨します。

懸念としてはおそらく秋以降のデビューになりそうなことと、こういうプロフィールなので陣営がクラシックを意識して賞金加算に多々失敗しそうなところ。
速めに(もしくは最初から)マイル方向に切り替えることができれば頼れる馬ではありますが、そうでないとしたらPOG指名は控えたいところです(それがわかったら苦労しねえよって話ですが)。

⑦ジンジャーパンチの21(シトラール)

牡馬でクラシックを意識できるかな~というところだとこれ。
ノーザンホースパークマラソンの景品になったので、皆さんも注目している一頭かと思います。

母はスピードが集まった血統であり、基本的には早熟タイプ。
父スワーヴリチャードとの相性も良さそうで、クロスはないものの父母双方に欧州のスタミナも十分に所有しており、クラシックディスタンスが合いそうな血統です。

数をあまり使わない萩原厩舎ではありますが、早期デビューできそうなのは好材料。
夏の速い馬場にも適正がありそうな血統構成なので、なんとか数を使ってほしいのですが萩原さんいかがでしょうか???

⑧リナーテの21(フォルラニーニ)

おまたせしました、私といえばサトノダイヤモンド。
この血統をおススメしないわけがないのですが、本当に推奨できるのかしっかりと分析していきましょう。

父エピファネイア、母父ステイゴールド、母母父Orpenという血統。
SSの4×3を中心に母母の米スピードも取り込み、エピファネイアをつけたことでスタミナも増強されている、優れた血統背景と言えます。
2000~2400mのクラシックディスタンスが合いそうであり、タフな馬場ほど力を発揮しそうです。
ただし、一時父ステイゴールドがクラシックをにぎわせたとはいえ、基本的にステイゴールド産駒は緩い馬体で晩成傾向にあります。
本馬においてもエピファネイアやOrpenが入っているとはいえ、血統的には仕上がりの遅さを感じるところ。
POG的におススメができるかと言われたら、8番手で紹介したように自信は低いです(将来的に大物になっているとは思う)。

コメントを観ても「秋以降」とあり、この始動の遅さと晩成傾向にある血統では、申し訳ないが上位での指名は難しい。
中位以降で一発狙ってというなら推奨したい一頭ではありますが、秋にデビューできたとしても今年だとグランヴィノスのようになりそうで、本格化はまだまだ先。
仕上がりさえすれば面白いが、期間内には仕上がらないと見て、一発狙いの8番手として名を記載するにとどめます。

⑨ブリッツフィナーレの21(ハミング)

キセキの半妹で下河辺牧場のエース格とも思える一頭、個人的にも推奨できます。

ロンドンブリッジ牝系のスピードについてはこれまでの産駒をごらんいただければわかる通りで、Danzigが利いている結果。
ここに父ブリックスアンドモルタルを合わせることでNorthern Dancerの5×5×5となり、パワーがあり持続力勝負に強く、体質的にも強そうな血統背景になります。

個人馬主ということもあり情報はあまり入って来ませんが、「母の産駒のなかでは前向きさは一番」とコメントもあり、期待度は高まります。

ただし距離的には長いほうが良さそうで、そういう観点だと牝馬に出たのはマイナス。
POG的には指名を迷うところではありますが、将来のオークス馬として中位ぐらいで指名したい一頭です。

⑩ポジティブマインドの21(シンクグッド)

最後はサトノダイヤモンド産駒で最もPOG向きだと思っている馬から一頭。

母ポジティブマインドはアルゼンチンの2歳牝馬チャンピオン、そもそもサトノダイヤモンドの母マルペンサがアルゼンチン馬で、とってもアルゼンチンしてきました。
血統的にはHaloの4×5、Lyphardの5×5と綺麗にまとまっており、「晩成傾向にあるのでは?」と言われつつあるサトノダイヤモンド産駒のなかでは、もっともPOG期間内の活躍を意識できそうです。

馬主は藤田晋オーナー、2022-2023シーズンのPOG的にはフェイトを中心に期待通りの活躍をした馬はいませんでした。
ノーザンからしてみれば、これほどの大口お取引先には早いところ当たりを引いていい気分になってほしいはずであり、今年度の所有馬からはクラシックを意識した形で仕上げてくるのではないかと予想(邪推)しています。

POG期間内を意識という点では中内田厩舎に入ったということも良い。

余談だが、ポジティブマインドの21と調べても、怪しい自己啓発サイトばかり出てきます。早めに活躍してもらって検索結果を新聞記事で埋めてほしい。
前向きな気持ちは馬券の当たり、POGの大物引きで手に入れよう。

終わりに

以上で今年の推奨馬10頭の紹介を終えます。

ここまでの推奨馬を観ていただければわかる通り、今年は牝馬で大物が多く、牡馬の大物は少ないというのは私の感じています。

厳密に言うと大物牡馬はいて、例えば
ドバイマジェスティの21(シャハザマーン)
リスグラシューの21(シュヴェルトリリエ)
ラルケットの21(ラケダイモーン)
スタセリタの21(シャイニングソード)
あたりはPOGドラフトにおいて被りなしルールであれば1位競合級の馬でしょう。

しかしこれらの馬は個人的に食指が伸びない理由があったのですが、そこまで記載している余裕がなかったため、あくまで推奨はできないという言葉にとどめておきます。

地雷という出資者や馬主に失礼な表現を用いた箇所もありますが、POG参加者的には下馬評の高さに反して期間内に稼いでくれない馬はやはり地雷なのです、低所得者が騒いでいると思いご容赦いただきたい。

それでは、楽しきPOGライフを過ごしましょう、またね!

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