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佐世保の大学生が箕輪さんの講演を聞いて何を感じたか
最初に簡単にですが、僕の自己紹介を三行でさせてください!
・小学生の時から10年間サッカーチームを応援している大学生
・半年前からnoteを使ってサッカーの面白さを広めたいと記事を作っている
・自分は将来何になりたいかを決めていない
僕はどこにでもいる一般的な大学生ですが、少しだけ回りの人よりもボッチなためにフットワークだけは羽のように軽いことを武器として言いまわっています。
そんな大学生が、佐世保で行われたこの箕輪さんの講演会を聞いて一体何を思ったのかを簡単にまとめさせていただきたいと思います。
ハイボールを飲みながらスマホを片手に講演会をする姿
確かに聞いていました。
「箕輪さんはハイボールを飲みながら講演をするんだよ」という言葉。
しかし、誰が本気にするでしょうか。
本当にハイボールジョッキを持って会場に登場されたときにはたまげました。「これが箕輪厚介か」と。
僕からすると常識を登場からぶち壊されました。
そして「どうして会場にビールとハイボールが売っているのだ」と思わず笑いが出ました。
まさに佐世保にはなかった新しい価値観で生きている人だという第一印象から話は始まりました。僕にとってはこれだけでもかなりの衝撃を受けました。
そんなのあり?な出来事が連発
話の内容に入る前に、僕の想像を十二分にぶち壊してくださったエピソードがありました。
①講演中に会場のお客さんのツイートをリツイート
②「絶対にツイートしないでください」という大暴露大会
③講演中にお子さんに「サメのゲームして静かに待っとき」とスマホを渡す
佐世保に住んでいて、古い価値観で生きている僕からすると全く理解のできない行動でした。
こんなのが講演なのか、講師としての態度なのかと。
年齢層も高いこの講演会でスマホを触り、ハイボールを片手に「そんなことあり?」が連発する状況。
しかし、それを大いに覆す事が。
会場の大爆笑
そうなのです、会場は大盛り上がりだったのです。
むしろ、それらによって彼の話をより聞いている人たちの身に染み込ませているような感覚さえ覚えました。狂っていると思いました。
しかし、正解はそこにあったように思います。
講演会に来る人は何を求めていたのかは、彼の処女作である「死ぬこと以外はかすり傷」の中にあったのかもしれません。
そう、「第一章 予定調和を破壊せよ」。
度肝を抜かれましたが、よくよく考えると、真面目に講演会をしたところでどれだけの人の印象に残るでしょうか。
どれだけの人の心に刺さるでしょうか。
箕輪さんはこうあるべきだという偏見ではなく、実際に相手に響くかどうかというベースで手段を選んでいくという考え方。佐世保に住んでいる僕にとって、非常に大きな衝撃と革命でした。
自分の弱さを語る
この佐世保での講演会は、実行委員会の中心である内海さんからの問いかけに対して答えていくという形で、基本的には「死ぬこと以外はかすり傷」のあらすじ通りに話は進んでいきました。
そこから見える箕輪さんの面白さは、必ず自分のダメだった時の話をするというところだと思います。
「僕は大学時代は飲んだくれだった」
「双葉社に入っても営業を真面目にやってこなかった」
「沖縄のホテルのパラソルを立てる仕事しか就職できなかった」
このような目を背けたくなるような自分のダメだったと言う過去を惜しげもなくさらけ出します。
だからこそ、親近感が沸くのかもしれません。
現在ではこんなに凄い実績を持つ、この人でも目を覆いたくなるようなダメだった過去があるんだと。
しかし、与沢翼という人物と出会ったことをきっかけに・・・という話から今の自分が作られているんだという、いまの箕輪さんが作られた過程を事細かにさらけ出していきます。
ここから得る教訓として、
どんなこともきっかけを掴みに行くことが大事
だということを得ました。
もしかすると見当違いな教訓かもしれません。でも、世の中には様々なチャンスが転がっています。その辺に転がっているものからでもインターネットを使えばビジネスが作り上げられるかもしれないし、自分をありえないほど熱狂させられることに出会えるかもしれません。
この佐世保にもインターネットの普及によって、チャンスはどこにでもあるだけで、それを見つけてない、上手く活かせていないだけなのかもしれません。
それが箕輪さんの
「これからは若い人の時代が来ると思っている。同じ情報の中から得られるものは若い人の方が感覚的な面で多い。」#箕輪厚介 #箕輪厚介講演会in佐世保 pic.twitter.com/YObCYWrtTG
— 箕輪厚介講演会@佐世保3/21 (@minowasasebo) March 21, 2019
この言葉につながってくるのかもしれません。
いま僕は自分が若いということを非常にチャンスだと思っています。この過去を分析するだけでは正解を導き出すことができない世界だからこそ、何かをやりまくって失敗しまくればいいと感じています。
若いからこそ社会からは失敗が許容される節があるのは分かっているので、まずは自分の熱狂できる「サッカー」という部分で人の心に刺さるような、魅力の伝え方ができるように大学生活の中で試行錯誤を繰り返していこうと思います。
それぞれの本の思いを語る
箕輪さんの行動の中に「誰かに言われたからやる」ことは存在しないのではないかと思いました。
