柔らかさを表現するMotionリファレンス(SoftBody編)
AR表現をする上でMotionの気持ち良さを追求していくことは欠かせない要素の一つです。
私はMotionのプロトタイプを素早く作成できるようにするために、Cinema4Dのリファレンスを見ながら様々な表現の練習をしています。
今回はその中でも、「やわらかさ」についての表現ができる「SoftBody」のリファレンスとそのリファレンスを元に練習で制作した作品についてご紹介したいと思います。
※私自身がCinema4Dの初心者なので、初心者でも学べるようなリファレンスを集めています。
1.SoftBody Simulation
こちらのリファレンスはSoftBodyの基本的な使い方を学ぶことができるリファレンスです。リファレンスを見てまず同じものを作り、その後に、少し表現を変更してみました。
制作物1
「りんご」
りんごは、誰もが知っていてその「硬さ」を共通にイメージすることができます。さらに、ニュートンがりんごを見て「重力」を思いついたその由来もあり、落ちた時の違和感を表現する上で最も基本的で面白いのではないかと考え、柔らかくすることで少し違和感のある映像を作りました。
ちなみに、Softbodyは柔らかいものを作成するのに用いますが、Rigidbodyを利用するとこのように硬いものを表現することができます。
ぴょんぴょんとんでて、楽しくなってきました!
同じモチーフで様々に柔らかさを変えてみるのも面白いです。
こちらはりんごに加えて、床もやわらかくしたものです。
床はソファーくらいの硬さをイメージしてつくりました。
2.Creating Soft Body Dynamics
eyedesynさんのチャネルで登録されているリファレンスは非常に丁寧にCinema4Dの使い方を説明してくださっています。
真似をして作ると自然とクオリティが高いものができるので制作するのが楽しくて、いつも参考にさせていただいたいます。
ちなみに、流体の表現をするためには普通は「RealFlow」や「X-Particles」というプラグインが必要です。有料なのでCinema4Dの標準の機能であるSoftBodyを利用してやわらかさや流体のような表現ができることに魅力を感じました。
まずこちらは、リファレンスそのまま真似をして使い方を学びました。
工夫点としては、背景色とカメラワークを3種類切り替えています。カメラの変え方はStageの機能を利用すると作ることができます↓
次にパラメータを少し変更してチョコレートフォンデュのような表現をしまた。
こちらは昔髑髏で陶器を作った時にチョコレートフォンデュみたいだと思ったことがあり、合成したようなイメージをしながら制作しています。
見た目は違いますが、同じ作り方で作成することができます。
気持ちわるいですね...笑
さらに、白い液体を文字に変更して、フォントが落ちているかのような表現もしました。
Cheers!!!
このように一つのリファレンスから様々な表現を生み出すことができるので、一つ学んだらそれを水平展開していくような学び方をするのがおすすめです。
3.Bubbles
さらに、こちらのリファレンスで紹介されているSoftBodyの使い方は液体のような表現ができて素敵だと思ったので参考にしました。
まず同じものを作り、これをビールの缶の中に埋め込みます。
ビールの口から電気がでてきました。
早くコロナがあけて、街が賑わうと良いなと思いました。
というわけで、今回はSoftBodyに関して3つのリファレンスを学んで、いくつかの練習作品を作ってみました!!
3つのリファレンスを学んだだけで色々な表現が作れるようになるので楽しかったです。皆様もよかったら是非参考にしてみてください。
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