混沌ヴァレットKozmoのススメ
はじめに
はじめまして、きょんしーと申します。皆様、遊戯王ライフ、楽しんでいらっしゃいますでしょうか。私はKozmoに魅了されてから早4年、Kozmoをなんとかして有効活用できないか、常に考えております。失敗作も正直な話沢山作ってまいりました。その中で、過去最高レベルに、クオリティの高いと自負している「混沌ヴァレットKozmo」デッキを今回はご紹介できたら、と思います。
混沌ヴァレットKozmoのデッキレシピ
デッキレシピの全貌はこちらになります。割と無難なレシピかなぁ、とは思っていたりしますね。デッキレシピを見せただけでは、どのようなシナジーがあるのか、などは分かりづらいと思いますから、次からはコンセプトや各カードの解説についてしていこうと思います。
コンセプト
「ヴァレルロード・R・ドラゴン」を使用して手札の機械Kozmoを破壊して展開を伸ばし、普通のKozmoではありえないリンク数を出す。
各カードの解説
メインデッキ
Kozmo
Kozmoモンスター共通効果
サイキック族のKozmoは自身をコストでフィールドから除外する事によって、自身のレベルより上のKozmoモンスターを手札から特殊召喚する能力、機械族のKozmoには戦闘・効果で破壊された場合に自身のレベル未満のKozmoモンスターをデッキから特殊召喚する能力を持つ。これがつよいんですねー。
新規はよ
Kozmo−フェルブラン
Kozmoの核になるサーチ効果を持った偉いヤツ。こいつがいるだけでKozmoムーブができます。ただ、今回のデッキでは、事故防止で入っている役割と、光属性を増やす意味が多め。ただこいつ1枚あれば動けるので3枚採用。
Kozmo−フォルミート
Kozmoを横展開できる貴重なヤツ。機械Kozmoを除外から帰還させるとエンドフェイズに自壊して、デッキからフェルブランや後述するダークエルファイバーを持って来れます。初手に来ると少し困るので1枚の採用。
Kozmo−ドロッセル
ワンキルのお供、戦闘ダメージが通ったらKozmoカードなんでもサーチできる正直な話下級で一番のパワーカード。攻撃力1500なのが唯一心残りなところ。先行展開時には不要なので1枚の採用。
Kozmo−シーミウズ
今回の過労死枠。1000LPを払うことによって墓地からサイキック族Kozmoを蘇生できる。同名を蘇生できないという縛りはないため、シーミウズでシーミウズを釣り上げることによって、有限ではあるが、リンク素材ループすることができる。今回はそのギミックを使用するために2枚採用。
Kozmo−ダークエルファイバー
Kozmoのテーマ内で最強格の無効効果を誇る上級サイキック族Kozmo。1000LPを払うことでモンスター効果の発動を無効にして破壊する。フォルミートで除外から特殊召喚したダークシミターのエンド時能力でデッキから特殊召喚したり、フェルブランから持ってくる1枚。基本展開には絡まないので1枚の採用。
Kozmo−デルタシャトル
今回の展開の必須枠。「コストで」デッキからKozmoモンスターを墓地へ送り、フィールドのモンスターを対象にとって、落としたモンスターのレベル×100下げる。これでシーミウズを墓地へ送り、何らかの方法でデルタシャトルを破壊すると、デッキからシーミウズをリクルートできるので、それだけでループが始まる。
Kozmo−フォアランナー
手札から割る要因+光属性増やし。2800打点と対象耐性、お互いのスタンバイに1000LP回復する。(おまけ的能力)意外と役に立つ。
Kozmo−ダークシミター
最強のKozmo。3000打点と対象耐性、召喚・特殊召喚時にモンスター1体を破壊する能力を持つ。今回は手札から効果で破壊してリクルート能力を使うのが主なので、手札に持っておきたい1枚。召喚・特殊召喚成功時のモンスター破壊は、自身も対象に取れるのがポイント。自壊すれば、そのままデッキの好きなレベル7以下のKozmoモンスターを引っ張ってこれる。
Kozmo−エメラルドポリス
フィールド魔法、除外からKozmoモンスターを手札に戻し、戻したモンスターのレベル×100のLPを失う効果と、手札のKozmoモンスターをデッキに戻して、その分だけドローする能力、フィールドから破壊されると、デッキからKozmoカードをサーチする能力を持つ。とりあえず1枚あるとデッキが回りやすくなるいわゆる潤滑油。このデッキならば破壊時効果も積極的に狙えるのが良い。初手にほしいので3枚採用。