あくまで自分がやりたいからやる、自分がそれを見たいから作る、そしてこれだったら目の前にいる一人の心に突き刺すことができるというものしか作らないとさえ思いました。
彼が編集している本を見てもそうです。
表紙の画像、作成時間、タイトル、すべてが彼が「これなら目の前にいる一人を突き刺すことができる」という狙いあっての仕上がりなのは、本の中にも講演会の中でもいくつもお話をいただきました。
「編集をそんなに頑張ってなくても誰かの心に刺さるし、人から評価される。俺は編集が得意だと思うし、俺がやらなきゃいけないなって思う。」#箕輪厚介 #箕輪厚介講演会in佐世保 pic.twitter.com/7r9R8rRVvi
— 箕輪厚介講演会@佐世保3/21 (@minowasasebo) March 21, 2019
そして、これを感性でやり遂げているのはやはりセンスという話になってきますし、誰もが何かのセンスを持っていて、それが箕輪さんの場合は「編集」であり「プロデュース力」なのだと思います。
その感性は理解の領域を超えるレベルの天才たちとの編集作業により磨かれているものであり、自分が「それが好きで得意だ」という原石を磨きに磨き続けた結果に得たものであると感じています。
「今の時代の迷子になってしまう人は自己分析が足りないと思い、そこに共感してくれた前田祐二にはメモの魔力を書いてもらう時に軸にしてもらった」#箕輪厚介 #箕輪厚介講演会in佐世保 pic.twitter.com/SSHVev6uAL
— 箕輪厚介講演会@佐世保3/21 (@minowasasebo) March 21, 2019
そういった感性は、やはり社会に対して自分がすり合わせていかなければいけないものであると思いますし、僕のような一般的な大学生には社会を研究している理解の領域を超えた天才とすり合わせをする機会はそうそうありません。
そこで、まずはこのようにnoteを書いてみる。何かを作って世に出してみる。そして反応を見ながら、より良いものを作っていくという作業をこなす必要があります。
僕は大学生だからこそ、奨学金があり、バイト代で暮らしていてもおかしくはありません。そこで結果を出せないなら、何か安定した収入源を得られるような工夫をして、その作業を続ける必要があると思います。それが就職をして、どこかの企業に入社することであるならばそうすべきでしょう。
箕輪さんは企業に属することは
「会社の信頼、お金、人材を使うことができるリスクなしのゲームができる」
という利点を提示してくれましたが、そこになんの嘘もなく、ただ就活から逃げるという言い訳にしないためにも、様々な選択肢を持てるような力を身につけることが必要なのではないかというのが、ここで学ぶべきことだったのではないかと思います。
懇親会での質問
僕は運営スタッフとして、箕輪さんを目の前に何度も話しかける機会があったはずだったのですが、何か「本当に箕輪さんじゃなければ聞くことができないこと」じゃなければ聞いてはいけない感覚に陥っていました。
僕の中で答えは決まっていました。
僕の活動についてです。
僕は現役を引退したプロサッカー選手のセカンドキャリアを取材させていただく機会があったので、その際に感じた自分の不確かさをどうしても確認したくて勇気を出して、懇親会の時にやっと質問をさせていただきました。
「箕輪さんは取材をするときに心がけていることはなんですか?」
すると、
「テーマがあるはずだからそこからぶれないようにする、そして徹底的に相手のことを調べる」
付け加えて
「具体的にどんなテーマで書いてるかによるけどね」
といただきました。
「サッカー選手のセカンドキャリアについて書かせていただきました!その際に本人に公開する前の記事を見せたとき、どうしても彼の本当に伝えたかった部分を入れることができなかったのです」
「それって結局、見てる人がどう思うかだと思うけどね。それで本人も納得すると思うよ。」
これ以上は何も返すことができませんでした。
この講演会が始まる前にある方から
「箕輪さんは見せるのが上手い」
という話を伺っていましたが、それは最大限まで見る側の気持ちになって、俺だったら絶対これなら納得できるという領域までやり抜いているからこそ出てくる印象だと思います。
それが結果となり、実績となり、勢いとなり、いまの箕輪さんが作られているのではないかと、この地方大学に通う大学生は感じました。
終わりに
まずは佐世保という遠い地までお越しくださった箕輪厚介さん、本当にお忙し中だったとは思いますが本当に素晴らしい機会をありがとうございました。
若い人たちに勇気を届け、バカになれというメッセージを、僕はこの佐世保の地で深く胸に刻み込みました。ここで感じた恩は、直接はお返しすることができないかもしれませんが、日本のスポーツを少しでも盛り上げるという意味で間接的に箕輪さんの手元に利点として残ってくれることを信じてバカになります。
そして、この会を開いてくださった実行委員会の皆様。こんな平凡で何もとりえもないような自分をメンバーに加えてくださってありがとうございました。
この実行委員会の中心である内海梨恵子さんが望んだ「若い人によい経験をして欲しい」という想いによって大きく舵を切った企画でしたが、そこの一員として携わることができて、そしてこの講演を作り手としても聞き手としても佐世保に住んでいる中で最も大きな刺激となりました。
その他たくさんのメンバーの方々のご支援、本当にありがとうございました。