見出し画像

プチトマトをいただいた朝

写真は今朝一人で遊んでいたレゴ。
平和な土曜日の朝です。
時を6年前に戻しましょう。


毎朝のモニターもいつも通り。

はじめ(仮)は夜中は起きて動いて(胎児は夜行性)
モニター中は眠っている。
胎動がないと言われる。
「夜はずっと起きて動いていましたよ」と言っても
「胎動がない」「元気がなくなってきていないか様子をみましょう」
と言われる数日間。

2015年8月5日(水)
夫も先生に呼ばれる。

・・・・・どうなることやら、私的にはいつも通りなんだけど。


2015年8月6日(木)
やはり朝のモニターもあまりよくないとのこと。

そして先生がやってきて…生むことに!!

なんで?どうして?
1日でも長くお腹にいた方がいいって言ってたよね。

え~?と思いながら受け入れて、受け入れたふりをして
…カーテンの中で泣きました。

号泣。

ごめんね、お腹の中で守ってあげられなくて。
今、まだ27週だよ。400gがやっとだよ。
入院したばかりの頃は“目指せ!2000g”
どうやら難しそうだと思って“目指せ!1000g”と思っていたのに。

看護師さんの対応は素晴らしく、
私が泣くのも見守りつつ、
すばやく個室に移りたいか確認して、
個室を確保してくれました。
(個室は争奪戦でした)

「朝食の後何か食べましたか?」

「大丈夫です。
 …あ、そういえばさっきいただいたプチトマトを食べました」

「え???」
看護師さんが慌てて、「プチトマトを食べました!!」の伝言を各所に。

なんか大ごとになってる(゚Д゚;)

「何個食べましたか?」

「2個くらいです。
 ・・・あ、3個かな、4個かな」
(本当はもっと食べたんですが、騒ぎになっていて言い出しづらかった笑)


帝王切開なので、麻酔での手術。
食べてない方がよいのですが、
生むってさっき知ったし…知らんがな^^;

次から次へと生む準備をして、緊張も高まる。

麻酔の先生の点滴…

緊張と
安心感と(各科の先生方と看護師さんの連携プレイが素晴らしい)
ワクワクと。

いよいよ!会える!!!


今日は生むところまで綴ろうと思ったけれど、
すみません、ここまでにします。


さて、プチトマトの話。

私が2個とか3個とか言っている横にいた夫が
あとで、
「なんでそこサバ読むんだろうと思ったよ」
と笑っていました。

入院の際、何から何までかなり頼もしかった夫のことが思い出されます。

その後は「入院の時はよかった」と思ったこともしばしばありましたが、
今となっては、一周回って?また感謝。
よくよく支えてくれました。

家族の頼れるリーダーです。

いいなと思ったら応援しよう!