【青森】還暦の両親と奥入瀬・十和田湖観光
引き続き、有休消化中の私は、還暦を超えて仕事が落ち着いた両親と2泊3日で旅行に行くことに。
親からのリクエストを聞くと、「自然がいっぱいあるところ…奥入瀬とか?」と即旅行先決定。
ちょうど夫が友人と訪問していたので、おすすめの宿を教えてもらいながら旅程を組みました。
20代の友人と行くと、インスタで探したスポットを詰め込んでスケジュールがパンパンになりがち。
今回は還暦過ぎた両親と一緒なので、スケジュールを詰め込みすぎず、宿でゆったりすることと、奥入瀬、十和田湖周辺の散歩をメインに、あまり足を伸ばしすぎない旅程としました。
(というより、調べる時間がなくて割と行き当たりばったりでした…)
1日目
13:00 青森空港着
愛知県在住のため、名古屋空港(小牧)からFDAに乗って青森空港へ。母曰く「ベトナム行った時の飛行機より席が広い」とのこと。
13:30 青森魚菜センターでのっけ丼を食す
空港でレンタカーを借り、FDAの機内誌に掲載されていた青森市内の青森魚菜センターでのっけ丼を食べました。
街中にある思ったよりコンパクトな市場に入ると、左側にチケットカウンターがあります。チケット12枚綴り(2,000円)を1人一つずつ購入し、いざ市場へ。ご飯で1枚、あとは各々好きな具材を探して丼にのっけてもらいます。
金曜の昼過ぎに訪問して空いていたからか、大きいネタをくれたり、本来チケット2枚のところを1枚に値引きしてくれたり、市場の皆さんの優しさを感じました。強い客引きなどもなくゆったり選ぶことができました。
14:15 三内丸山遺跡
親が歴史好きなので、三内丸山遺跡へ。広大な土地に復元された遺跡が並んでいます。昔の人の家と生活に思いを馳せながら散歩。住まいに雨の日はちょっと歩くのがしんどそう。雨天は室内の展示をみるのがよさそうです。
15:45 青森県立美術館
どうしてもあおもり犬が見たくて、三内丸山遺跡から近くの青森県立美術館へ。奈良美智さん作のようです。館内にも奈良美智さん作品が多数展示されていました。
16:30 ねぶたの家 ワ・ラッセ
5月に訪問したのですが、ねぶたの感覚を味わってみたいということでこちらへ。
館内には、実際に直近のねぶた祭りで使用された作品が展示されています。
何時間おきにステージでスタッフの方が太鼓を叩いてねぶたの掛け声をしてくれます。一緒に少しだけ跳人の踊りをしました。
18:00 割烹旅館さつきにチェックイン
夫に紹介してもらった割烹旅館さつきにチェックイン。全8室のコンパクトな旅館です。名前の通り美味しいお食事と、宿に訪れる猫が名物。ペットと泊まれるお部屋もあるそうです。また、こぢんまりとした浴場もあります。
2日目
この日のメインは奥入瀬渓流散策。青森市から十和田市へ向かいます。
10:00 十和田市現代美術館
最初に配布されるパンフレットを読んで作品の意図を考えながら、1時間ほどゆっくり見ました。親にとっても見応えがあったようです。私も写真映えする作品が見られて良かったです。
11:30 奥入瀬渓流へ(嬉しい誤算)
奥入瀬渓流ですが、遊歩道があることは知っていましたが、予習を全くしていなかったので、車をどこに停めるのか、見所がどこなのか全く知らない私たち。とりあえず、バスで途中までいって、そこから遊歩道を歩くのが良さそうということしかわかりませんでした。
今日泊まるホテルが星野リゾート奥入瀬渓流だったので、とりあえず荷物を預けがてら、周遊ルートを聞いてみることに。
すると、ホテル宿泊者限定の無料周遊シャトルバスが出ているとのこと!
