愛玩動物看護師国家試験対策 問題76 解答と解説

正解4


甲状腺ホルモンの働き
喉の近くにある甲状腺は、生体に必要なホルモンを作っている。
甲状腺ホルモンは、2種類あり、一つはT4(サイロキシン)、もう一つはT3(トリヨードサイロニン)である。

甲状腺ホルモンの働き
・細胞の新陳代謝を活発にする
・交感神経を刺激する
・成長や発達を促す

甲状腺機能亢進症とは
甲状腺が働きすぎて、必要以上に甲状腺ホルモンを作っている状態


症状
・心拍数の増加と血圧上昇
・不整脈による動悸
・大量発汗と体のほてり
・手の振戦(ふるえ)
・神経過敏と不安
・睡眠障害(不眠症)
・食欲が亢進するにもかかわらず体重が減少する
・疲労や脱力を感じるにもかかわらず活動レベルが高まる

甲状腺機能低下症とは
ホルモンの分泌が減少するもの。


症状
・元気が無くなり、動きが鈍くなる
・嗜眠(しみん:睡眠を続け、強い刺激を与えなければ目覚めて反応しない状態)
・ 顔つきがぼんやりしている
・ 暖かい季節でも寒がる、低体温
・ 肥満(基礎代謝が低下するるので、食べる量が少ないのに太る)
・ 脱毛(体幹部や尾の脱毛が多い)
・ 皮膚の色素沈着(皮膚の色素が黒く変化する)
・血液中の総コレステロール値の上昇する

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