ヴァレット・ヴァレル
ヴァレット・トレーサー
ヴァレットの軸かつ割と過労死枠。フィールドの表側表示のカードを割ってデッキからヴァレットをリクルートできる。このデッキではこの破壊する能力をフルに使用するために3枚採用。
ヴァレット・キャリバー
新規で来たヴァレット。リンク先に特殊召喚できる能力と、リリースすると手札から、闇属性のドラゴン族・機械族を特殊召喚できる。この効果でKozmoの上級機械族を特殊召喚できるのでシナジー有り。トレーサーからリクルートできるので、2枚採用。
ヴァレット・リチャージャー
非チューナーのレベル4ヴァレット。トレーサーで呼んでくるだけでレベル8シンクロにつなげることができる。また、手札・フィールドにある場合にEXデッキから特殊召喚された闇属性モンスターが戦闘・効果で破壊された場合にこのカードを墓地へ送ると、破壊されたモンスターとは名称が異なる闇属性モンスターを墓地から蘇生できる。闇属性ならなんでもいいところが良い。リクルート手段もあれば初手に欲しいカードではないので1枚採用。
デュアルウィール・ドラゴン
ヴァレット名称ではないものの、ヴァレット関連のカード。リリースすると墓地からヴァレットを2体蘇生できるが、こちらの効果は殆ど使わない。どちらかといえば、墓地から除外することによって、「ラピッド・トリガー」を墓地・デッキから手札に加える能力を主に使う。後述の「竜の渓谷」等で落とす候補の1枚。
アブソルーター・ドラゴン
ヴァレット名称ではない(ry。ヴァレットがいるときに特殊召喚できる能力と、墓地へ送られたときにヴァレットモンスターを手札に加える能力。後者の能力をよく使う。後述の「竜の渓谷」や、「混沌領域」のコストで墓地に送りたいカード。
ヴァレルロード・R・ドラゴン
このデッキを組むきっかけになったカード。手札・フィールドから、カードを破壊することによって、墓地のヴァレル・ヴァレットモンスターを手札に加える能力。この効果で、手札の機械族Kozmoを割りながら、展開を伸ばすことができる。自身も回収対象にできることがとても噛み合いがよく、回収後にコストでまた墓地へ送れば、次のターンにまた効果を使うことができる。まじで最強。
クイック・リボルブ
デッキからヴァレットを特殊召喚できる、ただただ書いてあることは緊急テレポート以上の性能を持つ、初動カード。入れない理由が見当たらないので、3枚採用。余談だが、緊急テレポートが入っていない理由は、今回のサイキック族Kozmoが1枚で展開に絡まないためである。
リボルブート・セクター
ヴァレット名称(ry。しかし、ストライカーから持ってこれて、展開に使える貴重なカード。初手に素引きしてしまうと表情が少しこわばってしまう1枚。なので1枚採用。
カオスギミック
混沌領域
効果は言わずもがな強く、1枚で何枚分にでもなる。レアコレ再録ありがとう。基本的にはコラプ・ワイバーセットを持って来て、リンク2のドラグニティナイト・ロムルスにつなげる。手札にヴァレットがあれば、途中でカオス・ルーラーを経由しても良い。本当に何に使っても強い。Kozmoが光・闇属性しかないところもプラスポイント。当然3枚採用。
混沌の創世神
「混沌領域」から持ってこれる最強モンスター、除外先からモンスターを特殊召喚できるので、墓地に落ちている好きな闇・光属性モンスターを除外して特殊召喚できる点も大きい。カオスルーラーとかを戻せば再利用できるし、ダークシミターを蘇生すれば効果で自身を破壊してKozmo展開にも繋げられる。
輝白竜ワイバースター・暗黒竜コラプサーペント
説明不要。「混沌領域」から持ってきてリンク2を作れるモンスター。今回はロムルスを持ってくるために主に使用する。なんか勝手に手札が増えるので少しいけないことをしている感覚になる。闇属性が圧倒的に多いので、ワイバーの方を2枚採用。
その他のカード
おろかな埋葬/テラ・フォーミング
いわずとしれた制限カード。竜の渓谷を引っ張って来れたり、代わりになったり、なにかと便利なカード。今回のデッキの初動になりうる1枚。このデッキはカード間のシナジーで動くデッキなので、こういったカードは積極的に採用したい。
ハーピィの羽根帚
パワーカード。がん伏せの相手に対して打つと相手が泣きながらサレンダーするぞ!!!
