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🎄隠れキリスト教大国✝️インドのキリスト教史蹟⛪️後篇

はじめに

こんばんナマステ🤍Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

クリスマス企画も今日で終わりにするね❗️

キリスト教圏では1/6の顕現日までクリスマスムードだけど、日本的には今日どころか昨夜で終わり感すらあるもんね。

だからこちらもダラダラとはやれないのよ。

これまでの記事はこんな感じ。

トマス

トマスの音声版(約44分)

キリスト教史跡前篇

中篇

音声版(約55分)

そんじゃあ今日はトップ3の発表だぁ✨

第3位 ウエストベンガル州コルカタ

St. Paul Cathedral
Mother Housew

旧称カルカッタ。州南東部に位置する州都かつインド第3の都市。

東インド会社の拠点として都市が建設され、英領インド帝国前半の首都。

他の大都市と比較してITを中心にした近年の経済発展に立ち遅れているけど、その分古いインドの街並みを残す「インドの昭和レトロ」。

ベンガル地方は東部がムスリムの多い東パキスタン(現バングラデシュ🇧🇩) として分離された後も依然としてムスリムの比率が高く、逆にクリスチャンは1%を割るけれども、英国支配が長いため教会も多く特に聖ポール大聖堂は美しくかつ壮大で一際目を引きライトアップも素晴らしい。

さらにコルカタにおいてキリスト教関係の最も目を離せないトピックといえばマザー=テレサ。

彼女が安置されるマザーハウスを単に見学するのも価値はあるが、時間があれば是非ヴォランティアをして彼女が身を以て訴えた貧困問題とそれに対する実践を体感したい。

キリスト教のあり方自体を教えや祈りから救いの実践に変容させたのもマザー=テレサの功績である。

北マケドニア🇲🇰出身者ながら国父マハトマ=ガンディー、初代首相ネルーに次ぎ3人目に国葬され、インド人からも讃えられている。

国内外から航空便多数だが、日本からの直行便は現状存在しないためデリーや東南アジア各地で乗り継ぎとなる。

2位 ケーララ州トリチュール

Our Lady of Dolours Syro-Malabar Catholic Basilica
St. Thomas Syro-Malabar Catholic Church

州北部の主要都市コーチンから北75kmの内陸都市で、ケーララで最も古くから存在すると言われる古都。

ヒンドゥー教の学問の中心地であった一方で、ユダヤ教、キリスト教、イスラームがインドで初めて伝来した土地と言われる。

トリチュール市街には3つの大きなカソリック教会があり、特に悲しみの聖母教会はインド最大、アジアでも3番目に大きな教会と言われている。

トリチュール最大の見どころは郊外のパラユール地区にある聖トマス教会で、西暦52年に建てられたと言われるインド最古の教会。丘の上にあり、教会に辿り着く行程が名刹を感じさせてくれる。

これらの教会はシリア=マラバール典礼カソリック教会に属し、使徒トマスを始祖とする。

ケーララにはトマスが伝えたとされる古くからのキリスト教徒がおり、人口だけならインドで最もキリスト教徒が多い。

特にここトリチュールに伝わる舞踊がマルガムカリで、トマスを迎える儀式となっている。

トリチュールへ行くにはコーチン国際空港の利用が一般的だけれど、タミルナードゥ州の主要都市コインバトールも北西120kmと比較的近く、カルナータカ州ベンガルールからニルギリ山岳鉄道を経てコーチンに抜ける旅程でトリチュールに寄るのもいい。

第1位 タミルナードゥ州チェンナイ

Santhome Church
St. Thomas Mount

タミルナードゥ州北東部にある州都で、東インド会社の築いた港町マドラスの時代から南インドの中心都市かつインド第4の都市。天然の良港として1世紀から栄えていたと言われ、歴代王朝や欧州諸国による争奪戦が繰り広げられた。

歴史的にはやはり英国の建てた教会が多く、聖メアリー教会、聖ジョージ教会、聖テレサ教会など見どころ充分。

しかし、チェンナイ、そしてインドにおける最大のキリスト教史蹟はサントメ大聖堂他ならない。イエス=キリストの十二使徒の一人であるトマスがインドに辿り着き、ここに眠ると言われ、インドにおけるキリスト教史はトマスから始まっている。

十二使徒が眠る教会は世界に3つしかなく、残るふたつのうちペテロの眠るバティカンのサン=ピエトロ大聖堂、

ゼべダイの子ヤコブの眠るスペインのサンティアゴ=デ=コンポステーラは、

イェルサレムと並ぶキリスト教の三大聖地のうち2つのなっている。

それならサントメは第四の聖地と呼んでもいいかもしれない。つーかヨーロッパだけでキリスト教語るなって。

サントメ大聖堂は実際にガチで聖地らしく、2004年のスマトラ沖地震でチェンナイは大津波に襲われたけれど、サントメ大聖堂に津波はやってこず改めて奇蹟を痛感することになった。

また、トマスが実際に説教を行なったといわれるSセントトーマスマウントも見どころ。

16世紀にやってきたポルトガルは伝説を尊重してこの地をサントメと呼んだのにエゲレス人がマドラスと呼び替えてしまった😱

チェンナイはインドを代表する都市だけに国内外から航空便多数、2019年には成田からの直行便も就航したが現在は運休中。3月末に復活を予定している。またインドにおける鉄道の基地でもあり、各地から列車が乗り入れる。

ランキングまとめ

ということでランキングはこーなったよ✝️

第1位 タミルナードゥ州チェンナイ🥇
第2位 ケーララ州トリチュール🥈
第3位 ウエストベンガル州コルカタ🥉
第4位 ゴア州オールドゴア
第5位 ナガランド州コヒマ
第6位 ケーララ州コーチン
第7位 カルナータカ州ハッサン
第8位 タミルナードゥ州ヴェラカンニ
第9位 ポンディシェリー連邦直轄領
第10位 ウッタルプラーデシュ州イラーハバード

どこか行ってみたいところはあったかな⁉️

んで、最後にこんなのを。

番外編 ウッタル=プラーデシュ州ヴァラナシ

え⁉️

って思うだろうね。

言わずと知れたガンジス川を臨むヒンドゥー聖地だけど、遠藤周作の小説『深い河』を読むとその見方は大きく変わる。

「日本人のクリスチャン」として生きる葛藤がガンジス川を舞台に刻々と描かれる様に目を通してからヴァラナシへ向かうと違ったものが見えてくるはず。

実際にヴァラナシで滞在しながら描いたらしいから、リアルよ。その時代と基本が変わってないのもヴァラナシの凄さだけどね。

国際空港があり、日本からはデリーなどのみならずバンコク経由で入ることができるし、デリーからは超特急ヴァンデバラトエクスプレスが8時間で結び、1泊2日でも鉄道移動ができるようになった。

おわりに

インドにはまだまだたくさん、日本にはないような立派な教会がたくさんあるから、是非色々見てみてほしい。

日本にもクリスチャンのインド人っていないわけじゃなくて、例えばこの店がそうね。ビーフ出てくるよ。

先一昨日からの趣旨として、キリスト教はヨーロッパだけのものじゃないし、インドもまたその一翼をになってること担ってることを知ってもらえればと思う。

その上でトマスという人を知ってもらえたらなと。

それじゃあバイバイナマステ🤍暑寒煮切でしたっ✨

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