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小学校に上がる前の誕生日月

先日、赤ちゃんを産む前からお世話になっている先生の診察でした。
入院して最初に500g未満の赤ちゃんの予後や危険性などの話を
じっくり聞かせてくれた先生です。
とても穏やかな先生で話をしていても安心できます。

NICUを4か月半で退院してからは、
ずっと“発達外来”と“リハビリ”で発育をみてもらっていました。

その後、4歳の誕生日からホルモン注射を、毎晩うちで投与しています。

そのホルモン注射については内分泌科、というところで診てもらっていて、
また後日詳しく書きますね。

発達外来、リハビリ、途中から内分泌科。
最近では内分泌科のみで、
発達外来では「小学校にあがる前の誕生日月に一度診ましょう」
と言われていて今月8月に久しぶりに診ていただきました。

入るなり、木のブロックのようなものがおいてあって、
子どもは食いつきます。
少し会話した後、
「それで線路作ってみて」
など、さりげない会話の中で、
たぶん言われたことの理解を確認しているのかな、という印象でした。

わが道を行く感じもありますが、
パッ、パッと、彼なりに先生の言葉に反応していたようにみえました。

もう一つ。
成長曲線を初めて%(パーセンタイル法)で見たこと。

赤ちゃんの頃からずっと、
身長体重の成長曲線のグラフをSD(標準偏差)で見ていました。
平均値からのばらつきの大きさ、
つまり分布の幅をSDという数値であらわしているとのこと。

(難しいことは先生にお任せしまして)
平均値の上に2本、下に2本線があります。

生まれた時からずっと一番下の線よりさらに下で、
でも形は同じ曲線を描いていたんです。
成長ホルモンの注射を始めてから順調に、
一番下の曲線を抜きました。

この日も内分泌科でそのグラフを見ながら、
下から二番目にちょうど重なるかちょっと上くらいのところを確認。

そのあとに、発達外来でグラフを見て、あれ?と言ったら、
そのパーセンタイル法だったというわけです。

調べると…
「たくさんの子どもを背の低い順に1列に並べたときに、
 ある子どもの身長が低い方から何パーセントのところに
 位置するかをみたもの」
とのことでした。

一般的にはSDを使うようですが、
パッと見て、「パーセンタイルだとまだまだ小さいんだな」
という視覚的な印象がありました。

内分泌科では、“ここまでいけば”と目指すところが少し低い、
というようなことを先生はおっしゃっていました。
パーセンタイルでもみておこう、ということなのかと思いました。
(あくまで私が先生の話をそう理解したという主観です)

参考までに6歳と10日程で、
身長104.1㎝ 体重14.9㎏ 頭囲48.8㎝
でした。

厚生労働省の調べをみると、
身長104㎝は4歳半の平均になっていました。
体重は3歳半の平均が15㎏なので、細身です。

先生の話によると、最近細身が増えているそうです。

身長は比較的順調に伸びて、体重はこれから。
ま、でも、
今の状態なら小学校に行く前の検診でも大丈夫でしょう、とのことでした。

発達の方は(学習や運動能力といった面で)
勉強するようになってから、またいろいろみてくださるようです。

長くなりましたが、赤ちゃんの頃から手厚く診ていただいていることは
とてもありがたいです。

生まれた時に、同意書を書いたのですが、
お腹の中で育たず、週数からしたらかなり小さく、
出生体重が400g未満の子どもが、
その後、どのように成長していくか、
一つの事例として経過をみています。

元気に育ってくれていてありがたいばかり。

同じ境遇のお子さんでも様々だと思います。
研究のお役に立てるならいくらでも!という気持ちです。

生まれてすぐ、呼吸器をつないで、
NICUの4か月半を診てくださった先生は、
今は他の病院にいらっしゃるので、
成長ぶりを見せて、またお礼を言う機会があればいいなと
ずーーっと思っています。
藤野先生、ありがとうございます。
いつか絶対に、お礼を言いに行きます!!

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