竜の渓谷
実質サーチできるおろかな埋葬。このデッキだと、ヴァレルロードRドラゴンか、アブソルータードラゴン、デュアルウィールドラゴンを主に落とす目的で使う。コストも、使い終わったコラプかワイバーを捨てれば無駄が有りませんね。強い。基本的にロムルスからサーチするので、1枚。
墓穴の指名者
Gが怖いんです。
EXデッキは汎用的なものが多いので、割愛して一部を紹介します(笑)
EXデッキ
ヴァレルコード・ドラゴン
Playmakerとリボルバーの激エモカード。ただ今回はリンク素材としての中間地点の役割が大きい。墓地効果は、実は相手のモンスターも除外できる。使われてびっくりする効果。
トポロジック・ゼロヴォロス
ヴァレルコード・ドラゴンで出すリンクモンスター候補。フィールド全除外は強い。ただし除外から帰ってくるときに置き方を間違えると自分がリンク召喚できなくなるのと、ヴァレルコード・ドラゴンで出したゼロヴォロスは、除外から帰還できないので注意しましょう。
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
超融合も入ってないのになんで入ってるんだお前!!ラピッド・トリガーで出すための融合モンスター。こいつをEXに入れておくと、バトルフェイズに、ダークシミターを破壊しながら融合体を出せたりする。融合条件がゆるいって素晴らしいね。
破械雙王神ライゴウ
Kozmoととても相性がいいリンクモンスター。とにかく破壊をしまくる。相手を破壊したときに追い打ちで破壊したり、モンスターが戦闘で破壊されたら破壊したり、となにかとKozmoとシナジーがある。I:Pマスカレーナで出すと破壊耐性を与えられるので面白い。
回し方
次に、回し方を解説しようと思うのですが、なかなか言語化するのが難しいので、まずは下の図を見てください。
色々ごちゃごちゃ書いてあるように見えますが、なんとかしてシーミウズを盤面と墓地に揃えて、そこから蘇生ループによる連続リンクをするためのデッキです。こういうことを言うと、「こんなのはKozmoじゃない!」というKozmo過激派の方がいらっしゃいますが、私はKozmoが活躍しているならなんでもOK派ですので、ご了承頂ますよう。
動画があるらしい
ソロモードでの一人回しにはなりますが、基本となる初動での一人回しになります。これを参考にしていただけると幸いです。上の動画でも分かる通り、基本の初動となりうるのは、ヴァレルロード・R・ドラゴンを落とせるカード+最上級機械Kozmo+ヴァレット・トレーサー(フィールドのモンスターを破壊できるカード)になります。しかし、他にも手札の組み合わせでできる展開方法もあると思います。(私も把握しきれていないです)ぜひご自身で一人回しをして感覚を掴んでみてください(笑)
最後に
今回、初めてのnote執筆をしてみたのですが、自分が普段思っていることを可視化するのはとても面白かったですし、楽しかったです。この他にも色々とデッキを作っていたので、他のデッキも余力があればnoteにまとめてみたいと思います。それでは、よき遊戯王ライフを。