30分後に出発ということだったので、館内ロビーやお土産物屋を見ながら待って、シャトルバスを利用することにしました。
わかりやすいマップもいただけました。非常に役に立ちました。
もし、奥入瀬をじっくり堪能したいという方には非常におすすめのホテルです。
12:30 奥入瀬渓流散策
朝ごはんをたくさん食べたので、昼を食べずに散策開始。
最初に記載しておくべきなのは、当たり前ですがとにかく虫が多い!1分に一回は、顔の周りに飛んでくる小さい虫を払い除けてました。なぜか父には寄り付きませんでしたが。
散策では下に添付したホテルのMAPが非常に役に立ちました(星野リゾートさんのHPから拝借しました)
奥入瀬渓流の見どころは、飛沫が上がっている「流れ」や「滝」など、名付けられたスポットが複数あります。メインは①阿修羅の流れ、②銚子大滝 かと思います。
ルート① 三乱の流れ〜雲井の滝
我々はまず、ホテルの無料シャトルバスが運行しているバスの終点、「雲井の滝」まで行って、上流から下流へ戻っていくルートを取りましたが、逆ルート(三乱の流れ→石ヶ戸→阿修羅の流れ→雲井の滝)が良いと思います。
飛沫が上がっている写真を撮るには、上流側へ振り返って撮る必要があり、あまり身動きがスムーズではないのです。
60代の両親と歩いて、雲井の滝から三乱の流れまで、1時間半ほど。アップダウンが少なく、ゼーハーしている人はいません。ストックを持って歩く80代くらいの方ともすれ違いました。
もし時間がないor体力に自信がなく歩けなさそうなら、阿修羅の流れ〜雲井の滝だけでも良いかも。JRのバスを利用する際は、阿修羅の流れには停留所がないので注意です。
ルート② 雲井の流れ〜銚子大滝
まだまだ体力と時間に余裕があった私たちは、十和田湖寄りのエリアの滝も見ることに。
ホテルの無料バスは雲井の滝までしか行かないので、石ヶ戸まで戻ってJRバスに乗り、「雲井の流れ」で降りて上流へ。
バスの時間が1時間に一本ほどだったので、目的地「銚子大滝」を1時間10分後に出発するバスに乗ることを目指して、少し早めに歩きました。結果、「雲井の流れ」〜「銚子大滝」まで1時間ほどで歩けました。
銚子大滝は飛沫が霧状になって肌に当たるくらい水量が多く、距離が近いです。
帰りはJRバスに乗ってホテルまで。青森駅まで行くバスで、かなりぎゅうぎゅうでした。
16:00 星野リゾート奥入瀬渓流チェックイン
少しへとへと状態でホテルにチェックイン。
夕食はビュッフェで、チェックイン時に来店時間を指定します。この時間で17:00か19:00しか枠が空いてないと言われました。お昼を食べていない私たちは17:00のオープンと同時入場しました。
母はイカスミのリゾット、私はりんごのクリームシチューがお気に入り。
星野リゾートは他にも見どころがあったので、また別途レポ書きたいと思います!
3日目
8:30 ホテルをチェックアウトし、十和田湖へ
朝食(イクラが美味しかった)を食べ、館内を周遊したあと、十和田湖方面へ。
昨日歩いた道を横目に、車で45分ほどかけて十和田湖に到着しました。
9:30 十和田神社
母が神社好きなので、十和田神社へ。スピリチュアル系ユーチューバー(とは?)から予習した母曰く、「神社に近い湖に占い場がある」とのこと。調べたところ、昔は神社内から山を上り下りしたところに、紙を浮かべて運勢を占う占い場があったようですが、今は山道の劣化のためボートツアーでしかいけないとのこと。
10:00 十和田湖遊覧船
八甲田山ロープウェーに行くか迷った挙句、帰りの飛行機まであまり時間がなかったので近場の遊覧船に。
湖をゆっくり船で周遊しながら、十和田湖にまつわるアナウンスを聞きます。船内が不思議な匂いがして酔いそうだったので、2階のデッキにいました。強風注意。
11:10 帰路につくが、十和田湖沿いの道が通行止め!
遊覧船の旅を終え、少し早めに帰路に着くことに。
日曜日だったので少し早めの14:30頃発の飛行機を予約していました。
このとき、十和田湖子安港から青森空港まで、Googleマップでは1時間45分、ナビでは2時間30分と表示されていました。ナビ通りならギリギリ。
とりあえずナビを信じ、急いで十和田湖沿いを北上して一般道で空港へ向かっていました。
が、30分ほど十和田湖沿いに走ったところで、なんと途中で災害のため通行止め!!
他に脇道もなく、結局30分の道を引き返すしかなくなってしまいました。
30分の道を引き返す+大回りだけど確実に混んでなさそうな高速東北道(秋田方面から回って行くルート)を急ぎ目で走り、なんとか青森空港に13:30に到着しました。(ナビの到着予想は当初14:30でした)
14:00までにチェックインすれば良いとのことだったので、お土産を買う時間もあり、なんとか一安心でした。
総括:自然を旅するときは天候に注意
今回は十和田湖周辺で災害による通行止めのため、最後の帰路がバタバタしてしまいました。旅行当日は晴れていたので、道路情報を全く見ていませんで下…反省。母は飛行機に間に合わず新幹線で帰る可能性も頭によぎったそうです。
後で知ったのですが、この日、八甲田山も天候不良のため昼から運転休止になっていたそうです。
普段あまり天候を気にして旅行しないのですが、山が多い道の道路情報は確認が必要でした。
特に、十和田湖周辺は電波がつながらないエリアも多いので、ホテル出発前に事前に調べていけばよかったです。
また、車のナビは実際の到着時間より遅く表示されることが多いようなので、焦りすぎなくて大丈夫でした。
そんな反省もありましたが、両親に満足してもらえてとても良い旅になりました!