2023度愛玩動物看護師国家試験 必須問題8
問 8 遺伝の様式で、その形質が次世代に必ず発現するのはどれか。
1 顕性(優性)遺伝
2 潜性(劣性)遺伝
3 限性遺伝
4 伴性遺伝
5 致死遺伝
問8 正解1
1 顕性(優性)遺伝:ある特定の形質の異なる遺伝情報を有する遺伝子を対立遺伝子という。この場合、ある一方の形質を覆い隠してしまうものを顕性遺伝子といい、現れた表現型を顕性遺伝という。遺伝子がヘテロの場合でも現れる表現型が顕性形質となる。
2 潜性(劣性)遺伝:遺伝子がホモの場合でしか現れない遺伝形質。
3 限性遺伝:生物のある形質が、雌雄いずれか一方の性にのみ現れる遺伝。
4 伴性遺伝:性染色体上にある遺伝子による遺伝。
5 致死遺伝:死因子ともいう。これを受継ぐと,動物は胎内で死ぬか (致死) ,または幼児のうちに死ぬ (亜致死) 遺伝子。
6 その他
・超優性遺伝 :二倍体生物におけるヘテロ(異型)個体が、対応するいずれのホモ(同型)個体よりも高い適応度を示す
・不完全優性遺伝:遺伝学上雑種形成で、優性形質が劣性形質に対して十分優性を示さない性質
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?